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2011.09.10 再会
【再会】

ハンギョンが帰国して半年以上が過ぎた・・・

帰国することは聞いて知っていたけど

彼の不在が余りにも自分の心に大きな穴をあけ・・・

その穴が大きな闇をつくり鬱になるとはヒチョルは予想もしていなかった


自分でもどうしようもなく毎日泣いて暮らしていたが

メンバーや友人達が彼を支えてくれて・・・どうやらなんとか生きて今にいたっている


ハンギョンとは連絡はとれずにいた

ハンギョンの携帯番号はすでに使用されていなく

ヒチョルの携帯もドンヘによって水浸しとなり番号が変ってしまった

ヒチョルは思う

いつかは再会できる・・・・俺達は赤い糸で繋がってるはずなんだから・・・・





昔やっていたラジオの仕事も再開することになり

毎年やっているドリームコンサートの司会の仕事も決まった

以前のように忙しくなってきたヒチョルの元に

中国でのドラマの話が舞い込んできた

Mのメンバーのチョウミと一緒の仕事だった


ハンギョンの故郷での仕事・・・ヒチョルの胸は高鳴った

2人で北京に行って強行軍とも言える日程でのドラマ撮影・・・・

中国人であるチョウミは何かとヒチョルに気を使ってくれていた

ロケでの待ち時間・・・ずっと外の雑踏を眺めているヒチョル・・・

「ヒチョルさん・・・もしかしてハンギョンとはまだ連絡とれてないのですか」

「うん・・俺携帯番号変わっちゃったし・・・お前も連絡とれてないんだろう?」

力なく微笑んでいるヒチョルを見てチョウミは胸が痛んだ

ハンギョンといる時は・・・そう・・・もっと華やかな笑顔をふりまく人だった

ヒチョルのために何かできないか・・・チョウミは何とかしてハンギョンと連絡とれないかと

あれこれ当たってみることにしてみた





ドラマの収録も後半に入りヒチョル達の出番も少なくなってきていた

そんな時にチョウミから晩御飯の誘いを受けた

「すっごく旨い中華家庭料理の店があるんですよ・・・
 Mの活動の時にハンギョンに連れて行ってもらった店なんですけど
 是非ヒチョルさんにも食べてもらいたいな~って・・・」

チョウミはまだ打ち合わせが残ってるからと

店の地図と電話番号を渡されてヒチョルは一人で店に向かった

店はアットホームな感じで店のおかみは韓国語が話せ、緊張していたヒチョルはほっとした

個室に案内されると・・・壁にスーパージュニアMのサインが飾ってあった

(そういえば・・・リョウクが家庭的な中華料理のお店で一品教わったって言ってたな
 もしかして・・・ここの事?)

そのサインの隣に・・・・ハンギョンのサインが飾ってあってヒチョルはドキンとした

(あ・・・この日付・・・最近のだ・・サインも・・ハンクンになってる・・・)

ヒチョルの携帯が鳴った・・・

知らない番号だった・・・いつもなら出ないヒチョルも

もしかしてチョウミが何か連絡をよこしたかと思い・・・携帯に出た・・・・


「もしもし・・・」

(え・・・何・・・この声・・・まさか・・・)

「ヒチョル? 俺の声忘れた?」

「ハンギョン・・・」

これは・・・夢?・・・

「ヒチョルが中国で撮影してるって聞いて・・・やっと連絡とれたよ~」

「・・・・・・・」

「ヒチョル~黙ってないで何か言ってよ~ヒチョルの声が聞きたいよ~」

昔と全く変わらない口調のハンギョンに
ヒチョルはこみ上げてくるものを抑えられずに嗚咽をこらえる事が出来なかった

「・・・・ばか・・・なんで・・・今頃電話すんだよ・・・」

「ヒチョル・・・泣いてるの・・・泣かないで・・・顔を見せてよ」

え?

携帯を当てている耳の反対側から聞こえてきたハンギョンの声・・・・

瞬間的に振り向くとそこには・・・

携帯を片手にニッコリ微笑んでいるハンギョンの姿があった

あ・・・・・・

会いたくて会いたくてたまらない相手がそこにいる・・・

ずっと夢にまで見ていた相手がそこにいる・・・・

「バカヤロー!!!!!!!俺を一人にして・・・連絡もよこさないで・・・」

ヒチョルに怒鳴られてもハンギョンは微笑んだまま両手を広げて・・・

「ヒチョル・・・おいで・・・・」

ハンギョンの胸に飛び込んだヒチョルはずっと泣いていた

迷子だった子供が母親と再会できたように

必死でハンギョンにしがみついて・・・二度と離すまいと・・・・

そんなヒチョルをハンギョンは愛おしそうに頭をなでて・・・

「お願いだから・・・顔を見せて・・・ヒチョルの顔が見たい・・・」

ヒチョルは顔を上げてハンギョンを見た

ハンギョンの眼も涙でうるんでいる・・・・・

お互いに見つめあったまま唇が重なり合った

初めはやさしく触れるだけの口づけ・・・・

お互いの気持ちが確認できると・・・激しいものに変わって行った

「ヒチョル・・・本当にヒチョルなんだ・・・会いたかった・・・」

ハンギョンがヒチョルの身体を強く抱きしめながら耳元で囁く

ヒチョルは満足げに微笑むと・・・・・

「ハンギョン・・・俺・・・・腹減った・・・飯食いたい・・・」

相変わらずのヒチョルの言葉にハンギョンは苦笑しながら

「ここの料理は旨いんだぞ~たくさん食べよう」

ヒチョルは今日の演出をしてくれたチョウミに感謝しながら

ハンギョンの手をもう二度と離すまいと心に誓った

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2011.09.11 会いたい
【会いたい】



ハンギョンは8月に公開予定の映画のプレゼンのスケジュールを眺めていた・・・

せっかくの誕生日なのに・・・やはり・・会えないのか・・・・

7月はヒチョルの誕生日月だ・・・しかしこの予定では会うことは無理だと・・・

ハンギョンはヒチョルにどのように言ったらいいか・・頭を悩ませていた

この間会ったのはクリスマス・・・それも無理してスケジュールを空けてもらって

ソウルに一晩泊まりで強行した・・・それ以来電話でしか話せていない

クリスマスもヒチョルには期待させてはいけないと・・・・

内緒での訪問・・凄く驚いて・・・凄く喜んでくれたっけ・・・・・・

連絡が取れずにお互いに辛い思いをしていた時に比べれば

お互いの気持ちが通じている分まだ我慢が出来る・・・・

去年の夏に再会していらいハンギョンは、ヒチョルが我儘を言わなくなってる事に気が付いていた

昔だったら自分の思うようにいかないと、すぐに機嫌が悪くなる・・それも態度にすぐでるような

我儘なお姫様だった・・・でも・・・自分と会えなかった時間でだいぶ大人になったようだった

「声だけでも聞きたいし・・・」

ハンギョンはヒチョルの携帯に電話をかけた・・・




「ヒチョル~久しぶり~元気だった?」

「久しぶりだな・・・お前こそ忙しいんだろ?」

「うん・・・今大丈夫?」

「ああ・・・人気歌謡でさソルリ達が3週連続1位だったので

ジョンスと一緒にお祝いに来てるんだ・・・明日は休みだから今からご飯行って

多分・・・カラオケ行って・・・オールかな・・・

お前こそ今度映画のプレゼン始まるんだろ? 忙しくなるんじゃないのか?」

「ヒチョル~よく知ってるね~8月に公開なんだよ・・・・だから・・・・

ごめん・・・ヒチョルの誕生日に会えない・・・」

「うん・・・・だろ~なって思ってた・・・仕方ないじゃん・・・・」


しばらくの沈黙の後・・・・ヒチョルは・・・

「・・・・・・でも・・会いたい・・・・・」

心の底から絞り出すような悲痛な声で呟いた・・・

あ・・・・

ハンギョンはなんて言ったらいいか言葉が出ずにいたら

「悪い・・・今のは忘れてくれ・・・お互いに忙しいのは分かってるし」

すぐにヒチョルは取り消すように言葉を取り繕った

「じゃーな・・・また電話くれよ・・」

「ああ・・・・」

電話を切るとハンギョンは心が締め付けられるように痛く感じた

ヒチョルは俺に会いたいって泣いていた・・・でも・・・

俺に迷惑になると思って我慢している・・・


たしか・・・今日これから会食の予定があるだけで・・・・

明日は俺もオフだ・・・

北京とソウルの時差を計算してハンギョンはすぐにマネージャーに電話した

「今日の会食の予定はなんとかパスして欲しい・・・明日のオフは1日いないから

この穴埋めは絶対にするから・・・お願いだから・・・俺を今から自由にしてほしい」


マネージャーの返事も待たずにハンギョンは、パスポートと財布・・・・そして

ヒチョルに会った時に渡そうと前から用意してあったプレゼントだけを持って家を飛び出した・・・





金浦に着いて近くのホテルにチェックインしたハンギョンは

空港からヒチョルに電話をかけた時のことを思い出していた

「お前・・・・マジ・・・・バッカじゃないの・・・・」ヒチョルの言葉

自分でもバカみたいだ・・・と苦笑していた

しばらくすると部屋のインターフォンが鳴った

ドアを開けると・・・・

涙でぐしゃぐしゃになったハンギョンの大事なお姫様が立っていた

「ハンギョン・・・お前バカだろ・・・」

会いたかったという言葉が恥ずかしくて言えないヒチョルは

憎まれ口を叩きながらハンギョンに抱きついた

「うん・・・俺・・・バカ・・・ヒチョルに対してだと

うんとバカになれる・・・・」

「俺・・・・そんなバカなお前が・・・大好き・・・」

「うん・・・・」


約半年ぶりに会った恋人達は・・・・・

お互いの肌のぬくもりを感じあうことが出来た・・・・
2011.09.12 仮面
【仮面】

「お前!!!!なんで仮面かぶってんだよ」

ヒチョルがハンギョンにむかって聞いてきた

デビューが決まってすぐのテレビ番組出演の楽屋だった

ハンギョンは自分でも理不尽な扱いに俯いたままで答えない・・・

「事務所から・・・就労ビザの関係でテレビで顔を出したらダメなんだって言われたんだよ」

イトゥクがハンギョンの代わりにヒチョルに向かって説明する

「はぁ~?で・・・お前それでいいと思ってるの?」

ヒチョルは不機嫌さを隠すことなくイトゥクを睨みつけた

「ハンギョンは俺達と一緒にあの大変なレッスンに耐えて・・やっとデビューできたんだぞ

なのに・・・あ゛ーなんか超ムカついてきた」

楽屋を飛び出そうとしているヒチョルの腕をカンインが押えて

「どこに行くんだ・・もうすぐ本番だぞ」

「イ・スマン会長のとこに抗議しに行く!!!!!!!!」

「ヒチョル落ち着け!!!!!もうテレビ局でも決まったことなんだ

今日はハンギョンは仮面を被って出演するんだ!!!!!」

マネージャーがヒチョルを押さえつけると宥めるように言った

「ヒチョル・・・・仕方ないことなんだ・・俺は大丈夫だから・・・

だから・・・落ち着いて・・」

ハンギョンがヒチョルの顔を見ながら悲しそうにほほ笑んだ・・・

「くそっ!!!!!!」

ヒチョルは楽屋にあったゴミ箱を思いっきり蹴飛ばして悔しさをあらわにした





「はっ!!!!」

・・・夢か・・・・

ハンギョンはベットから飛び起きた

今でもたまに見るデビュー当時の夢だった

仮面を被ってのテレビ出演・・・精神的にも辛かったけど

自分よりもヒチョルの方が怒りが大きかったような気がする・・・・

あの時のヒチョルの悔しそうな顔が今でもはっきり思い浮かべることができる


ふっ・・・

あの時以来自分はヒチョルが気になって仕方なかった

いつの間にかヒチョルの言動を全て追いかけている自分がいた・・・

そして・・・・いつの間にか・・・ヒチョルを好きになっていた・・・

あれが最初だったな・・・あいつを意識し始めた・・・

ハンギョンはベッドから出ると、水を飲みにキッチンにむかった

今では離れてしまった場所にいる愛しい人に想いを馳せる・・

あの時から・・・俺は・・・いや・・・今でも

完全に尻に敷かれている・・・・

そう思うと自然と笑みがこぼれてきて

おそろいの指輪に口づけをおとすと・・・「愛してるよ」と囁いた
2011.09.12 失言
【失言】

スーパージュニアの宿舎は高層マンションにある

メンバーが多い分二組に分かれて生活をしている

11階のメンバーと12階のメンバー

どちらかと言えば12階はヒョン組が主流でにぎやか

11階は大人しいメンバーで構成されている

リーダーのイトゥクの笑い声は「エルモ」と言われるぐらい甲高くて

かつて11階の住人のウニョクが換気扇の穴を伝わったイトゥクの笑い声を聞いたと

そんな伝説も残っていた・・・・

マンネ組であるリョウクは以前は11階に住んでいたが

今では12階の住人になっている・・・

これにはヒョン組のイトゥクとヒチョルが裏で操作したのでは・・・と

11階のキュヒョンは疑っている

それと言うのもリョウクは趣味が料理で

みんなに手料理をふるまうのが大好きだからだった・・・・・




「わっ出来た~美味しそうでよかった~」

リョウクはMの活動で中国に行った時に覚えた中華料理を作っていた

美味しそうな匂いに食いしん坊のシンドンがさっそく寄ってきた

「うわ~リョウク・・・すげーな」

イトゥクにヒチョルにドンヘと12階のメンバーが食卓に集まってくる

「いっただきま~す」

みんな凄い勢いで料理を食べてくれている

それを見ているだけでリョウクは満足だった・・・・・

(いつも思うけどヒチョル兄さんが一番おいしそうに食べてる・・・)

「うまい~」

「すんげ~うまいよ~」

皆からの賛辞にリョウクはちょっと照れて「初めて作ったから心配だったんだ・・・」

「えーっ・・・じゃあ俺達ってイェソン兄さんに食べさせる前の・・・毒味みたいなの?」

ドンヘが何気なく言った一言にリョウクの笑顔がひきつった・・・・

それを見たヒチョルがすかさずフォローのつもりで

「リョウク本当にお前すげ~よ・・・俺・・結婚する時にお前連れて行きたいよ」

その場のみんなは一瞬??????????

リョウクはそれに答えて「えー? 中国に連れて行かれるの? 僕・・困る」

突然イトゥクが甲高い声で笑い出した

「ヒチョル~今の失言見逃さないぞ~!!!!!!!!」

「あ~何が失言だよっ!!!!!」

「いいか・・・普通は料理の上手な相手に対しての賛辞ならば・・・

たとえ同性でも結婚したいよ・・・って言うもんだろ?

そこをお前は結婚する時に連れて行きたい・・って」

失言に気付いたヒチョルは思わず水を一口飲んだ・・・

「それって・・・結婚する相手はもう決まってるって言ってるもんだね~

そこにリョウクの・・・・中国に連れて行かれるの・・となると・・・」

イトゥクはにやにやしながらヒチョルの顔を見つめる

だから何だよって・・・ヒチョルはイトゥクを睨みつける

そこに・・・

「えーヒチョル兄さん・・・もしかしてプロポーズされたとか?」

笑いを取ろうとしてドンヘが言った

それを聞いたヒチョルは・・・さっと頬を赤らめ・・眼を伏せた・・・


え?

メンバーみんながビンゴ状態に思わず硬直した・・・

またイトゥクの高笑いが響いた・・・・

「マジ~? マジでハンギョンにプロポーズされたの~? で・・ヒチョルの返事は?」

「うるせーな・・・まだ返事してねーよ・・・俺の兵役が終わったら・・・

お互いにペキンとソウルを行ったり来たりしたいな・・・って・・・

爺になっても一緒にいような・・・って・・・言われた・・・」

「リョウクは知ってたの? 中国に連れて行かれるって言葉がすぐに出てきたから・・・」

イトゥクが質問をしている途中でシンドンがリョウクを見てビックリして呟いた

「リョウクが・・・泣いてる・・・」

リョウクはポロポロと大粒の涙を流しながら俯いていた

「どうした・・・リョウク・・・」

みんな心配そうにリョウクを覗き込む・・・・

「ヒチョル兄さん・・・良かったね・・・ハンギョン兄さんに・・・

そこまで想われ・・・」

それだけ言うのがやっとでもう後は言葉にならない・・・・


ヒチョルはハンギョンが帰国してすぐに・・・あまりの悲しさから部屋に閉じこもり

食事もしないで泣いてばかりの日々が続いた・・鬱になりかけていた・・・

そんな時に一番心配して・・・毎日食事を作ってヒチョルに食べさせようとしていたのはリョウクだった

「ヒチョル兄さんのバカー!!!!!兄さんちゃんとご飯食べなくちゃ倒れちゃう!!!!!!

ハンギョン兄さんだって好きでヒチョル兄さんを置いていったんじゃないんだから!!!!!」


ヒチョルはあの時にリョウクに怒鳴られた言葉を思い出して

やさしくリョウクを抱きしめた・・・・

「リョウガ・・・お前のおかげだよ・・・ありがとう」

そしてそんな2人を見て・・・

泣き虫リーダーのイトゥクはもらい泣きで目が真っ赤になっていた

「ちょっと・・・・トゥギ兄さん・・・あんた泣きすぎ・・」

ドンヘの突っ込みにメンバーみんなで大笑いをしたのだった・・・・



【大好きなのは・・・】


ヒチョルが交通事故にあった・・・

ドンヘの父親の葬儀の帰りにドラマの撮影のために

マネージャーと2人で先にソウルに帰る途中の出来事だった

かなりの大事故でシートベルトをしてなければ命もなかった程だった

その事を聞いたメンバーはみんな生きた心地がしなかった

特にハンギョンはヒチョルへの想いが友情を超えたものと自覚していたので

すぐに病院に駆けつけたい衝動を抑えるのに必死だった

その晩はヒチョルの顔が浮かんで眠ることが出来なかった・・・


ヒチョルの怪我は左足大腿部と両足首の骨折・・・

左足付け根から膝にかけて八か所に金属ボルトを入れる手術も受けた

舌も何針も縫ったので話すこともままならなかった・・・

ハンギョンが初めて病室に行った時

ヒチョルは不機嫌をあらわにして周囲に当たり散らしていた

「ヒチョル・・・何か欲しいものはない? 部屋から持ってくるよ」

ハンギョンが尋ねてもクビを横に振るだけで言葉は発しなかった

「ごめんなさいね・・まだ上手に話をすることが出来ないの」

ヒチョルに面影のよく似た母親がハンギョンに謝った

(早くヒチョルの声が聞きたいな・・・)

ハンギョンはそう思いながら時間の許す限り病室に通った


ある時・・やっと話の出来る状態になったヒチョルから

部屋にあるものを持ってきてほしいと頼まれた・・・・

喜んで持っていくと・・・・ヒチョルが欲しかったものではなかった

怪我のリハビリがなかなか思うように進まなかったり

怪我がまだ痛かったりなどのストレスがたまっていたヒチョルは

ハンギョンにそのイライラをぶつけてしまった

「もういいっ!!!!お前役に立たないから・・もう来なくていいっ」

さすがにハンギョンもかなり落ち込んで宿舎で凹んでいた

しばらく病室に行くことができなかった

事情を悟ったイトゥクがハンギョンに話しかけた

「ヒチョルはイライラしていただけだよ・・ハンギョンが最近こないって寂しがってたよ」

ヒチョルに嫌われたと思ってたハンギョンはその言葉を聞いて

もう一度病室に行ってみようと思い他のメンバーが行く時に付いていった・・・



ヒチョルはハンギョンが自分に好意を持っているのに気付いていた

自分はただの友達だと思っていたのでその好意はちょっと重たいと感じていた・・・はずだった

この間ハンギョンに当たってしまい酷い言葉を投げつけた・・・

それ以来ハンギョンは病室に来なくなった・・・

なんか胸にぽっかりと穴があいたように・・・寂しかった・・・

この気持ちは何だろう・・・自分ではよく分からない・・・・

あの事が原因で俺は・・・ハンギョンに嫌われてしまった・・・と思うと悲しくなった



そんな時にメンバーがお見舞いに来た中にハンギョンを見つけて

ヒチョルは自分でも説明できないくらいに気持ちが高ぶっていた

久しぶりに見るハンギョンの姿にドキドキしている・・・・すごく嬉しい・・・

でも素直にその嬉しさを表現できないヒチョルは

「なんでハンギョンがいるんだよ・・・来るなって言っただろう」と

心と反対の事を言ってしまった

他のメンバーはヒチョルの性格をよく知っているので

照れくさくて悪態をついたと感じたけれど・・・

ハンギョンは・・・その言葉通りに受け止めてしまった

「ごめん・・・俺・・帰る・・・」


あ・・・

ハンギョンは病室から飛び出していってしまった

それからハンギョンは完全にヒチョルに嫌われたと思って

ずっと元気がなかった

一週間過ぎて・・・ヒチョルの外出許可がおりた

自分の部屋に行きたいと・・・そしてハンギョンに迎えに来てほしいと

ヒチョルの希望だった

ハンギョンは・・・どうして自分なのか疑問に思いながら

ヒチョルを迎えにマネージャーと一緒に病院に向かった


ハンギョンに車いすを押してもらって・・ヒチョルはちょっと恥ずかしそうに笑った

玄関に付くとそこから中は車いすが入れないのでハンギョンはヒチョルを横抱きに抱えた

「ちょっ・・・何すんだよ・・恥ずかしいじゃん・・・」

「ヒチョル・・・動かないで・・・ほら俺のクビに手をかけて落ちないようにして」

ヒチョルは恥ずかしそうに言われたようにする

ドキン・・・

ハンギョンはヒチョルをすぐそばに感じ胸の鼓動が早まるのを感じた

リビングを通る時に他のメンバーに見られて

「うわ~ヒチョル兄さん・・・お姫様だっこじゃん~」

「ヒューヒュー」と茶化される

「おめーらうるせ~!!!!」恥ずかしくてヒチョルは頬を赤らめて怒鳴った

ヒチョルの部屋に入るとハンギョンはベットにヒチョルを下ろそうとした

するとヒチョルは・・・

「このまま・・・しばらくこのままでいたい・・・」

え?

ハンギョンはヒチョルの言った意味が良く分からず

お姫様抱っこしたまま自分がベットに腰を下ろすことになった

ヒチョルはハンギョンの胸に顔をうずめたまま

「ハンギョン・・・この間はごめん・・・・俺・・・・

お前が病院に来てくれなくて・・・すごく寂しかった・・・・

俺・・・お前が好き・・・みたい・・・」

ヒチョルの突然の告白にハンギョンは頭が真っ白になって

唖然としたままヒチョルの顔を見つめていた・・・

ヒチョルはゆっくりと顔をあげてハンギョンを見つめる

「お前は・・・俺のこと・・・好き?」

あまりにも嬉しくて言葉が出ない・・・ハンギョンはただうなずくことしかできなかった

ヒチョルは嬉しそうに微笑むと

ハンギョンの唇にキスをした・・・・

片想いと思っていた・・・嫌われたと思っていた・・・でも

今自分の事が好きだと・・・キスまで・・・・

ハンギョンはヒチョルをベットにそっと下ろすと

愛おしそうに頭をなでながら・・・「俺は・・・ヒチョルが大好きだ」

あまりにも嬉しくて変になりそうだ・・・ハンギョンはそう思いながら

ヒチョルを優しく抱きしめて熱い口づけをおとした

ヒチョルも嬉しそうにそれに答える・・・・




「ねぇ・・・なんか静かじゃない?」
「中で何してるんだか・・・」

「まあハンギョンの片想いが実ったんじゃないの~?」

イトゥクが高らかに笑って

「これでヒチョルのイライラも少しは治まるかな~」

他のメンバーももう当たられる事もなくなるのかと安心するのだった

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