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2012.11.12 cafe 賛美歌 12
【cafe 賛美歌】12


「ヒチョル~お帰り~」

「イトゥク兄さん~明日の朝ごはん当番ですよね~」

「あードンヘ!!!!ずるした~!!!」

「ヒョクお前が気付かないのが悪いんだよ~」


ヒチョルが帰宅してリビングを通ると

相変わらずギャルソン達が大騒ぎをしていた

ヒチョルは少し立ち止まってその様子を眺めると

眩しそうに目を細めた

そして「寝るわ・・・」とひと言呟いて自分の部屋に入って行く


「あれ?ヒチョル兄さん・・・今日デートだったのに・・喧嘩でもしたのかな?」

リョウクが心配そうにヒチョルの後ろ姿を眺めていると

「ハンギョンさんに迫られて、抵抗して喧嘩でもしたんじゃん」

イトゥクが楽しそうに言う

「イトゥク兄さん!!!下世話な推測しないでくださいっ!!!」とリョウクが怒った

「だって・・あの2人・・まだキスどまりだろう? よくハンギョンさん我慢してるよ」

「本当に大事な相手だからこそ、ハンギョンさんは我慢できるんです」

リョウクはイトゥクを睨むと

「すぐに手を出すイトゥク兄さんとは違います」と言い残してヒチョルの後を追って行った






「ヒチョル兄さんお帰りなさい・・・デートどうでしたか?」

スケッチブックにケーキのデザインを書きながら

ソンミンが訪ねてくる

最近、ソンミンとリョウクはワッフルだけでなく

ケーキ類もメニューに入れようといろいろと試行錯誤している所だった


「うん・・・楽しかったよ・・・」

言葉とは裏腹な沈み込んでいるヒチョルの声に

驚いてソンミンは顔を上げた


「ヒチョル兄さん・・・ケンカでもしたの?」

「・・・・・・」

ソンミンがヒチョルに理由を聞こうとしたその時

突然部屋のドアがあき

リョウクが息を切らせて入ってきた


「ヒチョル兄さん・・・ケンカでもしたの?」

ソンミンとそっくり同じ質問をしてきたリョウクを見て

ヒチョルは思わず吹き出した

「2人とも・・・俺の心配してくれてありがとう・・・

でも喧嘩はしていない・・・デートもすごく楽しかったよ」

ヒチョルの笑顔を見て2人はホッとする

「じゃあ・・・なんでそんなに落ち込んでいるんです?」

「すっごく暗いよ~別れ話したみたい」


ソンミンとリョウクがすごく心配そうに自分を見ている

その事がなんだか嬉しくて

ヒチョルはさっきハンギョンに言われた事を2人に教える事にした


「アメリカに行っちゃうんだ・・・」

「1年も戻ってこないの? えー寂しいじゃん」


ソンミンが気付いたようにぽつりと

「それってプロポーズだよね・・一緒にアメリカに行ってくれって・・」と呟くと

「絶対にそうだよ~プロポーズだよ」リョウクもそれに同意する


「でも・・・俺・・・突然そんな事言われても・・困るし」

ヒチョルが2人の話を聞いて恥ずかしそうに言いわけをする

「プロポーズって・・・普通は女にするんだろ?俺は男だし」

「俺が男って言う事でハンギョンにリスクを負わせたくないし」


「ヒチョル兄さん!!!!ハンギョンさんの事愛してるんじゃないの?」

突然リョウクが大きな声でヒチョルの話を遮った

「だって・・・来週には渡米するんだよ・・来週中には返事くれって」

「俺・・どうしたらいいか分かんない・・好きだけどアメリカなんて

言葉知らねーし・・知りあいいないし・・この店だってやめなきゃならないし」

ヒチョルは話しているうちに瞳から涙があふれてきた

そんなヒチョルをソンミンは優しく見つめながら

「今行けないなら1年間待つしかないよね・・・・

お互いの気持ちが揺るぎないという自信があるなら

待てるんじゃないの?」と言った


ヒチョルは黙って聞いている

「まだ1週間あるんでしょ?自分の気持ちに向き合って

よく考えればいいんじゃない?」

リョウクもヒチョルの涙をハンカチで拭きながらそう言った




自分の気持ち・・・・

俺はどうしたいんだろう・・・

ハンギョンと別れたくないけど

みんなとも離れたくない・・・・


ヒチョルは

頭の中はぐちゃぐちゃで何も考えられなくなっていた


ヒチョルが自分の気持ちをまとめられないうちに

1週間が経とうとしていた
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