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2011.10.26 覚悟
【覚悟】


ハンギョンのマネージャーであるリー・ウェイは

ハンギョンの昔からの知人である

韓国で活躍していた頃から連絡しあって帰国する度に飲んだりする仲だった

もちろんハンギョンの家族からの信頼も絶対である

今日も仕事の帰りにハンギョンの荷物を持って部屋まで送ってきた・・・・

「ハンクン・・・この荷物はどこに置くんだ?」

振り向くとハンギョンは電話をしている


ん・・・多分寝室まで持っていけばいいんだな・・・・

寝室の扉を開ける時に・・・たしか以前「寝室には勝手に入るな」と言われていたような気がしたが

たいして気にもせずに寝室の扉を開けて・・・スイッチをつけた・・・


え?


リーは思わず息をのんでその場に立ちすくんだ

目の前には大きく引き伸ばした写真が飾られている

女優かと思えるようなとても美しい人で咲き誇る薔薇の様な笑顔で映っている

もう1枚はハンギョンとの2ショット・・・すごく仲よさそうに2人は笑っている

あまりにも美人だったから・・最初気付かなかったけど

この人は・・・・


「リー・ウェイ!!!!!なんで勝手に俺の寝室に入ってるんだ!!!!」

静かだけど怒りのこもった声でハンギョンが囁く

「いや・・・荷物を置こうとおもって・・・・」

「勝手に入るなっていっただろうっ!!!!!」

「ハンクン・・・この写真の人って・・・・キム・ヒチョルか?」

「・・・・・・・・・」

「ヒチョルって・・・・男だよな・・・・」

「だから・・・なんだ? 俺の大事な人だ」

突然の出来事にリーは頭が混乱してきた

「ハンクン・・・お前って・・・ゲイだったっけか?

それともヒチョルがそう言う人種なのか?」

ハンギョンはリーの言葉にカチンときて思わず胸倉をつかんだ

「ヒチョルは普通の男だ・・・俺達はたまたま運命の相手だっただけだ

ヒチョルを顔だけで判断するな・・・」

「わかった・・・わかったから・・・手をはなして・・・」

ハッとしてハンギョンはリーを掴んでいた手を離した

ハンギョンが帰国する度に聞かされた名前・・・

韓国ですごくよくしてくれる友人・・・ヒチョル・・・・

その人の話をする度にすごく嬉しそうな顔をしていたハンギョン・・・

「俺は・・・ヒチョルを愛している・・・ヒチョルも愛してくれている

今はお互いに会えないけど・・・でも俺達は運命の相手なんだ・・・」

辛そうな顔してハンギョンは話し始める

「韓国での生活は辛かった・・・言葉分からなかったし・・文化違うし・・・

友達いなかったし・・・・でも・・ヒチョルはいつもそんな俺の側にいて

いろいろ励ましたり教えてくれたり・・・・

一緒に笑ったり・・・一緒に怒ったり・・・泣いたり・・・

ヒチョルがいなかったら・・・多分・・・韓国での成功はなかった」

「・・・・・・・」

「俺は・・・ヒチョル以外に誰とも結婚はしない」

リーはハンギョンの顔を見つめて

「でも男だろ・・・カミングアウトするつもりか」

「ヒチョルが望めばいつでも・・・その覚悟はできてる」

「韓国ではどうか知らないが・・・ここでは・・まだ同性が相手なんて言ったら

どんな事になるか・・・・」

「それくらい分かる・・・・だから・・・しばらくは・・・・」

ハンギョンが真剣だという事がわかりリーは心を決めた

「そうか・・・分かった・・・お前本気なんだな

俺も腹くくったから・・・・お前と一緒に地獄まで付いて行ってやるから」

「リー・ウェイ・・・」

「本当に綺麗な人だよな・・・・今度紹介しろよ」

リーがハンギョンに向かっていたずらっぽく笑うと

「やだ」

ハンギョンも笑顔で答える

「なんでだ~? 俺に取られるとでも思ったのか? 」

「ふん・・・ヒチョルは俺に夢中だからそんな事にはならないよ」

自信満々にハンギョンは答える

2人は顔を見合わせるとどちらからともなく笑った

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