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【ボム事件その後~大学編 9】


「ヒチョル~あんたまだ寝てるの? 学校遅れるわよ」

母親の声で慌てて起き出すヒチョル・・・・


ハンギョンが期間限定とはいえ本気でバスケットに復帰したため

毎朝迎えに来なくなった

最初は仕方ないかなって思っていたヒチョルも

だんだん寂しくなってきている・・・


「ハンギョン・・・バカ・・・」

あれだけ毎日いちゃついてたのに・・・今では電話で声を聞くのがやっとだった・・・

ヒチョル自身もバンド練習が大変で時間に追われていた・・・


このまま会えない時間が増えていくのかな・・・

学校に着いても寂しさは消えない

「良い事思いついた!」

ヒチョルはバスケ部が練習している体育館に向かう・・・

こっそり練習を見ようと思ったのだった


あっハンギョン♪

ハンギョンが1人でシュート練習をしていた


そう言えば・・・俺・・ハンギョンのバスケしている姿って

あの時に公園でダンクを決めて遊んでいた姿しか知らない・・・

ハンギョンカッコいいな・・・・試合はもっとカッコいいんだろうな・・・

体育館の2階からこっそりのぞき見していたヒチョルは

自然と顔がニヤけてしまう・・・・

真剣な顔をして自主トレをしているハンギョンに

胸がキュンキュンしている自分に気付いて思わず頬を赤らめた


すると

「ギョン!!」

タオルと飲み物を持った女性がハンギョンに近付いてきた

飲み物を渡して汗を拭いてあげている



あの女・・・誰??????????


ヒチョルのいる場所からだと2人の様子がよく分からない

でも女性がハンギョンに抱きついて汗を拭いているように見えた


うそ・・・ハンギョン・・・・


ヒチョルは涙があふれてくる

あの場所は・・・ハンギョンのあの場所は・・・俺の場所だったはずだ・・・

なんで・・・・・

ヒチョルは涙を止める事が出来ずその場から走り去って行った



ハンギョンは近づいてきた女性の手を振りほどいて

「俺にベタベタ触るんじゃない」と睨みつけた

「あら、私ギョンの彼女じゃない」

「元だろ・・・それにソニョンとは1週間しか付き合ってねーぞ」

「ヨリ戻さない? 高校時代よりも男前になってるし」

ソニョンはモデル並みの体をくねらして

ハンギョンに媚を含んだ笑顔をおくる

「悪いけど・・・俺の心を独占している奴がいるんだ

ソニョンの入り込む余地はねーよ」

「・・・・・・・」

ソニョンはその言葉を悔しそうに聞くと体育館から去って行った



ハンギョンは力強くダンクシュートを決めると

その場に立ちすくんだ・・・悲しそうに天井を仰ぎ見る

ヒチョル・・・会いたい・・・お前の笑顔が見たい・・・お前の我儘が懐かしい

俺の心の中はお前しかいないのに・・・今何してるんだ? ドラム練習してるのか・・・





練習室でドラムが荒れている

ジョンモは着いた早々にそう感じた

スレイヤーの曲をかけて、メチャメチャにドラムを叩いているヒチョルがいた

「ジェイ・・・どうしたんだ?」

「俺も分からない・・・着いた早々にあれなんだよ・・・昨日までは楽しく練習していたのに」

「泣いてる・・・あいつ・・・泣いてるな・・・音が悲しんでいる」


「そう言えば・・・泣いてたかもしれない・・どうするの?」

ジェイに言われてジョンモはしばらく考えると

「ほっとけ・・・落ち着いたらもとに戻るだろう・・・・」

そう言うとジェイの腕を引っ張って練習室から出ていった・・・・



一通りドラムを叩くとヒチョルはため息をひとつついた


やっぱ・・・俺じゃダメなのかな・・・・

俺・・・女じゃないし・・・・あいつ女ったらしだったから・・女が良くなったのかな・・・

鼻の奥がツンとしてきた

ヤバい・・・また涙が出てくる・・・・


あいつを信じてるはずなのに・・・なんで涙が出てくるんだよ・・・・

ハンギョンのバカ・・・・俺・・・本当に女みたいになってるじゃないか・・・・






その晩

ヒチョルはハンギョンからの電話に出なかった

ハンギョンはこんな事は初めてだったので心配で眠る事が出来なかった




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