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【Eternal Ⅱ~海辺のまち】7


ドンヘが海岸沿いの道を歩いていると

夜なのに鳥の羽ばたく音がする

「鳥って夜は目が見えないんじゃなかったっけ?」

胸騒ぎを覚えながら歩く速度もはやまっていた


バサバサ

「うわっ今度はなんだっ!!!!こうもり?」

今まで見た事のない数のこうもりが空を飛んでいる

いつの間にかドンヘはヒチョルの家にむかって走り出していた


家の前に着くと

ヒチョルと男たちが睨みあいながら立っている

ドンヘは思わずヒチョルの前に飛び出していた


「ドンヘ・・・お前・・・」

自分の前に突然飛び出してきたドンヘを見て

ヒチョルは驚いて息を飲んだ


「お前だれだよっ!!!」

「おめえには用はねぇんだよっ」

「そっちの姉ちゃんに用事あんだよっ」

「邪魔すんなら・・・お前から殺っちまうぞ!!!!」

男たちは突然現れたドンヘに向かって

敵意むき出しの表情で睨みつける


「ヒチョル・・・今のうちに逃げろ・・

俺がここを何とかしているから・・・早く!!!!」

ヒチョルを自分の背中に庇ってドンヘは怒鳴る

ドンヘが真ん中に立っていた男に殴りかかった

男もそれに応戦し2人は殴り合いを始めていた


(お前より・・・俺の方が強いと思うんだけど・・)

ヒチョルはそう思いながらも

自分を助けに来てくれたドンヘに感謝の気持ちを感じていた


いつの間にか男たちの中の1人が

暗闇に紛れてヒチョルの真後ろまで来ていた


「静かにしろっ」

ヒチョルは突然後ろから羽交い絞めにされて口をふさがれる

ふぎゃあ~

ヒチョルが抱いていた猫のソックスが怒って鳴いた

その鳴き声にドンヘが気付いてヒチョルの方を向く

「ヒチョル!!!!!」ドンヘが叫ぶと同時に相手の男に殴られた


ヒチョルは口を抑えていた男の手を思いっきりかじった

「ドンヘ~!!!!」

ドンヘはその場に気を失って倒れている


「お前ら本当に許さない!!!!!!」


ヒチョルは自分を羽交い絞めにしている男から生気を吸い取ろうと

意識を集中していると

突然

夜空を張り裂けんばかりのカミナリが響き渡った


「うわっ!!!!!!」

男たちに黒い塊がぶつかってくる

「なんだっ!!!!鳥か?」

「俺達にぶつかってるのは・・・コウモリだよ」

「うわっ助けてくれっ」


「うわっ!!!!誰だっ」

ヒチョルを後ろから羽交い絞めにしていた男が

恐怖にひきつった顔をしてヒチョルをつきとばした


男は空を眺めて震えている

男の仲間たちも同じ方角を見つめて身動きがとれないでいた


その視線の先には怒りで眼を光らせ

恐ろしい形相で男たちを睨みつけているハンギョンの姿があった
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