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【ボム事件その後~大学編 12】


ハンギョンはヒチョルに毎日メールをする

電話に出なかったあの日から

一度も返信はこないけど、心をこめて打っていた

今日の試合も開始時間と場所をメールして

時間があったら応援に来て欲しいと・・・・


ヒチョルに会えなかった一カ月・・・・

ハンギョンは、自分にとってヒチョルが

どんなに大切な存在だったか嫌という程感じていた・・・


今日の試合は前半戦はベンチだった

2階の応援席をチラチラと見てはため息をつく

応援席にいるジョンフンとドンヘが

ハンギョンが見上げるたびにバツマークを送る


ヒチョル・・・会いたいのに・・・一番大切なのはお前なのに・・・



「ハンギョン・・・後半は最初っからお前中心で行くからな・・

点数離れているけど・・すぐに追いつくぞ・・いいな」

ガンホがハンギョンの肩を叩いて言った


ゴクン・・・

高校時代のあの興奮を思い出す・・・全国制覇して以来の公式戦だった

ヒチョル・・・俺の最高にカッコいい姿を見せてやるから・・早くこい・・・

ハンギョンはヒチョルを想うと気持ちを切り替えて戦闘モードに入って行った




「ヒチョル・・・どうしたんだろう・・本当にハンギョンと別れるつもりなのかな」

ジョンフンが時計を見ながらドンヘに話しかける

「ヒチョルは恋愛慣れしてないから・・ハンギョンの過去が許せなかったのかもな・・・

でも・・・あいつ・・・本気でハンギョンの事好きだったはずだから・・・苦しいと思うよ」

「後半戦はハンギョン中心みたいだな・・・久しぶりに野獣のようなあいつの姿見るなぁ」

ジョンフンはコートを見つめて呟いた


ガタン・・・


体育館の2階席の後方のドアが開いた

ドンヘが振り向くと息を切らしたヒチョルが立っていた・・・・・






久々の試合に興奮がおさまらない・・・ここ1カ月の特訓のおかげで

ハンギョンはブランクを感じさせない位動きが軽やかだった・・・


あ・・・

背中に視線を感じる

ヒチョルが来ている・・・多分・・・

言葉で説明できないけれど・・・ヒチョルの存在を感じる

ヒチョル・・・来てくれたんだ・・・

ハンギョンは嬉しくなって、パスを受け取るとダンクシュートを決めた


「うぉーっ!!!!!!!」ガッツポーズと雄たけびに

観戦している女性たちから黄色い歓声がわき上がった・・・




あ・・ハンギョン・・・

カッコイイ・・・


ヒチョルはコートを走り回るハンギョンの姿から目が離せない

初めて会った時も公園のコートでバスケをしていたハンギョン・・・

ヒチョルを好きだと言ったハンギョン

2人で勉強を頑張ったあの日・・・

クリスマスのイルミネーションを見ながら初めてヒチョルからキスをした日・・・

同じ大学に合格して喜びあった日・・

そして

初めて2人で行った旅行・・・初めて結ばれたあの日・・・



ハンギョンとの思い出が次々に思い出されてくる

コートを走り回るハンギョンはヒチョルの心を掴んで離さない


俺・・・やっぱり・・お前が好き・・・

涙が溢れて止まらなくなっている・・・


ヒチョルは応援席から祈るようにハンギョンを見つめていた


ハンギョンの大活躍で点差はあと2点と迫り・・・

時間ギリギリの所でハンギョンの3ポイントシュートが決まって

ハンギョン達の漢陽大学が試合を制した



メンバーがハンギョンの周りに集まって喜びを分かち合う

ヒチョルが応援席からその様子を見ていたら・・・

ハンギョンが2階のヒチョル達の方を振り向いて

笑顔でVサインをおくってきた・・・・

ヒチョルが最初からそこにいるのを知っていたかのように

自然にあたり前にヒチョルに笑顔をおくってきた・・・・


ハンギョン・・・・


ヒチョルは溢れる涙を抑える事が出来ず応援席を飛び出して行った・・・・


「ウィチョル・・・悪いけど・・俺の荷物を頼む・・・」

ハンギョンは、ヒチョルを追いかけてコートから飛び出していく


今・・・

ここで捕まえないと・・・一生後悔する・・・



ハンギョンは階段を駆け上がると 2階の廊下で泣いているヒチョルを見つけた






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