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[がちゃがちゃ] おまけの話



「おい鈴木・・さっきから何悩んでんだ?」

「ああ佐藤課長・・実はですね・・SMエンターの人から頼まれた事があって」


エイベックスの事務所でアジア地区担当の鈴木は

声をかけてくれた自分の上司にこれ幸いと悩み事を打ち明けた


「課長は覚えてますか? がちゃがちゃの自宅用の小さい奴販売してたの」


「ああ・・カプセルの中身は自分で用意して専用コインで・・ってやつだな

よく自動販売機のおもちゃがあったけど・・あんな感じか」


「それが欲しいって・・買って送ってほしいって言われたんですよ」

「あんなのもうとっくに廃盤だろうが・・・」


佐藤課長は呆れたように言うと鈴木の背中をぽんと叩く


「ですよね~いくら探してもないんですよ・・」

鈴木はため息をつくと

「ないって断るにもなぁ・・・・ガンダムの中身付きでって言われてたし」とぼそっと言った


「ガンダムのがちゃがちゃが欲しいのか? だったらメーカーに手配して

本物送ればいいじゃないか・・お前スーパージュニアのライブ用のがちゃがちゃ担当してるだろう

メーカーに頼んで送ってもらえ」


「あっそうですね~本物送ればいいんだ~よかった~」

鈴木は手をぽんと打つと


「さっすが~佐藤課長~さっそく北京に送ってもらおうっと」


ニコニコしながら封筒を取り出した


「ソウルじゃないのか?」

「北京のこの住所にそのメッセージカードを添えて送ってほしいって

スーパージュニアのマネージャーに頼まれたんです」


「なんだこのカード・・From 希 ?」


佐藤課長は希とだけ書かれたカードに首をひねりながら

それを鈴木に返して


「とにかくお得意さんのお気に召すように素早い対応をしてくれよ」

そう言い残すと自分の席に戻っていった・・・



おしまい


がちゃがちゃに魅入るハン様

face bookで上がったハン様の写真です

ヒチョルの元におせっかいなファンが送り付けて

ヒチョルがこの写真を見ているという前提で出来上がった話でした
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[がちゃがちゃ] 後編


「クン~!!!!何か荷物が届いたみたいだよ」

北京のハンギョンの自宅に宅配便が届いた

遊びに来ていた友人のクニオが

お茶を入れているハンギョンに向かって声をかける




「なんか日本から荷物きた・・・ファンからの贈り物かな?」

ハンギョンは玄関先で受け取った大きな荷物を

よいしょとリビングまで運んできた


「お前・・ファンは自宅には荷物送らないでしょ・・

送り主不明だったら開けない方がいいぞ」

クニオは眉間にしわを寄せて真剣にハンギョンに忠告をする


バリバリ

え?

段ボールをやぶく音がする

「クン!!!!お前~今俺が忠告したばかりなのに・・」

心配そうなクニオの視線も気にすることなく

ハンギョンはニコニコしながら荷物を開け始めていた


「あ~ガンダムだぁ~」

小さい子供の様にハンギョンは大喜びで包装をやぶいていく



「これって・・・おもちゃ屋やゲーセンに置いてあるがちゃがちゃじゃん

300円って書いてある・・・お金必要なんじゃないのか?」

クニオの心配をよそにハンギョンは鼻歌交じりで添付されている注意書きを読んでいた

「すごいよ~クニオ~注意書きは中国語で書かれてるよ~」

日本のコインも少し同封されているようで

さっそくハンギョンはコインを入れてがちゃがちゃし始めた


クニオが説明書を読んでいる間

ハンギョンはカプセルをいくつか出して遊んでいたが

がちゃがちゃの上に張り付けてあったカードに気づいて

静かにそれをはがし大事そうに胸に抱きしめた


ん?

突然静かになったハンギョンに気づいたクニオは説明書から目を上げた

「クニオ~これ見て~」

ハンギョンが嬉しそうにクニオに見せた名刺大のカード

そこには『From 希』とだけ書かれている


「さすがだなキミチョルからのプレゼントか・・・

お前らってなんだかんだ言ってても繋がってんだな・・・」


小さい子供の様にカプセルから出したガンダムのおもちゃを

嬉しそうに並べているハンギョンを見て


(キムヒチョル・・・何でも分かってんだな・・すげ~なぁ・・)

クニオは長年の親友のそんな様子をながめながら

心の中でキムヒチョルという人物がどれだけハンギョンの事を理解しているのか

痛感するのだった
突然変な話を思いついたのでお付き合いください

[がちゃがちゃ]  前編


ヒチョルはSMタウンのライブで日本に来ていた

スーパージュニアは昨日までフィリピンのマニラでSS5をやっていて

その足で日本にやってきたのだ


外は雨が激しく降っている

台風がやってくるとの事だったがどうやら関東地方への直撃はなくなったようだった


「飲みに行こうぜ~」

明日はライブだけどSMファミリーのライブということで気持ちも楽になっている

そんなところから誰とはなしに夕食を食べた後に居酒屋に行くことに話がまとまった



居酒屋に行く途中でがちゃがちゃがたくさん並んでいる店の一角を見かけた

ヒチョルは感心したように隣を歩いているリョウクに話しかける

「がちゃがちゃだけでこんなに置いてあるよ・・・すげ~な」

リョウクはその様子をみて小さく笑いながら

「がちゃがちゃのおもちゃって売ってるの ヒチョル兄さん知ってた?」

「おもちゃ? 日本の?」

「うん・・カプセルの中身は自分で用意して・・専用のコインがお金の代わり

大きさはこのくらいで・・・」

リョウクが両手を広げて大きさを示すとヒチョルが

「そのがちゃがちゃを一人でさみしくやるのか?」と嫌そうな顔をして答える

「まあひとりでやる人もいれば・・パーティでやる人もいるんじゃないかな?」


2人の話を聞いていたマネージャーが

「日本の大きなおもちゃ屋に行けば売ってるんじゃないかな」と答える


ふーん・・・

「あの中身って売ってる業者あるんだよね」

「ヒチョルはあれ欲しいの?」

「まあ・・プレゼントにいいかなって思ってさ」

話はそこで一度終わりとなって

他のメンバーからだいぶ遅れをとったヒチョル達は

あわてて居酒屋ののれんをくぐった





飲んでいる間メンバー達は隣にいた

自分達を知らない日本人の同年代の男性達と意気投合して

カタコトの日本語と英語とハングルで超盛り上がっていた

席が超盛り上がっている時にヒチョルはぼんやりと物思いにふけっていた



あいつ・・・がちゃがちゃ好きだよな・・・

ハンギョンは今映画の撮影であちこち飛び回っている

最近めっきり連絡を取り合うこともなくなっていた

自分だってフィリピンから日本への移動だし

お互いに超多忙の芸能人だから仕方ない事だ・・・とヒチョルは思う


リョウクから聞いたがちゃがちゃのおもちゃが気になって

後でこっそりマネージャーに私的なお願いをすることになるのだった
いつも遊びにいらして下さる方々ありがとうございます

最近更新してなくて・・・すみません

日曜日は東京ドームのSMタウンに参戦してきました

レポは宗文の表日記に書かせてもらいました


生のヒチョルは綺麗でしたけど

まだライブに慣れてないのかな

エンディングで後ろの方できょときょとドキドキしてました

周囲を見回してミンくんを見つけて・・ミンくんにべったり~

ソルリちゃんがそんなヒチョルを見つけて

手をつないで舞台中央まで連れてきてくれました


兵役の2年間で変わったんですね・・・

ヒチョルは変わったけど

ここは全く変わってないです(笑)


ワンパターン

でも

ほそぼそと続けていけたらって最近思うようになりました


誰も読んでないこんなブログやめちゃおうかな・・って時々思ったりします

コメント下さる方々の暖かい言葉に励まされて

無理しないでいこうって思ってます


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ヒチョル大好きです

ハン様も大好きです


京セラ16日参戦します

お会いできる方はお声をかけてくださいませ
[ハロウィンの奇跡] ~ハンギョンside~



「ハンクンお疲れ~今日はもう上がりだよ」

ハンギョンはマネージャーから声をかけられて

今日の撮影が終わったことに気が付いた


スーパージュニアを抜けてから

母国では映画の撮影にたくさん参加してきた

しかしハリウッドは初めての事ばかりで神経が休まることがない

国が違えば撮影方法も違うんだな・・・

ハンギョンは毎回新人俳優のように周囲に気を使って撮影に参加してきた



「ハ~イ!!!!ハンクン~!!!これ日本のおもちゃメーカーに作らせたよ~

良かったら君にもひとつ差し上げよう♪今回の新しいトランスフォーマーだよ」


ホテルに戻るためにベイ監督に挨拶をしに行ったハンギョンに

上機嫌のベイ監督が超合金の小さなロボットを渡してくれた



シカゴのロケ地からホテルに戻る車の中でハンギョンは

手のひらに握れるくらいのロボットを動かしながらヒチョルの事を思っていた




「トランスフォーマーという映画のオファーが来たから

しばらく会えないし、連絡もなかなか取れないと思う・・・ごめん」

ヒチョルの誕生日に電話をかけた時に

ハンギョンはしばらく会えないことを伝えた


「俺・・子供の頃にアニメ見たことあるよ・・・ハリウッド実写版は見てないけどさ

お前すっげーな・・ハリウッド俳優の仲間入りじゃん・・・

アカデミー賞の時に正装してレッドカーペット歩くんじゃん・・カッコいい~」

ヒチョルは嬉しそうに電話で話をつづけた


「トランスフォーマーってさロボットのおもちゃあったな~

子供の頃さ・・同級生で持ってるやついてさ・・ちょっと羨ましかった」

そういうと電話口で小さく笑うヒチョル

その笑い顔を思い浮かべハンギョンも笑いながら

「俺はガンダムのほうが好きだけどな・・・出演者におもちゃ配られる事あったら

ヒチョルにあげるから・・・もしかしたら・・

映画公開の頃に日本のおもちゃメーカーから発売されるかもね」



そんな会話をして電話を切ったっけ・・・

あれから3か月・・・

ヒチョルにこれあげたら喜ぶかな?

ハンギョンはそんな事を考えながら車を降りてホテルの中に入っていった



ああ・・・今日はハロウィンなんだな・・・


ホテルのロビーにはハロウィンの飾りがしてある

ハンギョンの母国にも

ようやくハロウィンという西洋のお祭りが知れ渡ってきたが

さすがにアメリカでは規模が違う


そういえば・・昔ヒチョルにデタラメ教えられたっけ

ハンギョンはそんな事を思い出して小さくほほ笑んだ


エレベーターホールでマネージャーと別れると

一人でエレベーターに乗り込んで部屋に向かう


パタン

部屋の扉が閉まって電気がつくと

そこは見たことのない景色が広がっている

どこかの教会の中で、そこには・・・


黒い帽子に黒いマントの魔女が後ろ向きで立っていた


「は? お前だれ? 」


ハンギョンはサセンペンが入り込んだのかと一瞬身構えた


「お前・・・もう俺の事忘れたのかよ」

怒りの含んだ声音で黒マントの魔女が振り返る


「ヒチョル・・・なんで? ここにいるの?」

ハンギョンの愛しい人がベタな魔女の姿でそこに立っている


「はぁ? 今日はハロウィンだろう? だからこんな恰好してんだよ

お前だって魔女のマント着てんじゃん」


ヒチョルに言われてハンギョンは自分の姿を見て驚く

「うわっ・・なんだ・・いつの間に・・・」


ハンギョンの驚く姿をみてヒチョルはニヤリと笑う

「やっぱこんな姿は似合わないな・・お前はイケメンだから」

「ヒチョルだって・・そんなマント似合わないよ」

ヒチョルはハンギョンのマントを脱がした

その下には白いタキシードが現れてハンギョンのイケメンぶりを際立たせる

「ふふふお前のためにスペシャルサービスしてやる」


うわっ・・・・


ヒチョルが黒い帽子とマントをとると

その下には真っ白なウェディングドレスが現れた



綺麗だ・・・ハンギョンはヒチョルの美しさを再認識させられて声も出ない


ハンギョンのその様子をみてヒチョルは満足そうに笑った

「今日は俺たちの結婚式だぞ・・ぼっとしてんじゃねぇよ」


いつの間にか神父が二人の前に立っている


指輪の交換のあとに誓いの口づけがあった


久々のヒチョルの甘いくちびるの感触に

ハンギョンは我を忘れて濃厚な口づけを繰り返す


「ぽけっ!!!ここでのキスは誓いのキスだろ!!!誰が舌入れんだよ!!」

ヒチョルの強烈なけりが入ったけど、ハンギョンはもう止まらない


ヒチョル・・・ヒチョル・・・愛している・・

ああ・・・俺はヒチョルじゃないとダメなんだ・・・ずっと俺のものでいてくれ・・



いつの間にか寝台で二人は愛し合っていた

ハンギョンはむさぼるようにヒチョルを欲する

ヒチョルもハンギョンの要求に答えてくれる

ハンギョンが絶頂を迎えて意識がフレームアウトした・・・








あれ?

ハンギョンは撮影中に常駐しているホテルのベットで目を覚ました

服を着たままうつぶせで眠っていたようだった



ヒチョル・・・会いたい・・・・


あまりにもリアルな夢だったので

ハンギョンはうつぶせのまま しばらくぼんやりとしていた


右手にしっかりと何かを握りしめているのに気付く


ああ・・・超合金のロボットを持ったままだったな・・・


何気なくその手を広げると

そこにあったはずのロボットはなく

ハロウィンの飾り用のお化けの人形があった・・・


そのお化けをぼんやりと眺めながらハンギョンの瞳から涙が流れる


ハンギョンはスマホを取り出すとヒチョルの番号をクリックした









おしまい


*ハンギョンsideでヒチョルがドレスを着ているのは

ハンギョンの夢だからです・・・ハンギョンの希望だからです

だからヒチョルsideではヒチョルはドレス着てません

指輪の交換の指輪は・・・夢の中で・・ということで現実には出てきません


そして何度も結婚させてますね・・私・・恐るべきワンパターンですみません

こんなおバカversionにお付き合いありがとうございました

今の時期ではハン様の映画の役がわかってません

中国で撮影もあるのですが今はシカゴで撮影中のようです

そこらへんの細かいことは妄想話なので

後日間違いが分かっても笑ってスルーしてください



いつも遊びに来て下さる方々ありがとうございます

今書いているEternal ・・・少し煮詰まってます

なので気分転換にショートstoryを書きました

おばかversionなので良かったらお付き合いください


[ハロウィンの奇跡]


10月に入ってから

ヒチョルは本格的にスーパージュニアとしてライブに復帰した

SMタウンの最初の合流は北京から

中国はヒチョルにとって大事な国だ

もしかしたら老後は住むかもしれない・・・と

ほそぼそとではあるが中国語の勉強もしている



ただ残念な事にヒチョルの最愛の人は

ハリウッド映画の撮影のために母国には滞在していなかった


せっかく俺様が北京に行ってやるのに・・・なんでアメリカにいんだよ・・・


ヒチョルは金浦から北京行の飛行機の中

心の中でハンギョンに対して軽く毒づく・・・

それだけでは腹の虫がおさまらないので

隣の席のカンインに八つ当たりまでしていた・・・


北京公演が大成功で終了し

ライブパフォーマンスも日本公演後には

すっかり勘を取り戻すことができた

ライブ以外にもテレビ出演などスケジュールは詰まっている

日々の多忙さにようやく慣れてきたころ

宿舎がオレンジに装飾されているのに気付いた


ああ・・・今日はハロウィンか・・・

ヒチョルはかぼちゃの飾りを指でかるくはじくと

ハンギョンがまだ宿舎にいたころのハロウィンを思い出していた


自分達の力がまだ無限だと信じていたころ

毎日が忙しかったけど、それなりに楽しかったあの頃


ハンギョンはハロウィンの事を知らなかったので

ヒチョルはデタラメな事をハンギョンに吹き込んだ

後でハンギョンに散々怒られたっけ・・・そんな事あったな・・

ヒチョルは遠い目をしながらお化けの飾りをひとつ掴むと

自室のドアを開けた


にゃう~


「ヒボム・・・お前なんだよ・・・」

ヒチョルのベットの上に

魔女の帽子をかぶったヒボムが瞳を三角に細めて笑いながら座っていた


「まるでチシャ猫みたいだな・・・どうしたんだ?」

ヒチョルがヒボムを抱き上げようとしたその瞬間

ヒチョルの部屋が回転してどこかの宮殿の一室に変わった


はあ?

ヒチョルが驚いて周囲を見回していると

綺麗な服を着た小姓がヒチョルのもとにやってきた

「ようこそ・・あちらの部屋で主様がお待ちです」


ヒチョルは促されるままに主とかが待っている部屋に入っていった


これは・・夢だ・・・絶対に・・・

ヒチョルは目の前の人物を見つめて心の中でつぶやく


「ヒチョル・・・久しぶりですね・・・会いたかったです」

「お前・・・今から仮装パーティにでも行くのか・・・」


ヒチョルの目の前につばの広い黒い帽子に黒いマントという

ベタな魔法使いの姿をしたハンギョンが立っていた


「今日はハロウィンですよ・・・ヒチョルだって魔女の姿してるじゃない」

言われて自分の姿を見ると

いつの間にか黒いマントをつけている


「やっぱりヒチョルには似合わないね・・・ほらマント外して」

ハンギョンは自分の着ていた魔女の服を脱ぎ捨てると

ヒチョルのマントを手早く脱がす


黒いマントの下にはタキシード

ハンギョンは白のタキシードで

ヒチョルは光沢のあるシルバーのタキシードだった


「今からパーティに行くから正装じゃないとね」

ハンギョンはウィンクをするとヒチョルの手をとってエスコートする


「パーティって・・・何だよ・・・」

ヒチョルが怪訝そうな顔をしてハンギョンに問いかけると

ハンギョンは楽しそうにほほ笑みながらヒチョルの耳元でささやく

「何って・・私たちの結婚式ですよ・・今更嫌だとは言わせません」


はあ????


ヒチョルは驚いてハンギョンを見つめるが

ハンギョンはしれっとした顔をしてヒチョルの横でほほ笑んでいる


いつの間にか教会の中にいて二人の前には神父が聖書を持って立っていた


指輪の交換が終わった後に誓いのキスとなり

ヒチョルはハンギョンから濃厚な口づけをされて体中の力が抜けそうになった


瞳からは涙があふれて止まらない


普通はこの場でのキスって・・・誓いのキスだろう・・舌なんか入れるなよ


ヒチョルの心の叫びをハンギョンは無視して

ヒチョルの唇を丹念に味わっている



あああ・・・俺は・・やっぱり・・・お前じゃないと・・ダメだ

愛している愛している・・・俺の事をしっかり捕まえて・・離さないで・・


教会からいつの間にか寝室のベットに2人で抱き合っていた


ハンギョンはヒチョルの耳元で何度も繰り返し愛の言葉を告げる

その言葉をうけてヒチョルは愛の波に身を任せる

2人の世界には誰も入り込めない

ヒチョルはハンギョンの愛撫を体中にうけながら絶頂を迎えて意識を手放した






にゃう~


ん?

ヒチョルは自分の顔をヒボムに舐められて目が覚めた

どうやら自室のベットで寝てしまっていたようだった


「俺・・・かなり欲求不満・・・そんなにあいつとヤリたかったのかよ」

今まで見ていた夢があまりにもリアルだったので

ヒチョルはヒボムを抱きしめて恥ずかしそうにつぶやいた


「こんど・・・あいつと会えるのはいつなんだろう・・・・

撮影が終わったら・・多分連絡くれるだろう・・・

俺たち・・・まだ・・・別れてないよな・・・・」


ヒチョルの瞳から涙が一筋ながれてきた

あわてて手で拭おうとして右手に何かを握っている事に気づく




さっきハロウィンのおばけの飾り持ってきちゃったっけ・・・


そう思って手を開くとそこには思いがけないものが入っていた




うそ・・・だろ・・・・


ちょうどそのときヒチョルの携帯が鳴った


ハンギョンからの電話だった




そしてさっきの事はあながち夢ではなかったのだと考える



ヒチョルが握っていたのは

小さな超合金でできたロボットのトランスホーマーだったからだ







おしまい





なんかよくわからない話でした・・・すみません・・・
[Eternal] 孤高の都市 10


「楽しそうなクリスマス会やってるぞ」

ハンギョンは使い魔のフクロウの目を通して

ヒチョル達のクリスマス会をのぞき見していた

その顔は嬉しそうに緩んでいて

鼻の下も伸びてイケメンが台無し状態


「本当にお前はヒチョルの事心配しすぎだぞ。

もうほとんどストーカー状態じゃないか・・・」

チャンミンが呆れたようにつぶやいた


ハンギョン達は世界中に散らばっていた一族を求めて

あちこちに飛び回わり、

自分達の心の支えだった「村」の消滅の報告をし

一族の結束を再確認してきた



その仕事もようやく片がつき

今はソウルのホテルの部屋で

チャンミン、ハンギョン、ヘソンの三人でワインを飲んでいる


「そういえば・・チャンミンお前が学校を経営するなんて

想像もつかなかったな・・・何か理由でもあるのか?」


ハンギョンが前から聞きたかったと

チャンミンのグラスにワインをつぎ足しながら尋ねる



「そうそう俺もエリックから聞いていたチャンミンさんと

実際に会ったチャンミンさんが違っててびっくりしたよ」


ヘソンがそう言うと

オードブル皿からクラッカーのキャビアのせを取って

パクリとおいしそうに食べた


「そうだな・・・俺もお前たちと会わない間いろいろあったんだ」


チャンミンはそう言うとハンギョンのグラスにワインを注ぐ


外は雪が降り積もっている

しばらく三人の間に沈黙の時間が過ぎた



「俺たちが冬眠している間に趣旨替えするくらい何かあったんだな」

ハンギョンは優しい瞳でチャンミンを見つめた


ヘソンは興味深くチャンミンの事を見ている


2人の様子をみて観念したようにチャンミンはぼそぼそと話し始めた・・・
[Eternal] 孤高の都市 9


2学期の終業式が終わってから

希望する生徒だけでクリスマス会が行われた

冬休みに入るので

だいたいの生徒は自宅に帰る

家庭の事情ですぐに帰れない生徒達が

自主的に会を運営し、

教員もクリスマスの予定のないものが

生徒達の手伝いをしながらクリスマス会に参加していた



「ミミちゃん~♪ ケーキ台焼けたね~」

食堂の厨房を借りてテヤンとソンミンがケーキを焼いていた

「おっ!!!!すごいな~上手じゃないか」

ヒチョルがザルに入れた苺を洗いながら感心している



「良かった~膨らむか心配だったんだよね」

ソンミンがにっこりしながらスポンジ台を型から外した


「ヒチョル先生~生クリームの泡立て手伝ってよ」

ケーキ作製チームの手伝いのヒチョルは

生徒からいろいろ文句を言われながらも楽しそうに手伝っている

奥の方ではエリックが生徒と一緒に四苦八苦しながら

鶏のから揚げを作っていた


「七面鳥の丸焼きを買った方が楽だったのにな・・・

まあ予算がないから仕方ないか・・・」


「エリック先生~!!!!文句言わないで!!!ちゃんと働いてよ」

「はいはい・・・すみませんでした」

「はい。は一回で十分」

エリックの口癖を生徒に返されて、周囲は爆笑の渦となった


「テヤン上手だね~お菓子作りって得意なの?」

器用に生クリームを台に塗っていくテヤンに

周囲の生徒達は称賛の目で見つめている


「僕初めてなんだ・・でも何か・・・簡単に出来る・・不思議だね」

テヤンがケーキのデコレーションをしている間

ヒチョルは眩しそうに見つめていた


(ケーキ屋を開店した時・・こっそりのぞきに行ったな・・・

あの頃と変わらない瞳で嬉しそうにケーキを作ってる・・・)


「から揚げできたぞ~ピザも届いたし」

「ケーキももうすぐできるよ」

「みんな~並べるの手伝ってね~」



クリスマス会の会場となった食堂が

生徒達の飾りつけによって

いつもより華やかな雰囲気になっている



20人ばかりの生徒と数人の教師とで

ささやかなクリスマス会は始まった


外はすっかり暗くなり雪も降り続いている

しかし食堂の中のみんなはとても楽しそうで

暖かい雰囲気であふれていた



窓の外から白いフクロウがそんな様子を伺っていた
[Eternal] 孤高の都市 8

エリックは椅子に座ってコーヒーを一口飲みながら

ヒチョルにぽつりぽつりと思い出話をし始めた




あいつと初めて会ったのは

まだ貴族とか王様とかのいる時代だった

人々は今よりも生きる力がみなぎって

きらきらとしていて眩しくも羨ましく感じていたんだ


あいつはとても美しい乙女だった

花を売って生計を立てていて病気がちの母親を抱えていた


どんなに辛くてもいつも笑顔を絶やすことなく

綺麗な声で歌を歌っていたっけ・・・


俺は一目ぼれだった

人間を好きになるなんて初めての事だった

あいつも俺を好きになってくれて

俺たちは結婚して幸せな時間を過ごしていた・・・

でもあいつは神への信仰心が強く

俺の一族には加えられなかった


最期の時に「生まれ変わったらまた貴方の妻になりたい」

そういってくれたのを心の支えにして

俺はずっと世界中を旅しながら

あいつが生まれ変わってくるのを待っていた



長かった・・・


でもあいつの魂を見つける事ができたんだ

お互いに愛し合った魂は感じることができるんだよ


でも

今度は

あいつは男に生まれ変わっていた


ヒチョル・・・生まれ変わるって残酷だな

あいつの魂は一緒なのに

俺との思い出はすべてリセットされている・・・それに

今度は男として生まれ変わってきていた


あいつは役者だった

舞台で女性の役もするような美しさだった


妻だった時のあいつと顔は違うのに・・・まとっている雰囲気は同じなんだ


当時の役者は男でもパトロンがいて抱かれたりして

男同士だからというタブー感はなかった


俺たちは磁石が引き寄せられるように

お互いに魅かれ始めていたんだ・・・・

そして愛し合って今度こそ一族に加えて

一緒に生きて行こうと・・・そう思っていた矢先

あいつは別れ話のもつれでパトロンの男に刺殺された


俺が現場に着いた時はもう息がなく・・・あいつは逝ってしまった後だった



しばらく生きていくのが辛かったけど

次の生まれ変わりを信じてずっと待っていた




そしてかなりの時間一人で過ごしていたが

またあいつの魂に出会うことができたんだ



俺たちの一族は神に忌み嫌われる存在だけど

さすがにその時は神に感謝したよ


世界中が巻き込まれてた戦争が終わりかけた時に

俺はヘソンと出会った


俺の妻だったウンソク

次に愛し合ったスンヒョン

そしてヘソン


同じ魂を持っているのにまったく別の個性を持ってる

生まれ変わりだから仕方ないのだけど

俺はヘソンには驚かされてばかりだった


あいつは俺と出会って何かを感じたんだろう

向こうから積極的に近づいてきて

あっと言う間に友達になった


でもそこからが長かったな

同性という事であいつは俺を恋愛対象から外していた

でも今まで愛し合っていたという魂の記憶があって

自分でもどうしたら良いか混乱していたんだ


前回突然に逝かれてしまったので

俺も今回はどうしても一族に加えたいと思っていて

なんとかして俺の事を愛してもらえるように頑張ったよ


どうやって友達から恋人になったのかって?

そうだな気になるよな

すぐそばにいて触れられる位のヘソンに

俺が我慢できなかったんだ


突然あいつの唇を奪った


初めての口づけの後

あいつは泣きながらずっと俺を待っていたと言うんだ

自分でも分からないけど

子供のころから大人になったら

自分を迎えにきてくれる人がいて

それは恋人だって感じていて

夢もたくさん見たと言っていた


夢の内容をきくと

ウンソクの頃の思い出だったり

スンヒョンの頃の思い出だったり・・・


ヘソンの魂は俺と愛し合った記憶が深く刻まれていたんだ



もう離れられない

俺はそう思うとヘソンに全てを打ち明けて

一族に加えることにした


その時あいつは何て言ったと思う?

ヒチョルお前じゃ絶対に言わないだろうな



ウンソクだかスンヒョンだか知らないけど

俺はヘソンだから・・・

エリックはヘソンである俺だけを愛してくれないと嫌だって


俺を通して昔を懐かしむな

エリックには残酷かもしれないけど

俺は昔の思い出なんかないんだから

ってはっきり言われたよ




ヒチョルからみて

俺は完全に尻に敷かれているように見えるだろう

仕方ないんだ

ずっとずっとずっと待っていたんだ

やっと生涯を共にできるまで来たんだ

今度は俺たちは死ぬまでずっと一緒だ・・・





ヒチョルの瞳から涙が流れる



この人は愛する人の魂を探して

一人で生きてきたんだ

そしてやっと出会うことができた


俺が発作がおきて

あの時死んでしまったら

ハンギョンは俺の魂を探してくれたんだろうか

でも生まれ変わった俺は

あの時ハンギョンと過ごした二人の時間を

リセットされているんだ・・・・



ヒチョルはそう思うと

ハンギョンと出会えて愛し合えて

仲間になれて幸せだと感じていた


「エリック・・・大変だったんだね・・・

ヘソンさんのあの態度・・エリックさんが

自分の知らない自分に奪われるのが怖いからなんだね」


「お前もそう思うか? あいつの我儘放題を今では可愛く思える

もう俺にとってはウンソクもスンヒョンも過去の思い出だ」


ヒチョルは涙を手の甲でぬぐうと

「クリスマス・・・神に嫌われている俺たちだけど・・・

厳かな夜に愛する人が戻ってきてくれるといいね・・・・・」

笑顔を作りながらエリックに向かって言った



「ハンギョンの性格が変わったのはヒチョルのおかげだな

あいつは昔は気難しくて大変だったんだぞ・・・・

ヒチョルも苦労するな」

エリックはそう言うとにっこりほほ笑む



外は雪が舞っていて冬将軍がそこまで来ている

生徒たちのクリスマス会は2日後に迫っていた
[Eternal] 孤高の都市 7


ヒチョルは学校に残ったエリックを初めとする一族にフォローされながら

教師として何とかさまになってきていた

気が付くと吐く息は白くなり

外は雪景色で純白の世界が広がっている

古い歳から新しい歳へバトンタッチされようとする季節

世間はクリスマスの飾りつけで街中が華やかになっている

街から隔離されたような

この全寮制の学校でもクリスマス会など予定されていて

生徒たちは2学期の成績を気にしながらも

クリスマス会の準備で活気づいていた


「うわぁ・・・外は真っ白だ・・・」

校舎の廊下から外の景色を眺めていたヒチョルの背中に

誰かが抱き着いてきた

「ヒチョル先生~」

「うわっテヤン!!!!お前重いっ!!!!」

「先生すごい~背中に目でも付いてんですか?」

ソンミンが驚いてヒチョルに言った

「俺にこんな不躾な行動取れるのはテヤンしかいないぞ」

ヒチョルがソンミンにほほ笑みながら

背中にへばり付いているテヤンを引きはがそうともがくが

テヤンはぎゅっと抱き着いたまま離れようとしない



(なんか懐かしい気分になるな・・ヒチョル先生にハグされると)

テヤンはヒチョルの香りに包まれると不思議と心が安らぐ

「ヒチョル先生~

僕たちクリスマスケーキを作ろうと思うんですけど

食堂の隅を貸してもらえますか?」

ソンミンがテヤンをヒチョルの背中から剥がしながら

可愛い笑顔でお願いしてくる

「お前たちが作るの? 凄いね~食堂使えるように頼んであげるよ」


「ほんと? 許可おりた~みんなに知らせてこよう!!!!」

ヒチョルの言葉にテヤンは大喜びで

ソンミンの手をとって教室に向かって走って行った


ヒチョルが着任した早朝

誰もいない校舎の屋上から飛び降りたソンミンは

ヒチョルに助けられた。その時記憶の操作をされたために

飛び降りたことも助けられたこともすべて忘れている


テヤンと元気そうに過ごしている姿をみてヒチョルは小さくほほ笑む



「相変わらず、あの子たちはお前にべったりだな」

授業を終えて準備室に戻る途中のエリックが、笑いながら声をかけてきた

「人間って・・・生まれ変わるって言うけど

エリックは生まれ変わった人間を知ってる? 見分ける事できる?」

ヒチョルの突然の問いかけに

エリックは片眉をくいっあげて真面目な顔をして

「ああ・・・本当に愛し合った魂だったら分かるよ」と言い切った


「テヤンは・・・俺の友達と同じ魂を感じるんだ・・・

テヤンも何故か俺に懐かしさを感じるって言うんだよ・・・」

「ヒチョルが感じるなら多分そうだね・・・」

ヒチョルは黙ってエリックを見つめる

「ヘソンもそうだった・・・俺はヘソンが生まれ変わるのを待っていた・・」

エリックは小さな声でつぶやいた


え?

ヒチョルは驚いて大きな瞳を見開く

エリックは頬をほんのりと染めて恥ずかしそうに頭をかいた


くすっ

その恥ずかしそうな姿にヒチョルは好感をもった

そして2人の馴れ初めを知りたいと思った

「今日はかなり冷え込むから・・・準備室でコーヒーでも飲みながら

話しましょう!!!!」

ヒチョルはそういうとエリックにほほ笑みながら

「俺・・コーヒー入れますね~」と先に走って準備室に入っていく


廊下に残されたエリックは

「また余計な話をしたって・・・ヘソンに怒られるな」と

困ったような表情をしながらも少し嬉しそうに笑う


「みんな・・・クリスマスまでには戻ってくるのかな

ハンギョン・・・ヒチョルは健気に頑張ってるぞ

やきもち焼くなよ・・・」

エリックは何もない空間に向かってそう言うと

ウィンクをひとつして準備室に入っていく


何もなかった空間が歪んで蝙蝠が1羽現れると

壁をすり抜けて空に羽ばたいていった・・・・

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