上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【ボム事件その後~大学編 22】


「ヒチョル!!!ぼっとしてないで手伝ってよ!!!!」

ジェイに言われてヒチョルはハッとする

見まわすと周囲はオーディションの準備のために会場を作っている

ヒチョルの参加しているバンド「T-LUCKY」のベースを募集したところ

20人もの応募があった


なので今日はその選考のためのオーディションが行われる

「なんかすごいね・・・」ヒチョルの言葉に

「ここに入ればすぐにメジャーデビューという・・・間違った情報が流れてるからな」

ジョンモが不機嫌そうな顔をして答えた

「ジョンモ達はデビューが約束されている・・・って俺も噂聞いたよ」

「事務所から話はあったが・・確約じゃない・・・」

ジョンモに睨まれてヒチョルは少しビックリして「・・ゴメン・・」と謝った

ヒチョルは今日のオーディションの手伝いをしてくれている舞台装置研究会のミンホに

「俺もなんか手伝うよ・・」と声をかけてジョンモのそばを離れた



「ジョンモ~今日はちゃんと選んでよ・・・該当者なし・・じゃ嫌だよ~」

ジェイが不機嫌そうなジョンモに声をかける

「分かってるよ・・・言われなくても・・・

だから今回は一次は音だけ聞いて選ぶから・・・・」


ジョンモは余計な先入観が入らないようにと一次はベースの音だけ聞き

ジョンモが気にいった音のベースだけを二次に進ませて、顔出しての選考をするようにした




「ジョンモって凄いんだな・・・俺びっくりした」

ヒチョルの呟きを聞いたミンホは笑いながら

「高校時代からギタリストとして名前は有名だったよ・・・

ただメンバーに恵まれてなくて・・ジェイだけかな・・・ずっと一緒なのは・・・

ナダム高校のイェソンにメジャーデビューを先越されてさ・・・ちょっと荒れてた時もあったな」


ナダム高校のイェソン・・・ああ・・ボム事件の被害者で高校生バンドとしてメジャーデビューした奴だ

ヒチョルは自分が被害者になりたくて大騒ぎしていた当時を思い出していた


「ミンホは詳しいんだね・・・俺高校時代知らなかった・・・」

「俺・・カラム高校なんだ・・ジョンモとジェイと一緒だったんだよ・・・

あと・・ヒチョルの事も噂で知っていたよ・・すっげーチャライ奴だと思ってたけど

噂とは全く違ってたね・・・こんなに可愛い子だとは思わなかったな・・・

タレントになったソンミンと可愛らしさでは変わらないね」

自分の事を知っているとミンホに言われてヒチョルは驚いた

「俺・・・昔と別人だよ・・恥ずかしいから昔の話はしないで!!!!」

ヒチョルが顔を赤くしたのでミンホはウィンクしながら面白い話をしてくれた

「ウチのソンミンがボム事件で被害あって・・・タレントになっただろう?

ナダム高校のイェソンも被害にあってメジャーデビューしたから・・・・

ジョンモも被害者になりたくてウロウロしたって噂あるんだよ」

え?

「メジャーデビューもさ・・・実力だけじゃ出来ないんだ・・運も必要だってこと

今日はいいベースが来ればいいなぁ・・・ジョンモは採点厳しいからな

ヒチョルの音はよっぽど気にいったんだね・・あいつが自分でスカウトした位だもんね」

ミンホはそれだけ言うと忙しそうにその場を離れた


ジョンモも・・・ボム事件に振り回されたんだ・・

ヒチョルは被害者になりたくてカンインとシウォンと騒いでいた当時を懐かしく思い出していた

ミンホの「実力だけじゃできない・・運も必要だ」との言葉が耳に残る



俺は・・・あいつらに何かできるのかな・・・足引っ張らないのかな・・・




「ヒチョル~お前も選考委員だよ」

ジェイに言われて

「なんで・・俺素人だし・・なんもわからないよ」

「感じたままでいいんだ・・率直に意見を言ってほしい」

ジョンモがさっきと違って笑顔でヒチョルに言ったので

「うん・・・参考になるかわからないけど・・俺も頑張るね」と

ジェイとジョンモの隣にすわった



オーディションが始まった

番号だけ告げられてパーテーションの向こうからベースの音がする

弾いている人物はこちらからは分からない

その番号で第一印象などの点数をつけていった

5番のベースがすごく上手かった

「5番って経験者だね・・技術はあるね」ジェイの言葉を受けて

「自分の技術に酔ってる・・・」ジョンモは手厳しい

「多分・・・あいつだ・・・」

「だね・・・辞めた・・ダンヨルの音だね」

ふーん

ベースの音だけで分かるんだ・・・すごいな・・ヒチョルは関心する

その後いろいろなベースを聞かされて

ヒチョルはうんざりしてきた・・・まだまだ続くんだ・・・

ラストの20番のベースの音にヒチョルはなぜか魅かれた

(技術はそんなにはないけど・・なんだろう・・すごく暖かさを感じる

俺・・・この音すき)

「ジョンモ・・・これ誰だろう・・・初めてきく・・こんなベース」

「確かに・・・自分を殺してギターを生かす・・そんなベースだな

技術はまだまだだけど・・・基礎はしっかりしている」

「何か分からないけど・・・俺・・このベース好き」

2人の会話に思わずヒチョルが口出しした

「なんかお前のドラムみたいな雰囲気だな・・自己主張はそんなにせずに

ギターと曲を生かそうとしている・・でも存在感はある・・・」


20番まで終了したので、そこからジョンモの気にいった音の5人が選ばれた

今度は顔を出しての演奏となるので

今までパーテーションの裏にいた一次通過者が番号順に呼ばれて

ジョンモ達の前でもう一度演奏を始めた


(演奏の仕方もいろいろ違うんだな~みんな凄く上手いし・・・)

ヒチョルは関心しながら演奏を見ている


「次で最後だな・・・」

ジョンモの呟きに

ヒチョルはパーテーションの方を見ると・・・驚きのあまり息をのんだ・・・


最後にパーテーションの裏からあらわれたのは・・・20番をつけたハンギョンだった

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://soubun485.blog119.fc2.com/tb.php/214-6fa8488c

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。