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【パールサファイアの夜 Ⅱ】~見習い 5~


「お疲れ~」

ギュヒョンが手にペットボトルの水を持って

キボムの所にやってきた

ぐったりと椅子に座っていたキボムは

弱々しく微笑むと水を受け取って一口飲んだ


ホストクラブ「パールサファイア」は

今日も盛況を極めて営業を終えた・・・


突然、所属事務所の専務であるギュリから

2週間のホスト体験を言い渡されてやってきた俳優キボム・・・


何から何まで初体験だらけ

そして緊張と驚きの連続で

今は疲労困憊状態で椅子に座っているのがやっとだった


「もう帰っていいって・・支配人が言ってたよ」

最後まで後片付けを手伝っているソンミンが優しく話しかける


「ありがとう・・・ソンミンさん・・」

キボムが疲れ切った顔で礼を言う

するとソンミンは手にしていた紙きれを示しながら

「これ・・支配人から預かったよ・・・キボムにだって」と言って渡した


「なんだろう・・・」


紙きれを広げるとギュリの字で



『伝えるの忘れてたけど、見習い中は自宅には帰宅しないこと

ホストの家に泊めてもらって、いろいろ話を聞いたり体験してきなさい』


げーっ


キボムが凄い顔をしたので

ソンミンとギュヒョンが顔を見合わせて驚く


そこに

「キボム~何か知らないけど・・・ヒチョル兄さんに言われた・・

キボムがうちに泊まりに来るって・・・本当?」


リョウクがお札を数枚ひらひらさせて3人の元にやってきた


「ヒチョル兄さんは、さっきハンギョン兄さんと帰ったよね?」


ソンミンがリョウクの顔を見つめながら言うと

リョウクは3人の顔を見ながら答えた


「キボムがうちで寝起きするから、必要なものを買ってこいって・・・

あとこれで朝ごはん食べてこいって言ってたよ」


「オーナーの言ってるホストの家って・・ヒチョル兄さんの所だったんだ・・・」

ギュヒョンが紙を手にしてポツリと言う


「せっかくヒチョル兄さんがお金くれたんだから

みんなで朝ごはん食べて帰ろう♪」

リョウクがニコニコしながら3人を誘うと

ギュヒョンも大喜びで賛成する

「まずは・・・明け方までやっている東大門行って・・必要なものを買って

それからご飯だね」

ソンミンがこれからの予定をキボムの代わりに考えてくれていた

「そうしよう!!!さっそく買い物に出発~」

行く気満々のギュヒョンは笑顔でキボムに話しかける


キボムの知らない所でキボムのスケジュールが決められていく

当の本人は、ぼんやりしながら3人の顔を見つめていた・・・・・










「え? キボムがしばらくウチに泊るのか?」


「うん・・オーナーから言われて預かる事になった」

ヒチョルはハンギョンの腕の中でまどろみながら答える


2人が住んでいるマンションは

2LDKの広さで、ヒチョルとハンギョンの部屋と

リョウクの使っている部屋がある


もともとはハンギョンが1人で住んでいたのでそれ程広くない

そこにヒチョルが転がり込んできて住み始め

その後ヒチョルがリョウクを引き取る事になり

納戸として使っていた部屋をリョウク用の部屋としていた・・・



しばらく・・キボムがいるのか・・・そうか・・・


ハンギョンは少し考え込んでから

自分の腕の中でウトウトとし始めたヒチョルの首筋に唇を這わせた


「あっ・・な・・んだよ・・俺・・眠いよ・・・ば・・か・・・」

「しばらくお客さんが泊まるんだろう・・だから・・・」

「ばか・・へ・・んたい・・・」

ヒチョルに変態と言われてハンギョンは濃厚な口づけをおとす

その口づけのあまりの甘美さにヒチョルの眠気も吹き飛び

自分からハンギョンの首に腕をまわして耳元に何かを囁いた


それを聞いたハンギョンは、にやりと笑い

ヒチョルの耳元で愛の言葉を囁く


ヒチョルは満足げに微笑むと

ハンギョンの瞳をじっと見つめる


それが合図のように

2人は自分達だけの世界に入っていった・・・・


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