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2013.01.14 想定外 2
【想定外】2


「初めまして今日はヨロシクお願いします」

「ドンヘさん・・今日は1人急用でこれなくなってゴメンなさいね」

江南のお洒落なバーでドンヘ達とCA達の合コンが行われていた

女性達はCAというだけあってどの子も目鼻立ちのはっきりした美人ばかり

ドンヘの友達の紹介というギュリはその中でも一番美しく

今日の合コンのまとめ役を買って出ていた


「1人いないの? 僕たち5人で君たちが4人か・・とりあえず自己紹介しよう」

ドンヘ達は自分達を「公務員」と紹介して刑事と言う事は伏せる

いつもの事だけど「刑事」と言うと引かれる事が多く

合コンが上手くいかないからだ

今日の参加者は、捜査一課のドンヘとウニョク鑑識課からシンドン

企画課からプロファイリニングを得意とするギュヒョン

そして捜査二課のヒチョルという構成だった


ドンヘは合コン王と呼ばれるほど合コンが大好きで

その顔の広さであちこちの知り合いを頼って合コンを成立させる

そしていつもヒチョルを誘いたがっていた


今日もヒチョルの美貌に同席のCA達は息を飲んで見つめている

女性と見間違う程の美貌に女性の心を掴む話術・・・・

合コンを華やかに仕切る事は多いが、ヒチョルはいつも自分からは動かない

お持ち帰りはされてもお持ち帰りはしない

なので男性陣は安心して一緒に合コンに参加できるのだった


ヒチョルの楽しい話術に女性達はヒチョルにくぎ付けになるが

それも少しの間だけで、彼の美貌に自分が劣ると感じたり

ヒチョルの心の壁を感じたりするとその時点で諦める事が多い

今日も女性陣が一人足りないという事もあり

途中からヒチョルは1人酒に入って行った



「ヒチョル兄さん・・酒に強いのは知ってるけど・・・

今日はペース早くないか? 大丈夫かな・・・・」

シンドンが心配そうにギュヒョンに耳打ちするが

「あの人も大人なんだから・・・限界くらい分かるでしょ」とつれない

シンドンも久々に話の合う女の子と出会ったので

ヒチョルの心配どころではなくなっていた


それぞれ綺麗に4組の男女カップルが出来上がり

次の店に移動しようと言う事になった

1人で飲んでいたヒチョルにドンヘは声をかけると

「大ジョーブだよ・・俺はここで飲んで帰るから

お前らせっかくカップル出来たんだ・・仲良くやってこいよ」

笑顔で送り出されたので

誰も疑問に思わずそのまま次の店に行ってしまった



「あの人大丈夫かな・・・」

カウンターの隅で飲んでいた物静かな男性がバーテンに声をかける

「ハンギョンさん・・さっきから気にしてますが」

バーテンは可笑しそうに笑った

「そんなに気になるなら同席されたらいかがですか」

バーテンのひと言にハンギョンと呼ばれた男はニッコリと微笑むと

「ここに連れてくるから・・・水割りを薄めに作っておいてくれ」と言い残して

ヒチョルの座っている席に歩いていった


「なんだ? 俺は酔ってないぞ・・・大ジョーブだから・・ほっといてくれ」

「私もたまたま1人で飲んでいるので・・良かったら話相手になってほしいと思いましてね

あちらの席で私の奢りでどうぞ一杯飲んでください」

「ん? お前も1人なのか? よし!!!俺が話相手になってやる!!!奢りだな?」

完全な酔っ払いのヒチョルは席を立つが

足元が完全にふらついている・・

ハンギョンは苦笑すると肩をかしてカウンター席に連れて来た


ハンギョンは話を聞きだすのが上手だった

ヒチョルは初めて会った相手なのに

珍しく心を閉ざす事なく楽しい時間を過ごす事が出来、

気分よく酔いもまわり、ハンギョンの肩に頭を預けてすやすやと寝てしまった


「すまない・・この人の分の料金も私と一緒にツケておいてくれ」

バーテンにそう言うと

自分の肩に無防備に頭をあずけて

子供の様にあどけなく眠っているヒチョルに興味が湧いている自分に驚き

「さて・・・この人・・どうするか・・・だな」

「女性だったら完全に頂いてしまうんだけど・・・この人男だし

俺はそっちの趣味はないし・・・」

と呟いてしばらく寝顔をながめ

「ここで知り合ったのも何かの縁だな・・」とため息をひとつついた

「タクシーを呼んでくれないか」とバーテンに伝えると

眠っているヒチョルの髪をそっとなでて優しく見つめていた
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