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【月と子猫とハンギョン~番外編 4】 公園


今日はとてもいいお天気だ・・・ハンギョンは洗濯を干し終わると

足元でじゃれている子猫のチョルに向かって

「散歩でも行くか?」と声をかけた


子猫のチョルが自分の元に戻ってきて

平穏な日々が続いている・・・ただ今回は満月のときだけ人間の姿に変わるために

せっかくの休日でも猫の姿のままの時も多かった

ハンギョンもそんな生活にも慣れて、子猫の姿のチョルにもたくさんの愛をそそいでいる


にゃ~お~

チョルは嬉しそうにハンギョンの顔を見つめると一声鳴いた

カバンの中にチョルとおもちゃとお弁当を入れて

ハンギョンは近くの公園まで自転車を走らせる・・・・


大きな木の根元にシートを敷いてハンギョンはチョルを地面におろした

ふんにゃ

シートから一歩外に出ると

初めての芝生の感触にチョルはビクっとする

その様子がおかしくてハンギョンはケラケラと笑った

チョルは恐る恐る芝生の上を歩く・・・すぐにハンギョンの元に戻ってきて


みゃ~お~ と一声鳴いた

「どうした? いつも家で走り回ってるようにしていいんだよ」

チョルは首をかしげるとまた歩いていく

戻ったりしながらもだんだんと遠くまで行けるようになった

なにかを見つけたようでにゃおにゃおと草むらに顔を突っ込んでいる


ハンギョンは気になって自分の視線を低くして

チョルと同じ高さにして見ようとした

チョルの仕草が可愛らしくてハンギョンはもうニヤけっぱなし

アラサーの男性が地面に這いつくばって

子猫と一緒ににゃおにゃおしている・・・・どう見てもあぶない人だった

自分達の世界にどっぷり入っているハンギョンの周囲には

誰も寄り付かなくなっている事に彼は気付かないでいる


「チョル~おいで~」ハンギョンが呼ぶと

にゃ~お~とチョルは戻ってくる

そんな事を何度もしているうちに

チョルはさっきの草むらが気になるようで頭を突っ込んだ

ごにょごにょと何かをしている

「チョル~何してるんだ? もどっておいで」

ハンギョンの呼び声にチョルは嬉しそうに戻ってきた



うわっ!!!!


チョルの口にはバッタがくわえられていた

チョルは褒めてもらいたくてハンギョンにバッタをアピールしている・・・・



どんなに可愛くても・・こいつ・・やっぱり猫なんだ・・・・


ハンギョンは苦笑しながらチョルの頭をやさしくなでる

「チョル・・・バッタとったの? すごいね・・・

でも俺は・・・バッタは食べないから持って来なくていいよ」


ハンギョンの言う事がわかってチョルは悲しそうにバッタを離す

チョルの瞳は涙でうるんできている

それを見たハンギョンは

「チョル・・・ごめん・・・俺のために取ってくれたんだね」

チョルを優しく抱き上げて涙を指で払いながら

チョルの口にキスをした

バッタを加えていた口だから・・・青汁みたいな味がした

でもハンギョンは心からチョルを愛おしいと思い、やさしいキスをする

(ハン・・・ごめんね・・俺・・ニンゲンに生まれて来れなくて・・・)

「いいんだよ・・・チョルがいっしょにいてくれるだけで・・俺は幸せだよ」

(ハン・・・大好き・・・)

チョルはハンギョンの腕の中で嬉しそうに微笑んだ

「ずっと一緒にいようね・・・俺の元に戻ってきてくれてありがとう」

ハンギョンはチョルをやさしく抱きしめてそう囁いた
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