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【ボム事件その後~大学編 3】


漢陽大学のキャンパスの多目的広場の隅に2人の男が座り込んでいた

「ねぇ・・・ジョンモ・・どうするの?ドラムいなくなっちゃったよ」

「・・・・・・・」

「その前はベースと喧嘩して・・・ベース辞めちゃったし・・・」

「あいつらとは音楽に対する意識が違いすぎてたからいいんだ!!!!!!」

「でもさ・・・ギターとボーカルだけって・・・ロックできないじゃん」

「ジェイ!!!!うるさいなっ!!!サポート入れて場つなぎすればいいだろ?」


2人は高校時代からバンドを組んでいて、大学も同じだったのでそのまま続けるつもりだった

ここに来て、音楽よりも女が大事だというメンバーと意見が対立し

ジョンモは動機不純の2人をバンドから追い出してしまった・・・・


本当だったら今日は野外ライブと称してここで演奏をする予定だった

だけど2人になってしまって、ビートの効いた曲はできない

これからどうしよう・・・・妙案が浮かぶわけでもなくふたりはボケっと座り込んでいた







「ハンギョン~♪こんなチラシもらった・・一緒に行こ♪」

ヒチョルがカフェテラスでたむろしているハンギョン達のもとに

チラシを手にしてやってきた

「どこでもらったんだ?」

「うん・・・クラスの子にもらった・・このバンドのギターすごいんだって」

ハンギョンはヒチョルと付き合うようになってから

ヒチョルがロックを好きだという事を知った・・・Xやラルク・・古くはQueenも聴いていた・・

そして自己流だけど、たまにドラムも叩いている事も知って驚いた

(ヒチョルがドラム・・・なんかYOSHIKIみたいだな・・・)とその時思った・・・


「ヒチョルが行きたいのならいいよ・・・路上ライブか・・・懐かしいな」

「?」

ヒチョルが不思議そうな顔をしてハンギョンを見る

「あれ?話さなかったっけ・・・コサン高校の選択音楽の時間はバンド組まされて

ライブさせられるんだよ・・俺もベースの練習をバスケの合間に必死でやらされたんだ」

「ええええええ?ハンギョンってベース弾けるの????俺今まで知らなかった」

ジョンフンがそのやりとりを聞いて笑いながら言った

「俺は美術選択だったから関係なかったけど・・・音楽の奴らは単位かかってたから

すっげ~大変だったね・・・ライブは超盛り上がったけどね」

ヒチョルの瞳がキラキラしながらハンギョンを見つめる・・・

「俺・・・最近ドラム叩いてないけど・・・ハンギョンのベース聴きたい」

「ベースだけ聴いても面白くないだろう?」

ハンギョンは自分を見つめるヒチョルが可愛くて顔が綻んでしまう・・・

「早く行かないと路上ライブはじまっちゃうよ~」

ハンギョンはヒチョルに手をひかれて引きずられるように広場にむかっていった





「とりあえずギターだけで出来る曲で今日は行くからな・・

ジェイ・・喉は大丈夫か?」

「うん・・・バラード系でいくの?」

「俺のギターとお前の声があれば大丈夫だから・・強行するからな」

「でも・・・ベースとドラムは欲しいな・・・」


観客が集まってきたのでライブは予定通りに始まった

ヒチョルはハンギョンの手を引いて一番前に陣取った・・・・


(うわぁ~すっげー可愛い子がきてる・・・男付きか・・・)

歌いながらジェイはヒチョルに気付き、横のハンギョンにも気付きちょっとガッカリする

(歌に集中しなきゃ・・・俺もジョンモに追い出されちゃうな・・・)



客席のヒチョルはハンギョンの腕を掴んで

「このギターすっげ~このボーカルすっげ~」とずっと呟いている

視線は舞台の2人に注がれていて、瞳はきらきらしっぱなし

隣のハンギョンはハラハラしっぱなしでヒチョルの手を握ったまま離さない

ライブが終わるまでハンギョンは生きた心地がしなかった・・・


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