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いつも遊びに来て下さる方々ありがとうございます

気づけばもうGWに入りましたね

4月の更新もたったの2回・・・ありゃ~ってもんです

昨日ひちょのウギョルでした

花びらさん大騒ぎのガチkiss(笑)でも動画で見る限り「仕事」そのものでしたけど

嫁さんの口紅が自分にべったりくっついておまぬけ状態で笑ったり

ひちょは絶対にスタッフを笑わそうとしている・・・そうに違いない

話かわりまして


夢を見ました・・・ハンチョルです・・もちろん創作の・・

一部のシーンだけ覚えていてその場面を説明するのに話を創り上げる・・・

そんな事がたまにあります

この話も夢でみたシーンから起こしたので

時代も場所も日本の昔って感じですが・・・とりあえず書いてみます




 [湖畔の囚われ人]


「逃げたぞ~待て~!!!!」

沢山の男衆に追われながらソンミンは山の中を逃げ回っていた

村の掟を破って外部の人間と契りをかわした彼は

カメラマンだったその人と村を逃げ出す予定だった


掟といっても大昔からの言い伝えだからと

気安く考えていたソンミンの目の前で

愛した男は村の男衆によって撲殺された・・・


怒りに満ち溢れた男衆に輪姦されそうになって

あわてて逃げ出してきたのだった

普段近づくことのない山の中まで逃げ込み

小さな祠のある崖までやってくる

崖の下は誰も近づくことのできない湖が広がっている

湖はとてもきれいな深緑色をしていて底がかなり深いことを暗示している

「見つけた!!!!こんな所にいるぞ」


崖の淵に追い詰められたソンミンは覚悟をきめる



(こんな野蛮な奴らに好き勝手させない

僕はあの人だけのものだから・・・

ごめんね・・キュヒョン・・今から僕も君の所に行くよ)

男衆の手を振り切ったソンミンは

ニッコリとほほ笑むと崖の上から湖にむかって身を投げた










「久々のお客さんだね」

「かわいそうに・・かなり辛そうな顔をしているよ」

リョウクとチョウミが部屋の中央に誂えた床に

ソンミンを寝かせる


「ヒチョル様・・・この人を助けてくれてありがとうございます」


ヒチョル様と呼ばれた人はとても悲しそうな瞳で遠くを見つめながら

「成り行きを見てたけど・・・ひどい奴らだよな・・・

リョウク達が怒るのも無理ないし・・・湖に飛び込んだからなんとか保護できたけど」

ぽつりとつぶやいた



ここは湖の底にあるヒチョルの館

この館の主は見目麗しい龍神だった

ヒチョルは天界で生活していたが

ヒチョルに懸想する輩の陰謀で人間界の湖に封印されてしまっていた

愛する人と引き裂かれたヒチョルは

あまりの悲しみの深さから自分の能力を封じ込められた時に

自分の記憶までも失ってしまった


湖の底で世話係のリョウクとチョウミと静かにくらしている


自分が統治しているという村の様子は洗番を通してみることができた

ヒチョルは村の人々の事など興味もなかったが

今日はリョウクとチョウミが憤慨しながらヒチョルの助けを乞うた

なのでソンミンの騒ぎは湖の底から見て知っていたのだった



ヒチョルはソンミンの額に手をかざして気を送る

ソンミンの瞳がぼんやりと開いた

「うわ~気が付いたよ~ねぇ大丈夫?」

リョウクが心配そうにのぞき込んで聞いてくる



「僕・・・死んだんじゃ・・ここは? 」

ソンミンが自分を取り囲むように見つめている人々を

伺うように見回しながら小さな声で呟いた



中国王朝時代をほうふつさせるような調度品に

古いけれども上品な感じの小奇麗な居間の中央に

寝かされている自分にソンミンは驚いた

そして心配そうに見つめる人の中に

ひときわ美しい人間離れをした美貌の人物を見つけ

あまりの美しさにぼんやりと見つめ続けてしまっている


「そうね~あなたは死んだと言えば死んだ事になるわね

ここは人間界とは違った場所なの・・あなたはヒチョル様に助けてもらったの」


背の高い綺麗な男性が優しい声でソンミンに伝える

「僕たちは人間じゃないの~人間の姿しているけどね~

ヒチョル様は神様だし~僕たちはその下部~

だからあなたもここに来た時点で人間じゃなくなってるんだ」

リョウクが暖かい飲み物をソンミンに手渡しながら言う


「神様って言ったって・・・この場所から出られない・・・

結界を破って外に出られない・・・能力も封印されているし

名前ばかりの神様だ・・・・」


ヒチョルが寂しそうにほほ笑んだ

そんなヒチョルの寂しさがソンミンの心に刺さった


「僕は・・・ここで何をすればいいのですか?」

ソンミンの問いかけにチョウミは優しくほほ笑む


「ヒチョル様の話し相手になってくれればいいわ」



ソンミンは湖の底の館で働く事になった・・・・

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[湖畔の囚われ人]2


その昔

ヒチョルが天界で暮らしていたころ

ヒチョルには相思相愛の恋人がいた

天界をつかさどる天帝の側近中の側近

文武両方に優れていて誰もが見とれてしまうくらいの美丈夫


ヒチョルと同じ龍族の韓将軍がヒチョルの恋人だった


2人は天界でも有名なほどに愛し合っていて

その仲の良さには天帝さえ目を細めてほほ笑んでしまうくらいだった


そんな2人を邪魔する輩が出てきた

ヒチョルに懸想した韓将軍の部下である劉将校が

ヒチョルを自分のものにしようとしたのだ

靡かないヒチョルを憎み劉将校はヒチョルを人間界に封印してしまった


韓将軍は劉将校の裏切りを知り即座にその命を奪った


天界では流血沙汰はご法度である

そのことを重々承知の上で韓将軍は腹心の部下の命を断ったのだ


天帝はヒチョルを救出しようと画策したが

ヒチョルが人間と氏神としての契約を交わしたことになっていたので

手の打ちようがなかった・・・たとえそれが謀られたものだとしても・・・


ヒチョルが閉じ込められた湖の結界の中に

韓将軍は立ち入ることができなかった・・たとえ天帝でも結界を解くことは無理で

使いとして白蛇のイトゥクを時々送り込むことがやっとだった


人間世界で200年の時間が過ぎてしまった

今でも韓将軍は結界の外からヒチョルの事を案じている・・・・・





はぁ・・・・・

リョウクとお揃いの可愛いチャイナドレスを着たソンミンは

チョウミの説明を聞き終えて小さなため息をついた



「ヒチョル様はあまりのショックから

天上界で生活していた頃の記憶がないんだ・・・

ハンギョン様の事も覚えてないんだよ」


リョウクは辛そうに顔をゆがめて眼がしらをハンカチでぬぐう


「あれ? ヒチョル様は? 」ソンミンがキョロキョロと周囲を見回すが

ヒチョルの姿は見えなかった


「多分・・・いつもの場所ね・・・」チョウミが小さくため息をつくと

ソンミンに手招きをする








結界の内側ぎりぎりの湖の畔にヒチョルは佇んでいた

ソンミンがそっと近くに行くと

ヒチョルはその気配に気づいて振り向いた

そしてソンミンにやさしくほほ笑む


「俺・・・天上界で暮らしていた時の記憶がないんだ・・・

でも愛おしい人がいた・・という記憶は残ってるんだよ」

ソンミンは黙って聞いている

ヒチョルは空を仰ぐと

「相手の顔も名前も浮かんでこないのに・・・抱きしめられた暖かい腕や

やさしい声なんかがぼんやりと思いだされるんだ・・・

ものすごく切なくなってここにきて空を見てると

なんか少し落ち着くんだ・・・」


「いつか・・・天上界に戻れますよ・・・人間界の時間なんてすぐに過ぎます」

ソンミンの言葉にヒチョルは小さく笑うと


「ソンミンありがとう・・・ソンミンが来てから

リョウクもチョウミもよく笑うようになった・・・・

ソンミンだって恋人と会いたいだろうに・・こんな湖の底で

俺なんかの世話をしてくれて・・ごめんね・・・」

ソンミンの頭をやさしくなでる


(この人は・・・自分がすごく傷ついてるのに・・・

他人の痛みにも敏感で繊細なんだ・・・)


ソンミンは思わず泣きそうになるのをこらえて笑顔を作る

「今日はお客さんが来るんですか? リョウクがすごく張り切ってました」

「うん・・もう戻ろうか・・ソンミンは初めて会うんだな・・・

天帝さまのお使いが来るんだよ・・・天上界の美味しいお菓子とか持ってきてくれるよ」



ヒチョルが閉じ込められている結界

人間との氏神契約のせいで天帝も救い出すことが出来ない

ソンミンは自分が飛び降りた崖の所に小さな祠があったことを思い出していた


あの祠・・・幽閉状態と関係してるのかな・・・


今では村の誰もが見向きもしない朽ちかけた祠に

ソンミンはヒチョルが愛する人と再会するのも

そう遠くないように感じた





[湖畔の囚われ人]3


「でねぇ~その時の天帝さまがすっごく面白い顔してたんだよぉ~」


ソンミンはさっきからしゃべりっぱなしの男性を驚愕の瞳で見つめていた



(よくこれだけ次から次へと話がぺらぺらと出て来るな・・・

この人さっき・・・イトゥクって紹介されたけど・・・口から先に生まれてきたみたい

イプトゥク・・・・って感じ)


ソンミンが天帝の使いを心の中でイプトゥクとあだ名をつけている事も知らず

当のイトゥクは天上界で起こったいろんな事を

面白おかしくヒチョル達にはなして聞かせている


イトゥクとヒチョルは天上界にいた時は同じ舞踊団に所属していて

楽器を演奏したり舞踊をしたり歌をうたったりする仕事をしていた


幼馴染で同じ仕事をしていたので2人はすべてを話し合える親友だった


「ミミちゃん!!!天上界のお菓子だよ~すっごく美味しいから食べよう」

リョウクがソンミンに声をかけて

イトゥクが持ってきたカラフルなお菓子を楽しそうにテーブルに広げる


「君って人間だよね~なんでここにいるの?」

イトゥクがえくぼの出る笑顔を向けて聞いてくる


「それは・・・」

ソンミンは今では心の傷が癒えて

当時の事を話すのも辛くなくなっていたので

他人事のように笑顔で説明をし始めた・・・






「ハンギョン様~結界がそこにあるので中までいけませんよ~」

ハンギョンの従者のキボムが湖の近くまできたハンギョンに注意をする


天上界で流血事件を起こしてから

飛ぶ鳥を落とす勢いだった韓将軍は蟄居の生活を強いられていた


最愛の恋人を人間界に封印されてしまい

酒におぼれるような日々を過ごしていたが

時々どうしても切なくなって人間界まで来てしまうのだった


ハンギョンのフォースが強すぎるので

結界の近くに行くだけでも影響がでてしまう

ましてや結界に突っ込んだりしたら人間界が崩壊してしまう


今も微妙にあぶない事になりそうな所なのに

ハンギョンの心中を想うと誰も何も言うことができなかった




せめて・・・ヒチョルの魂だけでも感じたいのに・・・

ハンギョンは切ない顔をして湖を見つめている







「イトゥク・・・すげー顔になってるぞ・・これで顔をふけよ」

ヒチョルが呆れた顔をしてイトゥクに布を渡す


ソンミンの話を聞いてイトゥクは涙をボロボロと流していた

「だってさ~ひどいじゃん村の奴ら・・・ソンミン死んじゃったけど

ヒチョルに助けてもらって良かったね」

チーンとイトゥクは鼻をかむと少し落ち着いたのか

天上界の仕組みを少し話してくれた


「ヒチョルに拾われてここで働くことで

ソンミンは神籍に入れたんだよ~

ヒチョルが天上界に戻るときに一緒に行けるんだ

神様っていってもピンキリなんだけど・・・・

天上界に住む権利は貰えてるんだよ」

「うんミミちゃんは僕たちと同じだよ~

神籍の一番したっぱになるけどね」


ソンミンは天上界と言われても想像もつかない世界の事で

他人事のように感じていたが

ヒチョル達が戻っても自分も連れて行ってもらえると聞いて少し嬉しかった


「そういえば~僕が来る途中で湖の所で人間が魚とってるの見た」

イトゥクが思い出したようにポツリと言うと


「わたしも見た・・・人間は湖の畔まで入ってこれないはずなのに・・・

結界が緩んできているのかしら」


チョウミが不思議そうに首を傾げて考え込んでいた






「ハンギョン様~

そんな所でふて寝してもヒチョル様には会えませんよ」

湖が覗き込める崖の所にハンギョンは寝っ転がっていた


最近ハンギョンは幸せだった頃の思い出に浸ることが増えた

今も多分ヒチョルとの思い出に浸っているんだろう

キボムはしばらく1人にしておこうと側から離れることにした




あれ?

崖の近くに小さな祠が見える

近くまで行くとかなり朽ちかけている祠だった


もしかして・・・この祠って・・・ヒチョル様の封印に関係してるんじゃ


キボムは何かを感じその場で考え込む


「結界って湖の畔周辺にはってあんじゃないのか? 

なんで人間が入り込んで魚とってんだよ・・・・」

ハンギョンのつぶやきにキボムの予感が確信になった


「ハンギョン様・・・結界が緩んでいます・・・

でも緩んでいても結界があるうちは将軍は近寄ってはいけません」


結界が緩んでいる・・・その言葉にハンギョンはキボムを凝視した


「ヒチョル様を助ける事が出来るかもしれません」


キボムの言葉にハンギョンは視線を湖に落とす


ヒチョル・・・・・


ハンギョンは愛しい人の名前を呟いた




[湖畔の囚われ人]4


ハンギョンはヒチョルが捕えられている湖を見つめながら

ぼんやりと考え事をしていた

人間の世界での200年なんて神のいる天上界ではそれほどの時間ではなかった

しかし毎日のように愛し合っていた2人の仲が引き裂かれるのは

心臓の半分をもぎ取られる位つらいものだった


ハンギョンは初めて天帝の意に反して流血事件を起こし

腹心の部下の命を断った


しかし天帝はハンギョンの心中を案じてくれて蟄居という処分を下した

ハンギョンの今までの将軍職は強将校が代行してくれている



「俺は・・・人間界が崩壊してでもお前をそこから救い出したい

しかし天帝がそれを望まないから我慢している・・・どのくらい待てばいいんだ」



ハンギョン・・・


ヒチョルの笑顔が浮かぶ

初めて会った天帝の誕生祝の席で見せた

ハンギョンが一目ぼれをした笑顔だった


ハンギョンは思わず手を伸ばしたが

そこには何もない空虚さだけが広がっていた




「村長!!!!!あの湖の見える丘全体を買いたいという話はどうなりました?」

「都会の超金持ちがあそこにリゾートホテルを建てるという話だったな

明日にでも計画書をもってくるそうだ」

村長と村の出納課長がひそひそと話をしながら崖に向かって歩いてきている

「あの丘全体は村の所有で良かったんですよね・・・私は行ったことないんです」

「ああ・・・昔からあそこは立ち入り禁止だったな・・・数年前に飛び降り自殺もあったし・・」

村長は首を傾げながらも早足で崖に向かっている



人の気配を感じてハンギョンは近くの木の上に体を移した


いつの間にかキボムが横に戻ってきている



「村長~こんな所に何かありますよ」

「なんだこれ?」

村長と出納課長が朽ちかけた祠の前に立ち止まる



人間の様子を伺っていたハンギョンが何かに気づき

隣にいるキボムの顔を見つめると

キボムがニコリとほほ笑んだ

「天帝が立ち入れない人間と神との契約を打ち切るには

契約者の人間に破棄してもらうのが一番なんですよ」

キボムの言葉にハンギョンは息を飲み込んだ

(お前・・・人間に何か吹き込んだな・・)





「不動産屋って明日見に来るんですよね~」

「なんか小汚いなぁ・・・なんだこれ・・・」


ガタン

出納課長が祠を軽く触ると少しくずれた


「これ壊れてるぞ・・・」

ガラガラガラ

村長が足で突くと祠は音を立てて崩れ落ちた



パキーン!!!!!!!!


祠の崩壊によってその場の磁場が急に変わったように強い風が吹き始めた

ハンギョンの体が全身鳥肌がたつような感覚に襲われる

「キボム・・・」

「ハンギョン様・・・結界がたった今消滅しました」

ハンギョンがキボムの顔を見てニヤリと笑う

「ヒチョル・・・今行く・・・」










パキーン!!!!!!!!

ヒチョルの館でもみんなが異変を感じた

人間界の様子が見れた洗盤が割れて

館の中を風が吹き荒れて来た


「ヒチョル~これって結界が破れたんじゃないの????」

イトゥクがおろおろと心配そうに歩き回る

ソンミンとリョウクも不安そうに2人で抱き合っていた



ヒチョルは瞳を閉じて意識を集中し始めた


「どうやら破れたんじゃなくて・・・結界が消滅したようだ」

「え?」

「俺の封じ込められていた力が・・・この体に戻ってきている」


ヒチョルの瞳が金色に輝き始めた

初めて見るソンミンは驚愕で息をのむ


「人間が契約を破棄したんだわ・・・結界がなくなれば

天上界に戻れるわよ」

チョウミが嬉しそうに呟く





「ヒチョル~!!!!!!!!」

ヒチョルは自分を呼ぶ愛しい人の声を聴いてすべてを思い出した


「ハンギョン~!!!!!」


ヒチョルは両手を上げて力をためて館の天井を吹き飛ばす


ヒチョルの姿は美しい白い龍となって天上へと伸びていく


空の上では銀色の鱗の美しい大きな龍が待っていた



会いたかった・・・・


2体の龍は寄り添うように天上界へ上昇していく



龍の上昇に伴い激しい雷雨が人間界を襲った


「さあ私たちも天上界へ戻るわよ~リョウク!!!ソンミンをお願いね」

チョウミがそういうと自分も龍の姿になって天へ昇って行く

「チョウミ~俺も連れて行ってよ~」

イトゥクが白蛇の姿に戻るとチョウミの腕に絡まって同乗する


「ミミちゃん・・僕も変化するから驚かないでね・・・

ちゃんと捕まっててね」


ソンミンは小柄な龍に抱えられて天上界にむかって上昇していった


村の方を見ると雷雨で凄いことになっていた

そして

自分達が湖から飛び立つとともに

湖の水がすべて上昇していく


湖の水がすべてなくなっちゃう・・・ソンミンはそんな事を思った















長年の水不足から竜神と氏神契約をして

200年の間豊富な水を手に入れることが出来た村人たちも

いつの間にか竜神を祭ることを忘れてしまい

自らの手で祠を破壊してしまう事となった

そのことで契約は破棄され

湖の底に封じ込まれていた美しい龍は

愛する人の待つ天上界に帰ることが出来た



豊かな水で潤っていた村は

今では全く水のない荒れ果てた地になってしまった


[湖畔の囚われ人]Last



天上界に着いてから

ソンミンは驚きの連続だった

龍に変化して空を登って行ったヒチョル達も

ここに戻ったら湖の底にいた時のように人間の姿に戻っている


リョウクやチョウミにいろんな事を教わりながら

少しずつ天上界の暮らしにも慣れてきた

湖の底での暮らしと違って

天上界ではいろんな人たちが館にやってくる

ソンミンも毎日あわただしい生活を送っていた



「ヒチョル達ってまだ部屋から出てこないの~?」

天上界に戻って数日たってからイトゥクが訪ねて来た

ソンミン達に自分の服のおさがりをもってきたのだった


「まあ・・・200年会えなかった分の埋め合わせしてるんでしょう」

リョウクが苦笑しながらイトゥクにお茶を出す


「ほんとに韓将軍はあっちの方は衰え知らずだねぇ~」

お持たせの「魔界おこし」をぱくつきながら好き勝手な事を言ってると


「ありがたいことに本当に衰え知らずで困ってる」

イトゥクの耳元で急に声がして、おこしがのどに詰まりそうになった


ゲボゲボ


むせながらイトゥクが振り向くとヒチョルが立っていた

頬をほんのりと上気させてすごく色っぽいオーラが漂っている

「うわ~たっぷり愛してもらったんだね~」

イトゥクの言葉にヒチョルは恥ずかしそうにほほ笑んでから

イトゥクの頭を一回叩いた

「うっせ~!!!!」


「昔のヒチョルに戻った~もっと殴って~」

イトゥクは親友の幸せそうな姿に涙を流しながら冗談を言う


「ソンミン・・・お前の恋人見つかったぞ

お前への未練がすごくあって魔界に落ちそうになってた

天帝さまにお願いして天上界の方へ連れてきてもらっている」


え?


ヒチョルはソンミンをやさしく抱きしめると


「あの館で俺の世話をしてくれてありがとう

お前もこの天上界に住む権利はもっているんだ

だから愛する人と幸せに暮らしてほしい」と言った


ソンミンの心にヒチョルのやさしさがしみこんでいく


「いいなぁ~僕もそんな人欲しいなぁ~」

リョウクが羨ましそうにつぶやくと

「あれ~リョウクに夢中な詩人がいたような気がするけど」

イトゥクが意味深な笑顔で聞いてくる


「あれは・・・関係ないです!!!!ただの先輩ですっ」

必死で否定するリョウクが面白いとイトゥクが吹き出す

ヒチョルも笑いながら

「その詩人さんが200年ぶりの逢瀬をお願いしてきたぞ」と言う

「え゛ーっ!!!!!!」

リョウクがうざいという顔をしたのがまた可笑しくてみんなで笑いあう


「みんなで幸せになろうね~」

イトゥクがえくぼの出る笑顔をむけて言うと

ソンミンは「幸せ」って本当に日常のささやかな事なんだな・・・と感じたのだった




おわり







夢でみたシーンは白い龍と銀色の大きな龍が寄り添って天へ昇って行く・・・所です

そのシーンからこの話を創り上げるのに・・・ちょっと辛かったです

話が収集つかなくてすみません・・・いつもの事ですけど・・・


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