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SJ創作話

【神様のいたずら 1】


「ヒチョル兄さん!!!!いつまで寝てるんですか? もう昼ですよ!!!!

今日は一緒に舞台見に行く約束でしょ」

リョウクが、眠そうにモゾモゾする布団の塊から掛け布団をはがす・・・

ヒチョルが寝ぼけた顔してリョウクに言った

「悪いなぁ~なんか~寝付けなくてさ・・・変な夢見たし・・・・

今すぐ支度すっから・・・」


ヒチョルはのろのろと起き出して着替えをする・・・

テーブルにはすでに食事の支度が整っていた


「なんだよ~まだジョンスとか起きてねーじゃん・・・・」

ふぁ~っと大あくびをするとヒチョルは席について水を一口のんだ



「変な夢って? どんな夢みたんですか?」

リョウクはお茶を飲みながらヒチョルに聞いてきた

「うん・・・なんか不思議な夢だった」

ヒチョルはリョウクに夢の話をしながら用意されていた食事をする


「おおっ!!!!なんか旨いな~!!!!!リョウク腕上げたな~」

ヒチョルはニコニコしながら料理をぱくついている

(なんか・・兄さん最近よく食べるよね・・・少し太ったかな?)

ヒチョルはとても美味しそうに食べるので、

リョウクは何だか嬉しくなってきた・・・・次も美味しいものを作ろうと心に誓う・・



ギュヒョンの舞台を見て宿舎にもどってくると

ヒチョルがお腹すいたと大騒ぎするのでリョウクは夜食を作った

「ヒチョル????最近よく食べるよね???気を付けないとドンヒみたいになるよ」

イトゥクが笑いながらヒチョルをからかうと

「なんか知らねーけど・・・飯が旨くてしょうがないんだよ~

あれ? これソンミナの作ったカボチャプリンか? 食ってもいい?」

「え?」

その場のみんなが驚いた・・・今まで甘いものが苦手で

お付き合い程度にしか口にしなかったソンミンのスイーツまで

すごくおいしそうに食べている・・・・・


すると

「ヒチョル兄さん・・・買ってきましたよ!!!!!

レモンなんてどうするんですか? 焼酎に入れるのかなって思って

グレープフルーツも買ってきました」

シウォンが果物を手にぶら下げてキッチンに顔を出した・・


「うわ~このグレープフルーツ旨そう~♪

リョウガ~皮向いて~♪」


「ヒチョル兄さんの食欲・・・ちょっと異常じゃないの?」

「ドンヒといい勝負してるよな・・・」

メンバーがみんなヒチョルを見つめて心配している


メンバーの心配をよそにヒチョルはグレープフルーツにかぶりつくと・・・・


「うっ!!!!!!」

口を押さえてトイレに駆け込んだ


おえ~っ!!!!!!!!!!!


トイレの中で盛大にリバース大会のヒチョルの姿を見て


「これって・・・・よくドラマで見る・・・あれ?」

「まさか・・・ヒチョルは男だよ・・・食いすぎただけじゃん」

イトゥクがひきつった笑顔で否定をする・・・が・・誰もが凍りついた状況下で


「あれって・・・妊娠か?」イェソンがボソッと呟いた・・・

「ヒチョル兄さんは男だよ!!!!」ウニョクが言うと

「シュワルツネッガーは妊娠したぞ」とイェソン

「あれは『ジュニア』っていう映画でしょ?」ソンミンが言う

「俺・・・妊娠検査薬もってるから・・調べてみれば?」

シンドンのひと言で一瞬騒がしかったリビングが静かになった・・・

(婚約者いると・・・そんなのも持ってるんだ・・)


リョウクがトイレにいるヒチョルに検査薬を渡す・・・・・





結果は・・・・「陽性」



「メンバー全員集合!!!!!!ヒチョルの今後についてミーティングを行う」

イトゥクのひと言によって全員がリビングに集められた

みんなが苦虫をつぶしたような顔をしているその横で

ギュヒョンが差し入れに貰ってきたケーキを美味しそうに食べているヒチョル・・・


そんな中・・・リョウクはヒチョルに聞いた夢の話を思い出していた


あれって・・・胎夢だったのかな・・・・


「ハンギョン兄さんに連絡しなくていいの?」リョウクがおずおずと言うと


イトゥクがハッとして「そうだな・・・とりあえず連絡しないとな」

「えー? ハンギョン兄さんが父親かどうか分かんないじゃん」とギュヒョンが

冗談のつもりで言ったら・・・・

リョウクに頬を殴られた・・・「ギュヒョンってサイテー」

「冗談だって・・・」頬を抑えてソンミンに助けを求めると

「ほんと・・・サイテー」ソンミンにも睨まれて・・・小さくなった・・・


信じられない事態が起こりメンバーみんな喧々諤々と意見交換をしている隣で

当のヒチョルは能天気にケーキやお菓子を美味しそうに食べているのだった・・・



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SJ創作話

【神様のいたずら 2】


あれからヒチョルは、シウォンの父親の知り合いの病院で検査を受けていた

政財界のトップの御用達の病院なので、秘密厳守は徹底している

何日にもわたり徹底的に検査をされてヒチョルはげんなりしていた・・・


「あ゛ーっいつまで入院してるんだよ~俺もう病室飽きたよ~」

特別室に入院しているヒチョルは見舞いに来たリョウクに文句を言う

「ヒチョル兄さん!!!!ミミヒョンのケーキ食べますか?」

リョウクがニコニコしながら紙袋を開けてケーキを取り出す

今まで甘いものなの苦手だったヒチョルが、最近甘いものを食べるようになって

ソンミンが張り切っていろいろ作るようになった

今日もヒチョルのお世話係をしているリョウクに

持っていくように頼んだのだった

「おう・・・今日はなんだ? かぼちゃケーキか?」

紅茶を飲みながらすごくおいしそうに食べるヒチョルを見て


「検査結果って・・・いつ出るんですか?」リョウクが聞いてきた


「ん~今日の午後あたりに結果でるって・・・看護師さんが言ってたな

旨い~♪かぼちゃケーキも旨いなぁ~」


2人でまったりしていると突然病室の扉がバタンと開いて


「ヒチョル!!!!!!緊急入院って???????どこが悪いんだ?」


チョウミに連れられたハンギョンが病室に飛び込んできた


「あ♪ ハンギョン~」

ケーキを食べながらヒチョルが嬉しそうに微笑む・・・・

「ヒ・・・ヒチョル・・・無事なのか?」

詳細を知らされてなかったハンギョンは拍子抜けしてその場に座り込んだ


「めんどくさいからこの人には詳細明かしてないからね

とりあえずヒチョルが緊急入院したって言って仕事キャンセルして連れて来たわ」

チョウミはヒチョルに向かって説明をすると

ヒチョルは小さく笑った・・・(なんか綺麗になったわね~ヒチョル・・・)チョウミはドキンとする


ハンギョンは理由が良く分からずにヒチョルを見つめていたが

とりあえず元気そうだと言う事で安心してヒチョルに向かって微笑む・・


ドキン・・・

4か月ぶりに間近に見るハンギョンの笑顔に

胸がドキドキしたヒチョルは頬をそめて目をそらした


その時

「キム・ヒチョルさん・・先生がおよびですよ・・検査結果が出たそうです

こちらは? ご主人? ご主人も検査結果を一緒に聞いて下さいね」

看護師が病室に入ってきてハンギョンに向かって言った


え?

ご主人?

何だ?


わけのわからないままハンギョンは、ヒチョルに手をひかれて病室を出る

リョウクとチョウミも後をついていく・・・・




診察室に入ると40代の医師がPCを操作しながら待っていた

「ヒチョルさん・・検査結果が出ましたので説明します

そちらはご主人ですか? ご主人も一緒に聞いて下さい」


へ?

「検査結果ですが・・・現在妊娠4カ月になってますね

まことに不思議な事なんですが・・・胎児はたしかにお腹の中にいて

ヒチョルさんとへその緒でつながってます

ヒチョルさんのお腹の中には「育児嚢」があって、その育児嚢つまり

育児用の袋が子宮の代わりをしていますね・・・・

とにかくどうしてこのような状況になったのかは分かりませんが

お腹のお子さんは順調に育っているのは確かです」



ハンギョンはビックリして言葉も出ずにヒチョルの顔を見る

ヒチョルは嬉しそうにハンギョンに向かって微笑んだ


その後、エコー画像や超音波画像で胎児の姿を見せられたハンギョンは

ようやく何が起きているのか理解することができた


「当病院では男性の自然妊娠は初めてなので戸惑うばかりですが

とりあえず通常の妊婦さんと同じような生活を続けて下さい・・・

出産は帝王切開という事になるかと思いますが子宮口がないので覚悟して下さいね」

「ありがとうございます・・・もう退院できるんですね」

「あとは定期的に検査に来て下さい・・・これはお腹のお子さんのエコー画像です」

ハンギョンは医師からプリントアウトされた胎児の写真を渡されて

ぼうとしたまま病室に戻った


「こども・・・ヒチョルと俺の子供????? 本当に???ドッキリじゃなくて?」

「うん・・・俺も驚いたけど・・・本当に妊娠してた・・・」

恥ずかしそうに下を向いてヒチョルはそっとお腹をさわる


少しお腹が出てきている・・・・ハンギョンはそのお腹をおそるおそる触って


「ヒチョル・・・お前・・・体は大丈夫なのか? 産むのか?」

2人の様子を見ていたリョウクがヒチョルに向かって

「ヒチョル兄さん・・・あの夢の話をしてよ・・ハンギョン兄さんに説明してあげて」と言った


ヒチョルは頷くとハンギョンに不思議な夢の話をした



夢の中で小さな男の子と出会った

その子は俺を見るとニッコリ笑って

「会いたかった」という

そして「僕のママになって」と言うので

「俺は男だからお前のママにはなれないよ」

「でもパパの一番好きな人だからママだよ

僕はママとパパの子供になりたくて来たの」

よく見るとハンギョンに面影が似ていたので

てっきり浮気して他の女に産ませた子供かと思って

その子に冷たく当たってしまった

でもその子は「パパが一番愛してるのはママなんだよ

僕もママの子供になりたくて見てたんだ」

とても悲しそうな顔をしたので

「俺男だけどママになってやるよ」というと

この子はすごく嬉しそうに笑って俺の腕の中に飛び込んできた・・・・


そして数日後に妊娠しているのが判明した・・・


その話を黙って聞いていたハンギョンは優しく微笑むと

ヒチョルを愛おしそうに抱きしめた


「神様のいたずらかもしれないけれど・・・俺はヒチョルとの子供が出来て嬉しいよ」

ハンギョンの胸の中でヒチョルは何とも言えない喜びを噛みしめていた・・・・・









SJ創作話

【神様のいたずら 3】


ハンギョンが事実を知ってから二カ月過ぎた・・・

今は映画の撮影などもあり中国を飛び回っている

あの日は一晩中いろんな話をしてハンギョンと今後の事を確認しあった

医者からもらった胎児の画像を大事に財布にしまいこんでいる姿をみて

ヒチョルは嬉しそうに微笑む

その姿を見てハンギョンは少し恥ずかしそうに

「生まれてくる子供と愛するヒチョルの為に仕事頑張らなくちゃな」と言うと

「お前もフツーの男の台詞言うんだな」とヒチョルが笑った・・・






「ヒチョル兄さん・・・お腹目立ってきましたね」

リョウクがお茶を入れながらヒチョルに話しかける

「うん・・・もう動くんだぜ~なんか変な感じだな・・・」

「え?????ヒチョル兄さん!!!!!赤ちゃん動くの? すごい~!!!!!」

ソンミンがきらきら目を輝かせてヒチョルのお腹を見つめた

「ソンミナ~触ってみるか? 今ごにょごにょ動いてるから・・・」

ソンミンとリョウクがヒチョルのお腹に耳を当てると


グルグル・・・何かが動いているように感じた・・・

2人は顔を見合わせて不思議そうな顔をする

「もう少ししたら大きく動くようになるみたいよ~」

育児書を読んでいたチョウミが話に入り込んできた・・・


ヒチョルの妊娠はトップシークレットになっていたが

ちょうど今は兵役中のために芸能界から遠ざかっているので

事務所的にもほっとしている状況だった・・・


「ヒチョル兄さん~ただいま~♪」

シウォンがリビングに入ってきた

「え? お前んちここじゃないだろ~何しに来たんだ?」

ヒチョルが意地悪そうに言うと

「そんなぁ~せっかく兄さんの顔が見たくて寄ったのに~

あっ・・これ御土産です・・」

「シウォン・・・中国ロケ終わったの?」

ソンミンがシウォンが持っていた紙袋を受け取りながら聞く

「やっと終わりました・・・兄さん・・お腹大きくなりましたね」

シウォンが愛おしそうにヒチョルのお腹を見守る

「それにしてもソンミニにリョウガにミーミオンニまでお世話係してるんですか?

チームヒチョルですか? 」

シウォンが話していると他のメンバーも次々に帰宅してきた


「ヒチョル兄さん~♪ 新世界デパートでマカロン買ってきたよ~」

「おうっ・・ちょうど食べたかったんだよ♪ドンヘありがと♪」

12階の宿舎はあっという間にメンバーだらけになった

イトゥクはその様子を眺めていて

(妊婦がいるってことで空気が違ってくるな・・なんかみんな優しい顔している)


ヒチョルを中心に皆が優しい顔をしながら話をしている・・・暖かい雰囲気がしている


当の本人の笑顔がここにきてマリア様のように美しい

イトゥクは長い付き合いでこんなに綺麗な表情のヒチョルを見た事はなかった



母親になるって・・・体の変化だけじゃなくて心も変化していくんだな・・

あの我儘なレラ姫が・・・聖母マリア様だもんな・・・・



今はまだいいけど・・・子供生まれたら・・どうするんだろう

ヒチョル達の子供っていうのではなくてSJの子供として

みんなでサポートしていけたら・・・・


イトゥクはぼんやりと4カ月後の事を考えていた・・・・
SJ創作話

【神様のいたずら 4】


ハンギョンは新しいアルバムの制作や

映画撮影などで中国や台湾などを飛び回っていて相変わらず忙しい


今日も映画撮影で台湾のホテルにいる



ヒチョルの妊娠が知らされたあの日、医師から貰った胎児のエコー写真

時間があると眺めている・・・まだ見ぬわが子に思いを募らすハンギョン・・・


ヒチョルを愛した時に子供の事はあきらめていた

よもや男のヒチョルが妊娠するとは想定外の出来事だったが

驚きや戸惑いよりも嬉しさが先にくる


しかし一般の男達と同様にまだ信じられない自分がいて

本当に俺の子供なんだろうか・・・でも計算はあってるしな・・・

生まれてきて、やっと・・父親の自覚が出てくるもんなんだろうな・・・とハンギョンは思う



ヒチョル・・・ごめんな・・・大変な思いさせて・・・

仕事なんとか片づけるから、今なかなか会えなくても我慢してくれ・・・

でも生まれてきたら全てを公表して、俺の家族として全力で守ってやるから・・・





バーカ・・・そんな当たり前の台詞しか言えねーのかよ

お前役者希望だったんだろ? もっと気の効いた台詞ねぇのかよ?



ハンギョンにはヒチョルの笑顔が見えたような気がした・・・











「あ゛ーっ!!!!!!!!暇だヒマだひまひまひまひま!!!!!!!!どっか行きてぇー!!!!!!!!!」

ヒチョルがリビングで突然叫んだ

赤ちゃんのために・・・と靴下を編んでいたチョウミとリョウクがクスクス笑い出す

「ヒチョル兄さん・・また爆発した♪ ミーミオンニ・・ここのかかとの所ってどう始末するの?」

リョウクが慣れない手つきで編み棒を動かしている

「そこはね・・・こうして目を減らしていくの・・ほら私の見てごらんなさい」

チョウミが慣れた手つきで毛糸を操る

「ミーミオンニはすごいな~僕は料理は出来るけど・・お裁縫の方は全然だめ

この機会にオンニにいろいろ教わっちゃおうっと♪」リョウクが嬉しそうに話す


「お前ら・・・よくそんなちっこいのちまちま編んでんなぁ・・・俺気が狂いそうで出来ない」

ヒチョルが大きくなったお腹をさすりながら2人を呆れたように見ていた

「俺・・・もう安定期なんだろ? 出かけてもいいんだろ? ずっと部屋にいたら腐ってくる!!!!」


「そうね・・・でもそのまま出かけると大騒ぎになるから・・・

宇宙大スターが妊娠してるなんてファンは卒倒しちゃうわね・・・どうしましょう・・」



チョウミが頭をひねっていると、ケーキを切り分けていたソンミンがニコっとしながら

「完ぺきな妊婦さんになればいいんじゃない?」と言いだした


「♪」


ヒチョルはヨジャ組三人によってあれこれいじられて・・

あっという間に美しい妊婦さんが出来上がった


「うわぁ~綺麗だ~ヒチョルは化粧映えするからいいわね」

チョウミが納得の笑顔で全身を見回す


カシャ


リョウクが携帯で写真を撮っていた 「ハンギョン兄さんに送らないとね」

ソンミンも「これだけ綺麗だとヒチョルに似ている女の人で通用するね」と微笑んだ


「ロッテデパート辺りが出かけるのに距離的にもいいわね・・

赤ちゃんの物でも買いに行きましょうか?」

チョウミはニッコリと微笑むとソンミンとリョウクに向かって言った


「さあ!!!私達も美人さんになるわよ!!!!ソンミナにリョウガ着替えて!!!!!」

「はーい♪」



もしかして・・・俺ら女装して出かけるってこと? まあ俺はこんな腹してるから仕方ないにしても

かえって目立つんじゃねぇか?????


ヒチョルは何か起こりそうで不安いっぱいな表情で椅子に座っていた・・・・
SJ創作話

【神様のいたずら 5】


ヒチョル達がタクシーから降りると

子供たちがたくさん並んでいた

「今日って? 平日の昼間だよな・・なんだこのガキの集団は?」ヒチョルが驚いて周囲をながめる

「ミミヒョン♪なんかみんな可愛い~幼稚園くらいかな?」リョウクが言うと

「そうだね・・ロッテワールドの入り口があそこだから・・・遠足で来たのかな?」

同じ黄色いスモックを着た幼稚園児が楽しそうに並んでいる

(こいつら・・・ひよこみたいだな・・ジョンスが見たら喜びそうだ・・・)

ヒチョルが茫然と見つめていると


「お姉ちゃん・・・ママになるの?」急に声をかけられた

振り返ると胸に「ソルリ」と名札を付けた女の子が立っていた

「う・・うん・・そうだよ・・ソルリちゃん・・なんで分かるの?」

ソンミンがソルリに笑顔で答えると

「私のママもお姉ちゃんみたいにお腹大きいの・・・お腹の中に赤ちゃんいるの・・

ソルリもうすぐおねえちゃんになるんだよ」

ちょっと得意げに話す姿が可愛い・・・

(そう言えば・・俺がこんなになってからソルリとはメールだけで会ってないな・・・

あいつにも秘密だからな・・・あいつも幼稚園の時はこんな感じだったのかな・・)

ヒチョルは妹同然に可愛がっているソルリを思い出していた


「今日はいまからロッテワールドに遠足なの・・ママ達はあっちの門の所で待ってるんだ」

「楽しんできてね」リョウクが言うとソルリは笑顔で手を振って走って行った・・

ヒチョルも思わず笑顔になって幼稚園児の集団に手を振っている


このお腹の子も何年かすると・・あんな感じになるのかな・・・

知らず知らず顔が笑顔になってくる


「さてと・・デパートはこっちだからね~行きましょ・・」

チョウミが皆の先頭に立って歩き始めた途端・・・・・


「きゃあ~」女性の悲鳴が響き渡った

「うわーん」

「ママ~」


ヒチョル達が驚いて振り返ると、幼稚園児の集団の中に男が一人立っている

よく見ると手には刃物のようなものを持っている

「あいつ・・・薬中か? なんか目つきが変だぞ」ヒチョルが呟くと

4人は子供たちの方に向かって走って行った


男は何かぶつぶつ言いながら刃物を振り回している

恐怖のあまり子供たちはその場から動けないでいた

ヒチョルはチョウミに目くばせすると子供たちを男から遠ざける

「くそっ・・・こんな体が重いと上手く立ち回りできないじゃんかっ!!!」

ヒチョルは吐き捨てるように言った

リョウクは引率の幼稚園教諭に警察を呼ぶように頼み

ソンミンは泣き叫ぶ子供たちを抱きしめる



「ママ~!!!!!!」声のする方を見ると

男の側で女の子がしゃがみこんだまま泣いている

恐怖で足が動かなくなっているようだった

見ると、さっき声をかけてきたソルリだった

その泣き声がきっかけとなり男がソルリに向かって刃物を振りかざした



「やめろーっ!!!!!!!!!」


ヒチョルが飛び出してソルリを自分の胸に抱きしめる



「死ね~!!!!!!」

男の持った刃物がヒチョルの背中を刺した・・・

「ヒチョル~!!!!!!」

「ヒチョル兄さ~ん!!!!!!」

「ひょーん!!!!!!!!!」



ヒチョルはソルリに微笑むと「大丈夫だから・・ママがすぐに来てくれるから」

と言って意識を失った



チョウミはその様子を見ながら怒りで顔が赤くなっていた

「あたしはね・・地主に頼まれてるの・・大事な公主を守ってほしいって・・・

大事な公主になにしてくれたのよっ!!!!!!!!」

チョウミが男に向かって行く・・・体全体から怒りのオーラが出ている

男はヒチョルの背中を刺した刃物を振り回して攻撃してきた

チョウミはその長い足で男に回し蹴りをくらわす・・・手加減なんて関係ない

手に持っていた刃物が中に舞うと、ハイヒールのかかとで思いっきり男の腹を蹴飛ばした



ソンミンはヒチョルに守られていたソルリをそっと腕から抱き取ると

「もう大丈夫だよ・・泣かなくていいからね」と優しく話しかける

「ミミヒョン・・ヒチョル兄さんの出血が半端ないよ・・・」

「誰か!!!!救急車を呼んで下さい!!!!!」

「ミーミオンニ~ヒチョル兄さんの出血が・・・ヒチョル兄さん~」

リョウクが半べそでチョウミに叫んだ

刃物男を蹴飛ばして気絶させたチョウミは、

ヒチョルのあまりの出血の多さに顔色を変えた

「リョウク!!!!!まずいわ・・・緊急輸血が必要になりそうだわ・・・

ホンギに連絡して!!!!そこからチョコボールのメンバーを病院に呼びつけて」

ようやく来た救急車にチョウミが付き添ってヒチョルを乗せる

「ヒチョル兄さん・・・」


ソンミンとリョウクはその場に残ることになった


その場の誰もがヒチョルの無事を祈るかのように救急車を見送った

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