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【月と子猫とハンギョン~番外編 3】 お留守番


「チョル~行ってくるからね~いい子でお留守番しているんだよ」

ハンギョンが優しい声で子猫のチョルの頭をなでる


にゃ~お~

チョルは可愛い声で、いってらっしゃいとハンギョンにむかって鳴く

「お前が猫の姿じゃなかったら・・・仕方ないか・・戻ってきてくれただけでも」

軽くため息をつくとハンギョンは

子猫の口に軽くキスをして玄関を出ていった・・・・

(バカ・・・俺だって・・ニンゲンになりたかったよ・・・)


死んでしまったチョルが神様のおかげで一カ月だけ人間の姿になれた

その間に大好きだったハンギョンと気持ちが通じ合えて

でもその期限がきてチョルは天国に逝ってしまった・・・

しかし2人の真実の愛に神様ももう一度チャンスをくれて

チョルはハンギョンのもとに戻ってくる事ができた


今回は・・・ほとんど子猫の姿でたまにしか人間の姿にしかなれない

でも2人は毎日楽しく過ごしている・・・・


ハンギョンが会社に行ってしまうと

チョルは暇で仕方ない・・・

今日も部屋の中をウロウロしたり

昼寝をしたり・・・

のんびりすごしていた・・・・


リビングの床でウトウトしていたら

棚の上でピンクのリボンの端っこがヒラヒラしている




チョルはリボンに気付いて見つめている

この間人間の姿になったときに買ってもらったリボンだった

ハンギョンとデートした時の事を思い出して

1人でふにゃふにゃ恥ずかしがるチョル・・・・・

ハンギョンがやさしく微笑んでくれた・・・嬉しかった・・・

ハン・・・大好き・・・


ハンギョンにやさしくキスされ蕩けそうになった

思い出すだけでも心が疼く

チョルは嬉しくて床をゴロゴロしていた

視界にまたリボンが見えた・・・


リボンの端っこがゆらゆら揺れている

チョルは気になって見つめている・・・

ゆらゆら

ひらひら


チョルの体の中から熱い何かが弾けて

リボンにむかってジャンプをした・・・・











「ただいま~チョル?」

ハンギョンが帰るといつも玄関まで迎えに来るチョルがいない

ハンギョンは不安に思って家の中を探しまくった

チョルはリビングの隅っこで小さくなっている

「チョル!!!!!どうした? 具合悪いのか?」

ハンギョンはあわててチョルを抱き上げた

チョルは泣いていた・・・

「チョル・・・何があった? どうして泣いてる?」

ハンギョンはチョルをやさしく抱きしめて

溢れている涙をぬぐってあげる


にゃ・・にゃあ・・にゃあ・・・

チョルはハンギョンにむかって一生懸命何かを伝えようとしている

ふと

足元をみると・・・

ボロボロになったリボンが落ちていた・・・・



あれだけ喜んで髪につけていたピンクのリボン・・・・


ハンギョンは何が起きたのかすぐに理解した


チョルをやさしく抱きしめて

「今度のデートでまた買ってあげるから・・・もう泣かないの

チョルが泣いてると・・俺も悲しくなる・・・・

猫の本能が出ちゃったんだよね・・・・」


ひらひらしているリボンに

つい飛びついて夢中でじゃれている間に

大事な大事なリボンをぐちゃぐちゃにしてしまった

そしてその事に気付いて悲しくなってリビングの隅で泣いていたチョル・・・

そんなチョルにハンギョンは愛おしさが募ってくる


「チョル・・・俺のもとに戻ってきてくれただけで俺はうれしいんだ

猫の姿でも・・愛しているよ・・・」


(ハン・・・俺も愛している・・ずっとそばにいて・・)

チョルは思いを込めてハンギョンを見つめる

ハンギョンはニッコリと微笑むと

「うん・・ずっとそばにいるから・・チョル・・・

次のデートはどこに行こうか?」

みゃあ~

子猫にやさしく頬ずりしながらハンギョンは

チョルが人間の姿になれる次の満月までの日数を数えるのだった




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