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【中秋節のまぼろし】後編

SJ妄想話


「このバスロープまだあったのか・・何年ぶりだ?」

シャワーの後に用意されていたバスローブを着ながら

ハンギョンは懐かしそうに微笑む


「あの時以来・・・洗濯してずっと置きっぱなしだった」

ヒチョルもお揃いのバスローブを着て缶ビールの口をあける


「毎年くるって・・・あの時約束したのに・・3年経ったな・・・」

「うん・・・そうだね・・・今年も無理かと思ってた」

「俺の所の中秋節の休みと、こっちの開天節の休みがうまくあったから

なんとか・・来れた・・」

ハンギョンは自分の横の座ったヒチョルの髪を優しくなでる

ヒチョルは嬉しそうに微笑みハンギョンの肩に頭を預けた

「そう言えば・・・お前・・仁川で撮られたぞ・・リアルタイムでツイで上がってた」

ヒチョルはポツリと呟く


「ああ・・・やっぱりな・・撮られた気がしたんだ

でも今回はソウルに来る理由があるから・・大丈夫」

ハンギョンはいたずらっ子のようにニヤリと笑うとビールを一口飲んだ


「理由って何?」


「SMの事務所に書類を持ってきたんだ・・・・

俺これでもあっちの事務所で専務扱いになったんだぞ」


「?」


「裁判を取り下げて、正式にSMと提携みたいな形になった

今所属しているあっちの事務所でも大株主になって・・・・

自分の仕事を選べるようになった・・・だから・・・

中国でSJと同じ舞台に立てる・・・・やっとここまで来たんだ」


ヒチョルはハンギョンの腕に自分の腕をからませる

「お前・・すげーな・・・あっちで頑張ってんだな・・・

チョウミ達が聞いたら、すっげー喜ぶだろうな・・・」

「秋にはもしかしたらドイツでSJと同じ舞台に立てるかもしれないし」

「MTVだろう? 俺・・お前に投票しといたから」

ヒチョルが楽しそうにハンギョンの顔を覗きこんだ後にポツリと


「あれから・・3年・・・早かったのかな・・・」と言った



3年前・・・・ヒチョルが故郷の両親にプレゼントした家に

ハンギョンは遊びに来た事があった


メンバーのみんなが秋夕の休暇で実家に戻っても

ちょうど体調をくずしていたハンギョンは、中国に帰る事が出来ずに宿舎にいた

そんなハンギョンを気づかって、ヒチョルは自分の実家に連れて来たのだった


2人っきりで過ごしたこの家で、ヒチョルはハンギョンにプロポーズされた・・・



その時、毎年この季節になったら2人で過ごそうと約束していた

しかし諸事情が2人を引き離すことになり、その約束は今日まで果たされることがなかった


ソウルでは会っていたけど、思い出のこの別荘で2人きりで会うのは3年ぶりとなる



3年前のあの時は幸せの絶頂にいた・・・今は・・・俺は・・・どうなんだろう

ハンギョンの胸に顔をうずめてヒチョルは考える


やっぱり俺は・・・こいつじゃなきゃダメなんだ・・・

ここが俺のいる場所・・一番落ち着く場所だ・・・・


「ハンギョン・・・」潤んだ瞳でヒチョルが見つめる

ハンギョンは優しく微笑むとヒチョルを抱き上げて寝室へ入っていった







「お前・・・ソウルまで電車で戻るのかよ・・・」

「ヒチョルはまだ実家にいるだろう? 来る時は仁川からタクシー飛ばしたけど

近くの駅まで乗せてくれれば電車使って戻るよ」

翌朝はやくにハンギョンに言われてヒチョルは言葉をなくした


もう・・・別れる時間がきてるんだ・・・いやだ・・まだ離れたくない・・


愛し合った余韻に浸る暇もなく2人は身支度をすませる

シーツやタオルなどの洗濯ものはまとめて洗濯機に放り込む

後で姉のヒジンが別荘の片付けをしてくれる事になっていた


別荘を出るとちょうど海岸線から太陽が昇る姿が見えた


「ヒチョル・・・・あの時と同じだな・・日が昇るよ」

ヒチョルはハンギョンに寄りそうように立つと

あの時と同じ日の出を眺めていた

あの時・・・日の出を見つめながら

「一生そばにいて欲しい・・・」と

ハンギョンはヒチョルに言って

お揃いのペンダントをプレゼントしてくれた


日の出を眺めながら、ヒチョルの瞳から涙が溢れてくる

ハンギョンは愛おしそうにヒチョルの顔を見つめ

「俺の気持ちは今でも変わらないよ・・・一生そばにいて欲しい

今すぐは無理だとしても・・・年取ってからでも待ってるから」

そう囁くとヒチョルの唇に自分の唇を重ねる

誓いの口づけ・・・神聖な気持ちのこもった口づけだった


「そんな事言っても・・どうせお前は向こうで結婚すんだろう?

いいよ・・・俺は愛人で我慢してやるから」

ヒチョルの憎まれ口を聞いてハンギョンは笑う

「なんでも一番じゃなきゃ済まないくせに、愛人なんて無理だろう?

ヒチョルは俺にとっては本命の本妻だからな」


2人は見つめあって笑った


車に乗りこむと、ヒチョルは一度実家の前に停めて別荘の鍵を実家のポストに入れた

そしてそのまま車を走らせる


「姉ちゃんが後処理をしてくれるから・・・俺はこのままソウルに帰る」

「え?」

「せっかくお前が会いに来てくれたんだから・・・

まだ俺の元から離さないからな」



ヒチョルはニヤリと笑うとアクセルをふかして

ソウルに向かって車を発進させた






*この話は妄想です
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