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【想定外】~番外編 デート~中編


タクシーを降りると目の前が遊園地だった・・・

ヒチョルはきちんとした恋愛をした事がなかったので

きちんとしたデートも初めて

いい年齢にもなって自分の胸がドキドキしているのを感じ

恥ずかしくてよけいに顔が赤くなる


そんな姿をハンギョンに見られたくなくて

ヒチョルはハンギョンの数歩後ろから歩いてついていく

平日だが春休み中と言う事もあり

遊園地は子供連れで賑わっていた


手を握りたいけど、恥ずかしい

どうしたら良いのか分からないヒチョルは

ハンギョンの上着の裾を握って歩いている


ヒチョルが恥ずかしがっているのに気付いたハンギョンは

立ち止まってヒチョルの方を振り返ると

「ヒチョル・・私の上着に変な皺がつきます」と笑い

「はい右手を出して下さい」とヒチョルの右手と自分の左手を合わせ

指と指とを交互に組んで手を握った

「これが恋人つなぎって言うんですよ。私達は恋人同士だから

ちゃんと恋人つなぎをしなくちゃいけないんです」

その自信たっぷりのドヤ顔に思わずヒチョルは笑った

「悪ぃ・・今日は子供に戻って楽しむんだったな・・・」



はたから見ても麗しい美男美女のカップルは楽しそうに観覧車にむかう





「ちっ!!!何やってんだ・・へたっくそが」

観覧車乗り場の近くまでくるとヒチョルが突然呟いた

ハンギョンもその呟きの原因が分かり苦笑する

「これは撮影ですか? 本物ですか?」とヒチョルの耳元に囁いた

「ここはウチのシマじゃねぇけど・・・知ってる顔がいるし

げっ!!!!応援はいってんのか~? ウニョクとドンヘいるし・・・」

「と言う事は・・ここで何かが起きるんですね・・・・

それにしてもこんなにバレバレの貼り込みって・・・」

ハンギョンはクスクスと笑いながらヒチョルに囁く

ヒチョルはハンギョンに抱きつくようにして

「捜査一課だから・・人質事件の身代金受け渡しとか・・」そう囁いた後に

ヒチョルは一瞬顔をしかめた

「ヒチョル・・どうかしましたか?」

「俺達の斜め後ろに黄色いビルあんだろ? そこの屋上!!!」

ハンギョンは顔を動かさずに目だけ動かして見る

屋上で何かが光るのが見えた

「多分スナイパーがいるぞ・・ウチ(警察)だったらピンでいることないから

犯人側だ・・・うちの奴ら気付いてないみたいだし・・・どうしよう」

ヒチョルが眉間にしわを寄せて考え込む

(ああ・・ヒチョルはやっぱり刑事なんだなぁ・・・カッコいい・・)

ハンギョンは刑事の顔をしたヒチョルが好きだった

本人には内緒で仕事中の姿を観察したりしていた

ハンギョンはヒチョルの頬に素早くキスをすると

「屋上は俺が何とかしてくるから、ヒチョルはここにいろ」

ハンギョンがいつも見せない鋭い瞳でヒチョルにそう言い残すと

何気ないようにそっと黄色いビルの方に向かっていった


(ああ・・俺のハンギョン・・気を付けて・・)

ハンギョンがたまにみせる雄の顔

ヒチョルの胸が甘く疼く 「ばか・・そんな事よりも犯人逮捕だな」


今日は女の子のような服装で

遊園地デートを楽しみに来たはずなのに

すっかり刑事モードに入っているとは

ヒチョル自身も気付いていなかった



ハンギョンが屋上にたどり着くと

スナイパーに気付かれないように気配を殺して後ろに回る

自分の首に巻いていたスカーフを外すと

素早く相手の顔に巻きつけて体ごと地面に抑え込んだ

腕を後ろにひねり瞬時に聞き腕を右と判断し

右腕をあらぬ方向に曲げる

ゴリ・・と嫌な音がし相手は大声でうめき声をだした

始終ハンギョンは無言のままスナイパーを縛り上げて

ライフルの心臓ともいえるスコープ部分を破壊する

弾丸も全て抜いてポケットに入れると

自分のスカーフを相手から外して

何事もなかったかのようにその場を去って行った






すみません思った以上に長くなりそうなのでここで切ります
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