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ハンチョルSF話

【時のはざまの中で 13】


街の中がざわざわと騒がしかった

ヒチョルがいつものようにクンと手をつないで食堂に着くと

食堂の主人がヒチョル達に向かって

「どうやら国王様の容体が悪いらしいよ」と教えてくれた

(国王様・・・・って・・・イスマン三世・・の前の国王さま?)

ヒチョルは肌身離さず持っていたお守りのコインを取り出して眺める・・・

イスマン三世の即位記念の金貨だった

まだこの時代には発行されていない・・・・

(この金貨は・・・10歳の時におじいさまから貰ったものだから・・・)


と言う事は・・・そろそろ・・・

それからヒチョルはどこからかお金を工面してきてクンの母親に渡した

母親はその高額さに最初は受け取るのを拒んだが

ヒチョルの説得によってそれを受け取ってくれた

「多分・・・私はあの子達が大人になるまで生きていけない・・・

それぐらい自分でも分かります・・・あの子達が生きていけるように

このお金はありがたく使わせてもらいます・・・・

チョルさん・・・私に何かあったらあの子達のこと・・・よろしくお願いしますね」

(ハンギョンは・・・10歳の時に母を亡くしたって言ってた・・・3年後には・・・お母さん・・・)


ヒチョルはクンの母親が愛するハンギョンの母親だった事を知って

全てを話してしまいたかったが我慢をする・・・・

(あなたの愛するハンギョンは・・・俺が・・・一生愛します・・安心して下さい

猿みたいなドンとヒョクも面倒みます・・・)

思いのたけを込めて優しく抱きしめて言った

「もうすぐ連れが迎えに来ます・・・一度クン達から離れますけど

必ず再会しますから・・・約束します・・・」

ヒチョルの言葉に母親は安心して微笑んだ・・・・



さて・・・ハンギョン・・・お前はいつ俺を迎えに来てくれるの?


*********************************************************************

~研究所~

「ヒチョルの救出日を特定できた!!!すぐに迎えに行く準備をするぞ」

室長のテギョンのひと言でみんなが一斉に動き出した

「ハンギョン・・・この機械だと向こうにいられる滞在時間は1時間までだ

2人を移送するのにはパワー不足が否めないからな・・・すぐに見つけて

連れて帰ってこい」


ハンギョンは時空移設ブースに入るとインカムでカンインに

「カンイン頼みがあるんだけど・・・」

「はあ~??????」カンインはこの緊迫感の中で何を言い出すんだという顔をした




みんながバタバタと慌ただしく動いている中でイトゥクは

「ヒチョル・・・お前らしいな・・そっちの世界のハンギョンは可愛い?

もうすぐお前のハンギョンと再会できるからね・・・」

お守り袋に入っていたメモを見て笑いを止める事が出来なかった・・・・・



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