上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.03.21 幼馴染 Last
【幼馴染】Last


俺は・・・ジェオンの結婚式に出ていたはずだ

あの自分勝手な世渡り上手な調子のいい奴・・・

あいつもとうとう年貢の納め時なんだな・・・俺達アラサーだしな・・

久々に見たジェオン・・・・なんかハンギョンに似ているな


え?

ジェオンじゃない・・・新郎席に座っているのはハンギョン?

お前・・・・中国にいるんじゃないのか?

なんでそこに座ってんだ?????



ハンギョン・・・その横の女誰だよ・・・

なんでお前タキシード着てんだよ・・・それも白いの・・



俺は・・・なんで会場の後ろの方で正装してんだ?


イトゥクもカンインもリョウクも・・・メンバーみんないる・・・


シウォンなんかウェディングドレスの女に笑顔で話しかけている・・・

そんな女おれ知らない・・・


『ヒチョル・・・俺結婚するの・・・ほら俺の奥さん・・美人でしょ』

ハンギョンが俺にしか見せた事がない笑顔を新婦にみせる


うそだ・・・お前の相手は俺だけだって・・・愛しているって・・・

たとえ今は離れても・・いつかは俺を迎えに来るって・・・

お前言ったじゃん・・・・・


だから俺は・・・ずっと待つって・・・

『ヒチョル・・・人の心は変わるんだよ・・・』

ハンギョンが俺の知らない女の手をとって

楽しそうに走り去って行く・・・・


まって・・・待って・・・ハンギョン・・・俺を置いていかないで・・・

俺は・・・お前がいないと・・・・生きていけない・・・・




「ヒチョル!!!!ヒチョル!!!!」

ヒチョルはコンヒに体を揺すぶらされて現実の世界に戻ってきた


「コンヒ・・・俺・・どうしたの・・・」

ホテルの一室に自分が寝かされているのに気付いて

ヒチョルは目の前にいたコンヒに尋ねた


「ジェオンの結婚式の最後に具合が悪くなって・・・・

この部屋に着いたとたんに気を失ったんだよ」

「コンヒ・・・悪ぃ・・・」

「みんなは気付かなかったから大丈夫だよ」

コンヒはタオルを渡しながらヒチョルに言った

「顔を洗ってきた方がいいよ・・・夢見ていたようだから」


ああ・・・さっきのは夢だったんだ・・・

ハンギョンの結婚式じゃなくて・・・ジェオンの結婚式だったな・・・

ヒチョルはコンヒに向かって「ありがとう」と呟いた


いつも陰ながらヒチョルを案じてくれている

コンヒの存在にヒチョルはいつも助けられている


「お前って・・・いつも俺が死にそうな時に助けてくれるよな」

「まあな・・俺達友達だろう」

「お前が俺の事好きなの知ってて・・俺はお前の好意に甘えている・・・」

ヒチョルの呟きにコンヒはドキンとしながらも

「仕方ないよ・・・俺がヒチョルをほおっておけないんだからさ」と微笑んだ

「お前が・・・美容師になったのは・・・俺のためだって・・知ってる」

そう言うとヒチョルは涙を一筋ながした

「コンヒ・・・お前は俺を自分のものにしたいと思わないのか?」

「昔だったらそう思ったかもね・・・今はもう無理だよ」

「無理?」

「今、傷心のヒチョルの心に入り込んで

自分の恋人にしたとしても・・・」

ヒチョルは顔をあげてコンヒを見つめる


「ヒチョルを抱いて自分の恋人にしたと思っても

あいつが中国から迎えに来たら・・・・

たとえ俺達がラブラブな恋人関係になっていたとしても

ヒチョルはハンギョンが迎えに来たら

全てを捨ててその胸に飛び込んでいくのが分かっているから・・

だから・・・俺は幼馴染のままでいいよ・・・友達としてお前を守って行くよ」


ヒチョルは黙ってコンヒの話を聞いていた

しばらくして

「お前・・・バカだな」と言って笑った

「ああ・・バカだよ・・・ヒチョルとおんなじでさ」

「ククククククク・・・コンヒは大バカもんだ」とヒチョルは笑う

そして

「俺も大バカもんだから・・・一緒だな」ヒチョルの瞳から涙が溢れる

「バカコンヒ・・・友達としてずっと俺の遊び相手になるんだぞ

俺は遊びには手を抜かないからな・・・覚悟しろよ!!!!」


ヒチョルの俺さま態度の復活にコンヒは笑顔で答える


「俺の憧れのレラ姫様・・・俺はいつでも貴方のそばにいます」




愛する人の笑顔を守って行きたい

たとえそれが自分に向けられたものでなくても・・・



コンヒは愛する人の笑顔を守るために

幼馴染としてヒチョルの側にいる事を選んだのだった・・・

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://soubun485.blog119.fc2.com/tb.php/372-3775b954

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。