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2013.05.18 初恋 1
最近少しSHINHWA に寄り道してしまいましたが

久々のハンチョル妄想の新作です

それもよくある設定のよくある話・・・

ってBLをあまり読まない人だから・・・

よくある話になるのかな・・・分かりませんが・・


しばらくお付き合いください・・・



【初恋】 1


新学期が始まって一ヶ月が過ぎた

桜の季節も過ぎて梅雨入り前の夏を思わせる強い日差しの中

ヒチョルはクラスメイトのイトゥクと一緒に登校していた

ここはソウル郊外にあるキリスト系の全寮制男子校 聖SJ学院

ソウル大学合格者数が毎年一位という進学校で有名だった

ヒチョルは高等部からの編入組でイトゥクは中等部からの持ち上がり組

1学年は6クラスあり、その半分が中等部からの持ち上がりだった

たまたま寮の部屋が同室だった事や

もともとの世話好き体質のイトゥクにとってヒチョルは格好の相手だった事もあり

2人は一ヶ月の間に親友と呼べるほど仲良くなっていた


「今日は生物の授業・・・顕微鏡実験って言ってたな」

ヒチョルは綺麗な顔をちょっとしかめてイトゥクに言う

「うん・・ヒチョル生物室初めてだよね~迷子にならないように

ちゃーんと僕についてきてね~特別教室は中等部でも使ってたからさ」

話しかけられたイトゥクは笑うと出来る魅力的なえくぼを見せながら

ヒチョルの肩を軽く叩いた



ヒチョルは肩まである長い髪と

女性と間違えそうな美しい顔で入学式から目立っていた

一緒にいるイトゥクも女性ぽい可愛い風貌なので

2人で歩くとだれもが振り向く

男子校という特殊な状況下で

2人の存在は一種の清涼剤の役割をしていた


ヒチョルは地方出身だったので大学進学にむけて

できればソウルの進学校に入学して良い大学に入りたいと思っていた

ヒチョルの両親は人口の少ない地方の都市で

芸能人なみに美しい顔で有名になりすぎた息子の将来を心配し

校則の厳しい全寮制の学校に入学させようと思っていた

お互いの利害が一致して、

ヒチョルはこの春から聖SJ学院の一員となったのだった


小さい時からその美貌で

周囲からちやほやとお姫様扱いされていたヒチョルは

全寮制の生活に失敗したと後悔したが

面倒見の良いイトゥクに助けられて

ようやく慣れて来た所だった



「ヒチョル~早く早く~生物室は少し離れているから

チャイム鳴っちゃうよ~」

3時間目が終わってイトゥクがヒチョルを急かす

「ちょっと・・・待てよ・・」

中等部からの持ち上がり組はみんなそそくさと教室を出ていく

イトゥクは他にも高等部編入組に声をかけて

大急ぎで生物室にむかっていった


「げ・・・がいこつがある・・・」

ヒチョルは生物室の入口に飾ってある骨格標本と人体模型に少しビックリした

イトゥクはその様子にケラケラと笑いながら

「この子はジェウク・・この子はボンナム」と指をさしてヒチョルへ教える

「な・・名前ついてんのかよっ・・・」

「うん・・・生物のドンヨプ先生が、よく呼びかけてたよ~」

生物室には他に水槽がいくつもあり

イモリやグッピーなどの熱帯魚などがいた

隅の方にはハムスターもいるようだった


ヒチョルは久々に人間以外の生き物を見た気がして

少しほっこりした気分で自分の席に着く


チャイムが鳴って中年の生物教師が入ってきた

出席を取った後に「ドンヨプ」と自己紹介をする


ああ・・・あの骸骨に名前つけた先生か・・・

ヒチョルはぼんやりと教師の顔を見つめながらそう思った


「では~顕微鏡は自分の出席番号のついたのを使ってね~

一緒にカードが付いてるから日付と自分の名前かくんだぞ」


「せんせ~い!!!なんでカード書くんですか~」

「顕微鏡は高いからな・・

何か不具合が合った時に誰が使ったか分かるようにだ」

みんな不満そうにぶつぶつ言いながらカードの名前をかき始める


ん?

ヒチョルのカードは

今日の1時間目に使用したクラスの子の名前が書かれていた


汚い字で「ハンギョン」と書かれていた

「きったね~ハングルだな・・・ガキみたいな字だ」

ヒチョルはそう呟くと

その名前の下に自分の名前を書いてから

ハンギョンという名前の横に矢印を書いて、

「へたくそ」と落書きをした



「顕微鏡の使い方のレクチャーは終わったからな~

明日は続けてプレパラートを見るぞ!!!!!!」

「プレパラートは何ですか~」

「まあ元気な奴だ・・・明日の楽しみにしとけ~」

生物教師のドンヨプは豪快に笑いながら

「お前ら早く食堂に行かないと、昼休み終わっちまうぞ」と生徒に声をかける

「うわっ・・・やばっ」

生徒達はみんな大慌てで顕微鏡をしまうと

食堂にむかって一斉に走り出す

「ヒチョル~早くしないとA定食がなくなっちゃうよ~」

イトゥクに急かされてヒチョルも速足で生物室を後にした
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