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【ボム事件その後~大学編 19】


ヒチョルが参加したT-LUCKYのライブの打ち上げをする店に

音楽事務所の関係者がジョンモに会いに来ていた


「ジョンモ~俺・・関係ないから、あっちで舞台装置研究会のメンバーといるね~」

ヒチョルが笑顔でジョンモに声をかけて別の席に移動した

「あとでそっちに行くから~先にやってて~」ジェイがヒチョル達に声をかける


「あのドラムの子・・元気いいね~技術的にはまだまだだけど・・・」

ヒチョルの姿を見ながら関係者の男は話をする

ジェイは少し嫌な顔をして男の顔をみた

「俺に話ってなんですか? 打ち上げが始まってるので手短にして下さい」

ジョンモは愛想笑いもせずに話を切り出した

「最初は君とジェイ君でデビューも考えていたんだけどね・・・

あのドラムの子のビジュアルがあまりにもいいから・・・

いっそのことベースも入れて、バンドとしてメジャーデビューという話はどうだろうか」


ジェイは驚いて男の顔を見つめる

ジョンモは予想していたかのように表情をくずさずに

「あいつは、まだド素人です・・あいつを入れてのデビューとなると

もう少し時間がかかります・・・あの技術では無理です」と返答した

「とりあえず、バンドとして・・という方向でいくから考えておいてくれ」

関係者の男はそれだけ言い残すと、ヒチョルの方をちらっと見て店から出ていった



「ジョンモ~どうするの? ヒチョルは芸能界に全く興味ないって前から言ってたじゃん」

「くそっ・・・あのじじい・・ヒチョルの顔に目をつけやがって!!!!」

珍しくジョンモが激しく悪態をついた


「ジョンモ~ジェイ~終わった? はやくこっちへおいでよ~」

ヒチョルがニコニコしながら2人に声をかける

今日のライブで照明や音響の手助けをしてくれた「舞台装置研究会」のメンバーも

盛り上がって2人を呼んでいる

「あ゛ーっめんどくさい!!!!とりあえず今日は飲むか」

「そうだよ~ヒチョルのお披露目だったし・・頑張ったお祝いをしないとね」

ジェイに言われて、ジョンモは笑顔を作ってヒチョル達のもとに移動した




みんなでわいわいと盛り上がって楽しく時間が過ぎていった

ヒチョルの携帯にメール着信の音がする

「あ♪ハンギョンだ」今まで楽しく騒いでいたヒチョルが急に可愛い顔になる

「ごめん・・俺・・迎えがきたから・・今日は帰るね」

「誰だ~????まだまだこれから盛り上がるのに~」

意気投合していた舞台装置研究会のメンバーから文句が出ると

「ヒチョルのSPのドーベルマンが迎えに来たんだよ・・・

ヒチョルお疲れ~また明日な」ジョンモはそう言うとヒチョルにハイタッチをした

「SP? ドーベルマン?なんだそりゃ?」

ジェイは周囲の不思議そうな顔をみて笑いながら

「ハンギョンによろしくね!!!!」ヒチョルに手をふる

「うん・・・先にごめん・・みんなまだまだ盛り上がって~」と言うと

パタパタと走って去って行った




「ハンギョーン♪お待たせ~」

店から出てきたヒチョルは、道に立っているハンギョンに抱きついた

「ヒチョル楽しかった?」

「うん・・・舞台装置研のメンバーが、超面白くってさ~

お前の方は?どうだった? 」

「ヒチョルも知ってるよね・・バスケで一緒だったウィチョル・・・

あいつに散々からかわれた・・でも久々だったから楽しかったよ」

2人はしっかりと手をつないで歩き出す

「ヒチョル・・結構飲んだんじゃないのか? 顔が赤いから

少し散歩して・・酔いをさましてから帰ろう・・・」

「うん・・・ちょっと飲み過ぎたかも」


2人は少し歩いて

清渓川に向かっていった


「うわ~綺麗だね~チョンゲチョンのイルミネーション初めてみた~」

「確かにな・・昼間と夜とじゃ全然違うな」

ハンギョンは何気なく周囲を見回すと・・・ほとんどが自分達と同じカップルだった

しばらく歩くとベンチがあったので、そこに腰をおろす


ヒチョルは少し恥ずかしそうに、ハンギョンの腕をぎゅっと掴んで体をそっと預けるようにした

ハンギョンはそんなヒチョルに嬉しくて顔が綻んでしまう

「さっきさ・・ジョンモのとこに・・音楽事務所の人がきてたよ・・・・

ジョンモって才能あるから・・ジェイとメジャーデビューするみたい・・・」

「ヒチョルはどうするの? 」

「俺・・・芸能界に興味がないから・・・あいつらデビューしたらファンとして応援する」

その答えにハンギョンは思わず笑ってしまった

ヒチョルはハンギョンが笑っている理由が分からずにキョトンとしている

そのキョトンとした顔がものすごく可愛らしく愛おしく思えて

ハンギョンは優しく口づけをした

ヒチョルの瞳が静かに閉じると、2人の世界が広がって行く

濃厚な口づけに変わり・・やがて名残惜しく唇がはなれると

ヒチョルはハンギョンの胸にぎゅっと抱きつく


誤解と焼きもちから2人の気持ちがすれ違っていた時があった

そして誤解が解け、お互いがとても大事な存在だと実感できてから

ヒチョルは一日に一度はハンギョンの胸に抱きつくようになった

まるでこの場所は自分だけのものだ・・そう確認するかのように・・・

そんなヒチョルの行動がハンギョンは嬉しくて仕方ない

愛おしいヒチョル・・・自分がこんなに人を好きになるなんて思ってもいなかった

ハンギョンは自分に抱きつくヒチョルの髪をやさしくなでる

「ヒチョル・・・俺さ・・・」話しかけると

すー
すー

寝息が聞こえてきた

ヒチョルはハンギョンにしがみついたまま眠っている



「たしかに・・今日はライブだったし・・緊張感からも解き放たれたんだろうけど」

苦笑しながらハンギョンはヒチョルの寝顔を眺めていた


チョンゲチョンのイルミネーションを見ながら

ハンギョンはヒチョルを腕に抱いたまま優しい気持ちに包まれていった


このまま時間が止まればいいのにな・・・・

多分俺達は普通のカップルと違って

これからたくさんのハードルが待ち受けているんだろうな



「ずっと・・・ずっと一緒にいような・・・ヒチョル・・」


ハンギョンは誰にも負けない心の強さを持たなくてはならないな・・・そう考えていた
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