上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
SJ創作話

【月と子猫とハンギョン】 その3

ハンギョンと子猫の共同生活は一週間すぎた

職場でも子猫を飼っているという話は広まり

猫好きの同僚などと情報交換できるようになった

猫を飼った事のないハンギョンにとってはとてもありがたい事だった


今日も仕事を定時で終えるとそそくさと帰宅していくハンギョンを見て

上司も呆れて小言も言わなくなっている

「あいつ・・・失恋して落ち込んでいたのに・・次の相手は猫かよ・・・」

秋になってそろそろ夜は寒くなってきている

ぶるっ・・・

ハンギョンはそろそろコートが必要かな・・・と思いながら家路を急ぐ・・・

空にはとても奇麗な満月が輝いている

うわぁ・・・・きれいだなぁ・・・・

家の玄関を開けると


みやぁ~


子猫のチビがハンギョンを迎えに出てくる

「ただいま~お腹空いたよね・・・今ごはんあげるからね・・」

みやぁ~

子猫は嬉しそうにハンギョンを見つめて鳴く

ハンギョンも嬉しそうに子猫を抱き上げる

「チビ~寂しかったか?」

「・・・・・・・・・」

「チビ~どうした?返事はしないのか?」

絶対に俺の言葉が分かっているぞ・・・こいつ・・・

ハンギョンは子猫の顔を見ながら思う

チビというと絶対に鳴かないからだ

「そんなにチビは気に入らないか? ミイナ(美人)さん」

みやぁ~

美人というと子猫は嬉しそうに鳴いた・・・・

あまりのタイミングにハンギョンは笑いをこらえきれない

チビに餌をあげて自分はシャワーを浴びに風呂場に行った

すると・・・いつも外で待っているチビは今日は中に入ってくる

「猫って・・・フロに入るんだっけ? 入れていいのか?」

バスタブに湯をためて体を入れると

チビも入れろとにゃあ~にゃあ~鳴く

少しぬるめにしてハンギョンはチビと一緒にお風呂に入る事になった

風呂からあがると濡れたままチビは部屋を走り回る

ハンギョンはあわてて自分も裸のまま捕まえに走る・・・

やっと捕まえてドライヤーで乾かし・・・自分も急いで服を着る

「今日は満月が綺麗だぞ~」

テーブルを窓のそばに持ってきてハンギョンは満月を眺めながらビールを飲んだ

みやぁ~

チビが足元で鳴くのでテーブルの上に乗せてやった

つまみにしているチキンをチビが欲しがったので

骨に付いている部分を与えると

チビは骨と格闘しているように見えてハンギョンは笑いが止まらない

子猫がいるだけでこんなに優しい気持ちになれるんだな・・・

ハンギョンは満月をながめながらこの一週間を振り返って考えていた

すると

チビは骨と遊ぶのをやめて窓から外を見る・・・

にゃ~お~

満月の光を浴びながらいつもと違う鳴き方をしているチビ

ハンギョンは別に気にも留めずにその姿を眺めていた・・・

月の光を浴びている子猫の姿はとても美しかった・・・・

満月の夜は何かが起きそうな気がする・・・・・

突然チビがハンギョンの方に歩いてきた

腕によじ登ろうとするのでハンギョンはあわてて子猫を剥がす

「お前っ・・爪でてるじゃんか・・痛って~ぞ・・こらっ」

チビの顔に自分の顔を近づけて文句を言うと

ペロっ・・・

チビに口を舐められた

チビはハンギョンの顔をじっと見ている

ハンギョンは急にドキドキし始めた自分に驚いて

チビをテーブルの上に置いた


なんだ・・・今のは・・・チビはなんで俺の口を舐める???????


にゃあ~

チビはハンギョンの顔を見つめたままだ

ハンギョンはドキドキしている自分を隠しながらチビを抱きかかえると

ベットにもぐりこんだ・・・

明日は休みだ・・・俺は疲れているんだ・・・寝て起きれば元に戻る

自分に言い聞かせながら眠りに着くハンギョン・・・・


満月は時々とてつもないいたずらをする・・・・

それが自分の身に起ろうとは・・・知る由もないハンギョンだった・・・
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://soubun485.blog119.fc2.com/tb.php/37-4e25bcab

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。