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【永遠の・・・ハンギョンside】


(ここはどこだろう・・・俺は・・・)


ハンギョンは暗闇の中で夢と現実の世界を彷徨っていた


うつらうつらしている所にヒチョルの声が聞こえてくる

ハンギョンの手を握って今日一日の出来事を報告していく


(ああ・・・今日も一日が終わったんだな・・・)


(ヒチョルが泣いている・・・でも俺は何もできない

もどかしい・・・悔しい・・・でも何もできない

せめて指でも動かせたら・・・)


(ハンギョン・・・指が動いたの感じたよ・・・・)ヒチョルの声がする


(ああ・・・分かってくれたんだ・・・さすが俺のヒチョル)





ヒチョルと出会ったのはハンギョンの勘違いからだった

同じ大学のキャンパスの中で

医学部のヒチョルは白衣を着て売店に買い物に来ていた

工学部のハンギョンは肩まで髪が長かったヒチョルを女性だと思い込み

一目ぼれをしてしまった


後を追いかけて声をかけると

不機嫌な表情のヒチョルに追い返された

その声を聞いて男性だと分かったけど・・・一目ぼれした気持ちは揺るがなかった


何度もアタックして玉砕して・・の繰り返しに

最後はヒチョルも呆れて「友達」ならなってやる・・・と返事をもらった


友達から親友・・・そして恋人になるまでに時間はかからなかった



ハンギョンは男性を抱くのは初めてで

ヒチョルは男性に抱かれるのは初めてだった


初めての夜が過ぎた時お互いの胸に

何とも言えない愛おしい気持ちが溢れていた

男とか女とか関係なく・・・本当に運命の相手だったんだとハンギョンは思う


身体を重ねれば重ねるほど、心も深く繋がって行く

2人の結びつきは強固となりもう離れられないと感じる



ヒチョルは喜怒哀楽を表す事はあまりしなかった・・・・

正確には感情を表現するのがへたくそな不器用な人間だった

でもハンギョンの前では素直に自分の気持ちを表せる

そんなヒチョルをハンギョンは愛おしく感じていた



夢の中でハンギョンは何度も何度もヒチョルとの楽しかった思い出を反芻する

暗闇の中でも愛する人の笑顔が自分をつつむ


そんなハンギョンの耳元に愛する人の声が聞こえてくる


(ハンギョン・・・明日は何の日か覚えている?)


(明日? 明日は何月何日なんだ?)


(エバーランドにデートに行って・・・

俺達が永遠の愛を誓い合った・・・記念日だよ・・・・)


(ああ・・・忘れる訳ないだろう・・・あの日俺は人生で一大決心した日なんだから)


その日ハンギョンはヒチョルに

パートナーとして一生そばにいて欲しいとプロポーズした


驚いたヒチョルは

(男の俺にプロポーズするなんて・・お前バカじゃん・・)と散々悪態をついたけど

その顔は喜びで輝いていた

あの幸せな日々はこれからもずっと続いていくと信じていた・・・だけど・・


(俺・・・お前が側にいなくても頑張るから・・・絶対に俺がお前を治してやるから)


(ヒチョル・・・ありがとうお前を信じているよ)


(愛している・・・お前は俺の永遠の恋人だから・・・勝手に死ぬなよ)


(死なないよ・・・俺も・・・頑張るよ・・・)


ハンギョンの手を握っていたヒチョルの手が離れる


(ああ・・今日も一日終わるんだ・・・ヒチョル・・・)




ヒチョルが部屋を出ていくと

ハンギョンはまた暗闇の中

夢の世界へと彷徨い始めるのだった




ヒチョル・・・俺の永遠の恋人・・・・

俺はお前を永遠に愛するよ・・・だから悲しまないで・・・・



fin
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