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【パールサファイアの夜】 12



「運転手さん!!!!ホテルポセイドンまでお願い!!!」


ギュリはタクシーを停めると素早く乗り込む

ソンミンとギュヒョンと最後にリョウクが続いて乗り込んだ

残りのメンバーも次のタクシーに乗り込んで後に続く



タクシーの中でギュリは誰かに電話をかけていた

「あなたの力を借りたいのよ・・今から行くから・・・

理由? そんなの付いてから言うわ・・・もちろん今度の撮影用に下見よ・・

移動中だから切るわ・・内緒で来てね」

携帯を切るとギュリはリョウク達に説明する

「あのホテルは芸能事務所の方でいつも撮影に使ってて

チーフマネージャーと懇意にしているの・・だから利用させてもらうわ」

「ホテルポセイドンのオーナーのチェ・シウォン・・・この間新客として

VIPルームに来ました・・・ヒチョル兄さんを気にいってました」

リョウクが心配そうにギュリに伝えると

「大丈夫よ・・・ヒチョルを信じているわ」

「分かった!!!!断ったから拉致られたんだ」ギュヒョンが自信満々に答える


クスっ


ギュヒョンの自信満々な様子にソンミンが思わず笑った

つられてリョウクも笑う

肩に力の入っていたギュリも一緒になって笑いだした








ん? ここはどこだ?・・・・

ハンギョンは、頭がぼうっとしたまま目を覚ました

どうやら絨毯の上にうつぶせで寝かされているようだ・・・

「ヒチョル・・ヒチョルは・・・」

まだしびれが残る体を引きずるようにして、なんとか周囲を見渡すと

立派な家具などのある応接室のようだった

絨毯にすわったまま後ろを振り向くと、立派なソファーが置いてあり

そこにヒチョルは横たわっていた

「ヒチョル・・ヒチョル・・」

ハンギョンはヒチョルの耳元で声をかけると

「う・・う・・ん」

ヒチョルの顔がゆがんで、何度か瞬きをしたあとに大きな瞳がひらいた

「ハンギョン!!!!」

「しっ!!!!」

ハンギョンはヒチョルの口を手でおさえると小声でささやく

「どうやらあいつらのボスの所に連れて来られたようだね

スタンガンとは・・手荒なまねしてくれるな・・ヒチョル大丈夫だった?」

ヒチョルは大きな瞳でハンギョンをじっと見つめる

引き寄せられるように2人の唇は重なる・・・お互いの無事を確認するかのように・・・

そして2人の唇が離れると、ヒチョルがホッとしたように囁いた

「ああ・・ハンギョンだ・・夢じゃない・・俺は大丈夫だよ・・

でも誰がこんな事やったんだよ・・・なんか超ムカつく」


「俺は床に転がされていたけど、お前は大事そうにソファに寝かされていたぞ

またお前の客絡みなんじゃないの?」

ハンギョンの言葉にヒチョルは少し考え込む

そしてこの間新客として来たシウォンという男の事を思い出していた

「シウォン・・・あいつかもしれない・・・・俺がお前と同伴ゴッコしているの知ってたし」

ヒチョルはいらいらしながら被っていたウィッグを取って投げ捨てた

「くそっ・・・俺に用事あるんなら、こんな回りくどい事すんなよっ」



「やっと目が覚めましたか? 私の部下がとんでもない事をして申し訳ありませんでした」

隣の部屋に続くドアから、高級なスーツを着こなした精悍な青年が入ってきた

「てめえっ!!!!シウォン!!!!俺に用事があるのならこんな事するな!!!」

ヒチョルがものすごい形相でシウォンを睨む

シウォンは少し悲しそうに顔をゆがめて

「失礼しました・・・部下にはここにお連れするようにって指示しただけなんです

スタンガンを使うとは・・・私も想定してませんでした」


ハンギョンはシウォンの様子をみて部下が暴走したと理解した

(抵抗したらスタンガンを使用しても良い・・って言う指示を

最初っからスタンガンを使用しても良いって・・・都合良く解釈したんだな)


(ハンギョン兄さんには言っておきます・・・・

あのお客さんは・・・ヒチョル兄さんの事が好きです・・・)

リョウクの言葉がハンギョンの頭に浮かび、思わずシウォンの事を睨みつける


「そんな顔をしないでください・・・これからビジネスの話しをしましょう」

「はあ?」

ヒチョルは目の前の男がなにを言いだすのかと不安げに顔を歪め

シウォンの次の言葉を待っていた
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