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【パールサファイアの夜~番外編】スポーツジム後編


「このフロアがVIP専用になります」

「うわ~すっげーゴージャスな造りだなぁ」


『フィットネスクラブ アテナ』にヒチョルとハンギョンはやってきていた


シウォンがホストクラブ業界に進出しようとしていた時に

引き抜かれた「モムチャン」のホストのイトゥクとカンインが

今ではここのジムで働いている


「カンイン・・・お前・・・スマートになったな・・・」

ヒチョルは同業者だった頃、2人の顔と名前くらいは知っていたので

久々に見たカンインがスマートになっているのに驚いていた


「ヒチョル~俺の筋肉も見てみて~」

イトゥクが自慢げにヒチョルに腹筋を見せる


「げっ!!!!お前ら・・・ヒマな時に鍛えてんのかよ~」


ハンギョンはイトゥクの腹筋を見て

「よし・・負けてられないな・・」と

さっそくマシン選びにはいっていった



「俺もイトゥクみたいなチョコレート腹筋目指そうかな~」

「よかったら俺がプログラムくんであげるよ」

カンインにマシンの使い方を教わっていたハンギョンに

2人の会話が聞こえた


「だめだ!!!!!!」

フロアに響き渡る声でハンギョンは怒鳴る

VIPフロアだったのでヒチョル達の他に誰もいなかったが

あまりの声の大きさにヒチョルは驚いてハンギョンを見つめた


「お前が腹筋鍛えるのは、俺が許さない!!!!」ものすごい形相で怒るハンギョン


仕方ないのでヒチョルは、インナーマッスルを鍛えるプログラムを組んでもらう事にした


もともと飽きっぽい性格のヒチョルは、少しマシンを使っただけですぐに休んでしまう

見かねたカンインが

「今一般フロアの方でK-POPダンスLessonやってますよ・・どうですか?」

とヒチョルに声をかけると

「え~楽しそう~行く行く~」興味深げに答えた

ヒチョルが下のスタジオでダンスLessonを受けている間

ハンギョンはひたすらマシン相手に体を鍛えていた・・・




「ハンギョン~楽しかったよ~今日はね~

ガールズグループの振り付けだった」


一時間過ぎてヒチョルが楽しそうに戻ってきて報告する

ハンギョンは最後のクールダウン様に

ランニングマシーンを使っていた


黙って走っているハンギョンの

斜め後ろにある自転車にまたがって

ヒチョルはストイックなまでに鍛えているハンギョンを見つめていた



ドキン
ドキン

ハンギョンの体中の筋肉が跳躍している所に

汗が流れてキラキラとしている

顔は前方を向いたまま無心に走り続ける姿に

ヒチョルは胸の鼓動が止まらなくなる


俺のハンギョン・・・カッコいい・・・・



ランニングからウォーキング速度となり

呼吸を整えながらハンギョンは斜め後ろを振り返った



うわっ!!!!!




ヒチョルは頬を赤く染め

瞳をうるうるさせながら

うっとりとした表情で自分を見つめている

その瞳にはハートマークが浮かんでいる



ズギューン

ズギューン

ズギューン


ハンギョンはそのヒチョルの瞳にすっかりノックダウン状態






すばやく時計を見て出勤までの時間を計算し

着替えももどかしくそのままの姿でロッカーから荷物を取り出し

タクシーを呼んでもらう


「ハンギョン~うちの名物の炭酸泉に入っていってよ~」

イトゥクの申し出も「次回時間のある時に」と断り

ヒチョルを連れて風の様に去って行った



「何なんだよ~用事でもあったのかよ~炭酸泉すごく良いのに~」

イトゥクは残念そうに呟く

それを聞いていたカンインはニヤニヤしながら言った

「ハンギョン・・我慢できなくなっちゃって雄の本能が目覚めちゃったかな」

「なんだそりゃ?」


「鍛えているハンギョンをヒチョルが

うっとりと見つめてたんだよ・・・恋人にそんな顔されたら・・ねぇ」


「あー確かにな・・ここで押し倒すわけにいかないから・・

あわてて雄の本能を鎮めるために家に戻った訳か」

イトゥクはそう言った後でつまらなそうに

「ホスト辞めてから健全な生活になったけどさ・・・・

女の子との出会いがなくなっちゃったよね~」カンインに呟く


「あーあ俺達も恋人欲しいなぁ~!!!!!!!!!」

2人は誰もいなくなったVIPフロアのランニングマシーンを使って

ほとばしる体力を持て余すかのように全力で走りだしたのだった






おしまい
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