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【Eternal 番外編】使い魔2


森での生活はヒチョルにとって快適だった

ハンギョンの説明では森からの生気で

いつもよりパワーアップできるらしい・・


「ハンギョン~!!!散歩してくるね~」

ヒチョルは薄いパステルピンクの

ふんわりとしたワンピースを着て

はだしのままコテージを飛び出して行った・・・


楽しそうに走っていくヒチョルの後ろ姿を

ハンギョンは優しい瞳で見つめながら

「森の中は一族しか入れないから大丈夫だろう・・」そう呟くと

「森から外にでるんじゃないぞ!!!!」ヒチョルに向かって大声で叫んだ




パタパタ・・・・

ヒチョルの背中の羽根の羽ばたく音がする

いつもよりも軽やかに空を飛べるので

ヒチョルは楽しくて仕方なかった


『こんにちは~』

『いいお天気ですね~』

小鳥などの森の動物たちが話しかけてくる


ヒチョルがハンギョンの仲間になって

なかなか力を上手く使う事が出来ないでいたが

動物たちとの意思の疎通の能力は早くから芽生えていた

いつもは街に住んでいるので、犬や猫たちと会話しているが

今日はいつも話さないような小動物達と会話を楽しんでいた


ヒチョルが空の遊泳を十分堪能していると

どこからか子猫の鳴き声が聞こえてきた

耳を澄ますと森の入口あたりからだった


ヒチョルは地面に降りると聞き耳を立てながら

鳴き声のする方向を探し始めた


みゃあ・・・みゃあ・・・


「こっちの方からするんだけど・・・どこだ?」

子猫の声はだんだんとか弱くなってきている

ヒチョルは焦ってきてあちこち探しまくると

森の入口あたりに小さな箱を見つけた


あっ!!!!

ヒチョルは気が付いてその箱まで走っていく


みゃあ・・みやぁ・・・

やはり箱の中から声がする

ヒチョルが箱をあけると

中に生まれたばかりの子猫が入っていた

「お前・・・捨てられたの?」

『ママ・・ママ・・』

子猫は母猫を探して鳴いていた


ヒチョルは箱を大切そうに抱えると

コテージまで一目散に飛んで行った・・・・




使い魔に休息を与えるために

森に滞在をしているハンギョンだったが

ヒチョルに何かあったら大変だと

森の動物たちにヒチョルの事を頼んであった

ヒチョルに異変があったら

すぐにハンギョンの元に連絡がくるようになっている


窓辺にリスが一匹姿を見せた

『ヒチョルさんが悲しんでます』

ひと言ハンギョンに報告して去っていった


ヒチョル・・・どうした?

ハンギョンはコテージの窓から外を眺めると

箱を抱えて今にも泣きそうな顔をしているヒチョルの姿を見つけた

ヒチョルが戻ってくるのが待ち切れずに

大きな羽根を広げてヒチョルの元まで飛んでいく


「ハンギョン・・・」

ヒチョルはハンギョンの胸に抱かれながらコテージまで戻った

箱の中を見せながら

「この子・・死にそうなの・・助けてあげて・・」


箱の中の子猫はぐったりとしていて

今では鳴く事すらしていない

ハンギョンは箱の中から子猫をそっと取り出すと

テーブルの上に敷いたタオルの上に寝かせた


「足が・・・」

子猫は左前脚が半分の長さしかなかった

「だから捨てられたのか?」

ヒチョルはぽろぽろと涙を流しながら

ハンギョンの顔を見つめる


「大丈夫だ」

ハンギョンはそう言うと

自分の手のひらにエネジィを集めて光の玉を作り

子猫の体の中に挿入する


みゃあ・・・

子猫は小さく鳴く

するとそれまで荒かった息使いが治まってきて

落ち付いてきたようだった



「ハンギョン・・ありがとう・・・」

ハンギョンの背中にヒチョルは抱きついて礼をいう

ハンギョンは背中にヒチョルを感じながら

「この猫どうするんだ?」と聞いた

「わかんない・・・でも元気になるまで世話してあげたい」

ハンギョンはそんなヒチョルを愛おしく思い

「お前らしいな・・」と言って

背中のヒチョルを自分の方に向かせてやさしく口づけした
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