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【パールサファイアの夜】16 おまけのおまけ


「ヒチョル~VIPがラストに入ったからな・・・」

カンタに言われてヒチョルは首をかしげる・・・・

その姿を見てカンタはヒチョルの耳元に囁いた

「お前・・VIP接待で何かやってんのか? ラストの指名はハンギョンだからな・・・」



げっ


ヒチョルの顔が急にひきつる

「ヒチョル兄さん・・・すみません・・・サイコロとコスプレ表・・・

ハンギョン兄さんに見つかってしまいました・・・」

ソンミンがべそをかきながらヒチョルに謝った


「ハンギョンにバレた~????????」

ヒチョルはヤバいという顔をして、あわててキッチンに駆け込んだ

キッチンではリョウクがフルーツの盛り合わせを作っている最中だった

「リョウク~たすけてくれ~」

「ヒチョル兄さんどうしたんですか?」

「コスプレ接待がハンギョンにバレた~!!!VIPルームに呼ばれてる~

リョウク~どうしよう~!!!!!」


ハンギョンは嘘をつかれるのが大嫌いだった

リョウクはその事を思い出してヒチョルに言った

「こうなったらコスプレ全部見せましょう!!!!

ハンギョン兄さんは嘘が嫌いです・・・

ヒチョル兄さんはコスプレ接客の事は「言ってなかった」事にします」


ヒチョルは少し考えると二コっと笑う

「そっか~「言ってなかった」って・・・嘘ついてたわけじゃないし~」


リョウクは何かを思い出したようにヒチョルに囁いた

「あれ!!!この間買ったあの服・・あれまだVIPルームのとこに置いてあります

あれを最後に着れば・・・」そういうとニッコリと微笑む

「リョウク~お前ってすげーな」

ヒチョルはリョウクの助言に感嘆しながらVIPルームに向かう




「ヒチョル・・・俺になんか隠しているよね」

VIPルームに入るとすでにハンギョンが客として座っている

ハンギョンの声のトーンが低く、目つきもするどい

かなり怒っているオーラが全身に漂っている


うわぁ・・やべぇ・・・

ヒチョルは笑顔を作るとハンギョンの隣にすわる

「俺達隠しごとしない・・・って約束したよね・・俺嘘つかれるの大嫌いって

ヒチョル知ってるよね」

「うん・・知ってるよ・・俺お前に嘘ついてないよ」

「じゃあなんだよ・・このサイコロとコスプレ一覧は・・」

「ハンギョンに言ってなかっただけ・・・ゴメン・・言い忘れてて」

ヒチョルはニッコリと微笑む

「ハンギョンに最初に見せなくてごめんね・・・・・

今から全部みせるから・・待ってて」

ぶすっとした顔のハンギョンを置いて

ヒチョルはコスプレ表の順番に着替えてくる


次から次へとヒチョルのコスプレを見せられて

不貞腐れていたハンギョンの顔がだんだんと緩んでくる

その様子に気付いたヒチョルは途中で

「ハンギョン~♪ 俺可愛い?」と上目遣いで聞いてくる

「あ・・ああ」

ハンギョンは、次から次へといろんなヒチョルの姿がみられて

もう目じりがさがりっぱなし

「これが最後だからね~ハンギョンこっちに来て~」

ヒチョルに呼ばれて仕切り代わりのカーテンまでくると

ヒチョルが顔だけ出してきた

「最後のコスプレは・・・「中国娘」いつもはこの赤いの着てるの」

赤いチャイナドレスをカーテンの端からハンギョンに見せる

そして

「ハンギョンのためだけに・・・これ・・着るんだ・・・」

そう言うとヒチョルはカーテンをあける・・・



ハンギョンは目を見開いたままその場に立ちすくんでいた

「ヒチョル・・・綺麗だ・・・・」


そこには白いチャイナドレスを着ているヒチョルの姿があった

そのチャイナドレスは裾に蓮の華の刺繍が同系色でほどこされていて

とても品の良いものだった


「これは・・・お前だけのための装いなんだ・・・」

ヒチョルは少し恥ずかしそうに下を向く


ああああ・・ヒチョル・・なんて可愛いんだ・・・

ハンギョンは堪え切れない愛おしさに突き動かされるように

ヒチョルを力強く抱きしめた


あれだけ怒っていたハンギョンはもうどこにもいない

ヒチョルを抱きしめて耳元で囁く

「ヒチョル・・・アメリカ国籍とって・・籍いれよう・・結婚しよう」

「バカ・・・入籍なんて関係ないよ・・・ずっとそばにいてくれるだけでいい」

ハンギョンはその言葉を聞くと嬉しそうに微笑み

ヒチョルの顔を両手で愛おしそうに包み込むと

壊れ物でも扱うかのように、そっと口づけをした


唇が離れるとヒチョルが尋ねる

「ハンギョン・・もう怒ってない?」

「ああ・・怒ってないよ・・これからはちゃんと言ってくれよ」

ハンギョンはヒチョルを抱きしめたまま再度唇を重ねた






「ミミヒョン・・大丈夫みたいです・・

ハンギョン兄さんもう怒ってないみたいです」

「リョウク~本当に大丈夫? 」

扉の隙間からソンミンとリョウクがヒチョル達の様子を伺っていた

「ほらヒチョル兄さんを見て下さい」

ヒチョルはリョウク達が覗き見しているのに気付いて

背中越しにVサインを出していた

ソンミンはそんなヒチョルの様子をみて思わず泣きだした

「ミミヒョン・・どうしたんですか?」

「なんか安心して気が抜けたら涙出てきた」

リョウクはくすくすと笑うと

「ヒチョル兄さんに勝てる人はいないですからね

本当にいろんな面で凄い人です・・・僕は大好きです」

「うん・・僕も大好き・・・ハンギョン兄さんに甘えるヒチョル兄さんも

可愛いよね・・・・僕も早く愛する人に巡り合いたいな」

ソンミンはそう言うと羨ましそうにヒチョル達を見つめている



VIPルームの中では恋人たちの甘い時間が終わることなく続いていた





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