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【時のはざまの中で~青春編 ピクニック大作戦】前編




ポカポカする陽気の中

アカデミー大学校のテラスで

ヒチョルはハンギョンの膝枕で昼寝をしていた


ハンギョンは可愛い顔をして眠っているヒチョルを見つめながら

愛おしそうにとても優しい声で歌を歌っている

自分が子供の頃に母親に歌ってもらっていた子守唄だった

(そう言えば・・・初恋のお姉さんとも良く歌っていたな・・・)

ヒチョルに良く似た面影の初恋の人を思い出してハンギョンは懐かしむ


ん?

強い視線を感じてハンギョンはヒチョルの方を向くと

寝ていたはずのヒチョルがムスっとした顔をしてハンギョンを見上げていた

「お前・・・今・・・初恋のお姉さんの事考えてただろう」

ヒチョルのひと言にハンギョンはドキっとする


学校の中で起きていた強姦事件

ヒチョルもあぶなく襲われる所をハンギョンに助けられた・・・

その時にハンギョンは何にもましてヒチョルが一番大切な人だと痛感し

その事件以来2人はお互いの気持ちを確認しあい恋人同士となった


ヒチョルはいつもハンギョンの初恋の人に対して焼きもちをやく

ハンギョンから見ると本当に「可愛い焼きもち」だった

まるでハンギョンの心の中を見透かしたかのように

今も焼きもちをやいている

ぷくっとふくらました頬がなんとも可愛くて

ハンギョンはついつい笑って抱きしめてしまう

「お前~図星なんだろう!!!!誤魔化すなよっ!!!!」

「うん・・ヒチョル可愛いよ・・・」

「・・・・バカっ!!!!・・・」



「相変わらずいちゃついてますね~おふたりさん」

カンインがイトゥクと一緒にヒチョル達のところにやってきた

「ヒチョル・・・何怒ってるの?」

イトゥクがえくぼを見せながら笑顔できいてきた

「なんでもねぇ~よ・・・で何か用かよ」

ヒチョルは不貞腐れたままだ


「今度の休みにさ~ピクニックに行かない?って誘いにきたんだ」

カンインが2人に向かって言うと

「ぴくにっく???????なんだそれ?」ヒチョルが不思議そうに呟く


ハンギョンとカンインとイトゥクは

ヒチョルがふざけているのかと思ったが彼の顔を見る限り違う事が分かった

「まさか・・・お前・・・ピクニック知らないのか?」

「知らない・・・」

「あのね・・・お弁当をもって湖や山に行って外で食べたりするんだよ」

イトゥクが信じられないという顔つきで説明をした

「俺・・・学校と家しか知らない・・・学校の行事も参加した事なかったし・・」

ヒチョルが寂しそうに呟いた

ハンギョンは耐えきれずにヒチョルの手を握りしめると優しく囁いた

「じゃあ行こう!!!!!僕たちでピクニックに行こう・・・ヒチョルの初体験だね」

ヒチョルは嬉しくなってニコっと笑うとカンインに向かって

「俺行く!!!!!お弁当もってピクニックに行く~!!!!!」

「ヒチョル・・・本当にポジティブな奴だね・・・」イトゥクが笑顔で答えた

「お弁当ってどうする? 」ハンギョンが聞いてくると

「俺作る~!!!!」とヒチョル

「ヒチョル・・・君は料理したことないでしょ?」ハンギョンが呆れたように言うと

ヒチョルはぶすっと頬をふくらましながら

「俺だって・・・やればできる・・・たまにはハンギョンのために何かしたかったのに」

それを聞いたイトゥクが苦笑しながら

「じゃあ・・・俺とヒチョルがお弁当を担当するから、カンイン達は車の用意と行き先を考えて」

イトゥクの発言にカンインは驚いたが「了解」と答える


ハンギョンは初恋のお姉さんと双子達で行ったピクニックを思い出していた

お姉さんはお弁当を作るって言ったけど・・料理はへたくそだったな・・・・


「あ゛ーっまたお前!!!!初恋のお姉さんの事考えてる!!!!」

ヒチョルがぼんやりしているハンギョンに向かって叫んだ


ギクッ・・ハンギョンの顔が引きつる・・・なんて感の鋭い奴なんだ・・・

「ハンギョンのバカっ!!!!!」ヒチョルは怒ってテラスから出ていってしまった


「ヒチョル・・・・」イトゥクはカンイン達の方を向くと

「ヒチョルとお弁当の相談するから・・・そっちはプラン立てておいてね」

イトゥクはヒチョルの後を追いかけていった


カンインとハンギョンはテラスに残された

「あいつ・・・料理だめなのに・・・大丈夫なのか・・・」カンインの呟きに

「え? イトゥクもダメなの? ヒチョルは問題外だよ」ハンギョンは驚いて尋ねる

2人は顔を見合わせてため息をつくと

「最悪の場合・・レストランとかありそうな場所でも選ぶしかないかな・・・」

「そうだね・・・で・・カンイン・・君はイトゥクが好きなの?」

ハンギョンの直球の質問にカンインはドキリとする

そして顔を赤らめながら

「告白する機会を作りたいって思って・・・ピクニックを計画したんだ」

ハンギョンはそんな様子のカンインに微笑みながら

「僕達も上手くいくように協力するよ」と言うとカンインの肩をポンと叩いた



一方ヒチョルは

さっき怒った事などすっかり忘れて

ピクニックのために「てるてる坊主」を作っていた

「ヒチョル・・・・てるてる坊主って・・ひとつでいいんじゃないの?」

イトゥクが苦笑しながら言っても楽しそうに作り続けている

2人の手元には、いろんな顔をしたてるてる坊主が10体並んでいた



ヒチョルのてるてる坊主のおかげで

ピクニックの当日は、晴天となった・・・・


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