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2012.05.19 月夜
SJ妄想話

【月夜】


終わった・・・・

最後までキムヒチョルでいたかったから

制服なんて脱いでやった・・・


本当にアンチと俺の戦いって終わりがないんだな



ため息をつきながらヒチョルは城東区庁を後にして帰路に着く


公益勤務のくせに顔の出るラジオでチャラチャラしている・・・

ヒチョルへの悪意の書き込みが区庁へのホームページに書かれる

苦情も区庁に届いている・・・・全てアンチからだった

「キム・ヒチョル」という宇宙大スターが認知され始めてきたとはいえ

まだまだヒチョルの言動をあれこれいう輩は多い

区長を始めとする管理職はヒチョルに対して好意的な対応をしてくれた

しかし・・・

今回の事はヒチョルは自分から決めて降板することにした・・・


何となく疲労感の残る体を引きずって戻ってきた宿舎は静かだった

メンバーは誰もいない


「あ・・・SMTでLAに行ったのか・・・日本から戻ったばかりだというのにな」

1人でいる時間もふえて、慣れてきたとはいえ

さすがに今日は1人は辛かった

SMのライブだからテヨンやジョンモたちもいない・・・・

1人の食事を終えるとヒチョルは車を走らせてある場所に行く


今日は月が良く見える・・・ヒチョルは高台の公園で1人ベンチに座って空を見ていた

周囲には誰もいない・・・夜になると誰もいなくなるこの公園は意外に穴場だった


ヒチョルの携帯が鳴る

見るとミスラからだった

「おうっ・・除隊したんだよな~なかなか会えずに悪ィなぁ~」

「ヒチョル・・俺こそ会えなくてごめん・・・大丈夫か?」

「何が?」

「久々に下界に降りてきたらさ・・お前相変わらずアンチと闘ってて・・」

「へーきだよ・・慣れてるよ・・・お前も知ってんだろ? アンチあっての俺だって」

ミスラの心配を吹き飛ばすように、ヒチョルは声を出して笑う

しばらく話をして電話を切った・・・

「バカミスラ・・・サンキュ・・」

鼻の奥がツンとしてくる・・・涙を我慢するかのようにヒチョルは空を仰ぐ

今日は月が綺麗だ・・・

あの月はハンギョンの所でも見えてんだろーな・・・ハンギョン・・・


またヒチョルの携帯が鳴る

見るとハンギョンからだった・・・・

え? テレパシーでも伝わったかな・・

ヒチョルはドキドキしながら電話に出た

「ヒチョル~元気してた?」

相変わらずのぽわぽわした韓国語が懐かしい

ちょうどハンギョンに会いたいと思っていたから

思わず涙が出そうになる


「ヒチョルいま大丈夫?」

「う・・うん・・お前忙しいのによく電話してきたな」

「ヒチョルが俺の声聞きたいっていう天の声がしたから」

え?

「ヒチョル・・泣いてるの? 」

「ば・・ばかっ!!!!泣いてなんかねぇーよ!!!!!」

「うそだ・・泣いてるじゃん」

「うるせぇ~お前電話じゃ見えねーだろっ!!!!!」


「ほら・・泣いてるじゃん」

ヒチョルの後ろから聞こえてきた声・・・

思わずヒチョルが振り向くとハンギョンが携帯を片手に立っている

「・・う・・そ・・・」


「俺ねぇ~台湾から北京に戻る途中なの・・・ちょっと仁川経由してみた」

ハンギョンはヒチョルに向かってニッコリと微笑む

「台湾から北京に戻るのに・・・わざわざソウル経由するって・・

お前・・・バカじゃん・・・・」

ヒチョルの瞳は涙が溢れてハンギョンの顔が見えない

「いつも言ってるじゃん・・・俺・・ヒチョルの為ならバカになれるって」

「バカ・・・バカ・・・お前・・・大バカ野郎だよ・・・」

ヒチョルの言葉が終わらないうちにハンギョンはヒチョルを優しく抱きしめる

「強がってるけど・・・またヒチョルの心傷ついちゃったね・・・・

いつまでたってもアンチと闘っているんだね・・・・」

ハンギョンがヒチョルの耳元で優しく囁くと

我慢していたヒチョルの気持ちがプツっと切れた

「ハンギョン・・・ハンギョン・・・・」

ハンギョンの胸に顔を埋めてヒチョルは静かに涙を流した・・・・



しばらくして・・・・

「今更だけど・・・なんでお前ここにいるんだよ・・」

ハンギョンの肩に頭を預けてヒチョルは尋ねた

「先週ネットみてたらさ・・ヒチョルがアンチに叩かれているの読んだ

あれだけ楽しみにしていた区庁のラジオ・・今日で打ち切りって知った

だから・・・絶対ヒチョル辛いと思って・・無理してきた」

ハンギョンの気持ちがすごく嬉しい


「そ・・そうなんだ・・・サンキュ・・・でもなんでここ分かった?」

ハンギョンは何でそんな事聞くのかという顔をして

「ヒチョル・・辛い事あるといつもここに来てたじゃん・・だから

仁川からここまでタクシーとばしてきた」

「俺がここにいなかったらどうするつもりだったんだ?

お前本当にバカだなぁ・・・」


「あ・・・ほんとだ・・・ヒチョルいなかったら・・困った」

ハンギョンが今ごろ気がついたという風に言ったので

ヒチョルは思わず吹き出した

ヒチョルの笑顔を見てハンギョンはやっと安心した・・・・そして

「俺・・・飛行機もうないの・・・だから・・泊めてくれる?」

「またジョンスに言われそうだな・・・メンバーみんなロスに行ったよ

だから・・・今夜は俺しかいない・・・」

ヒチョルはそう言うとハンギョンの首に手をまわして自分から口づけをする

ハンギョンは嬉しそうにヒチョルを抱きしめ返した


月の光に照らされた恋人たちは、いつまでも再会の喜びを確かめ合っていた




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