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[想定外] 番外編 虫歯 後編


「あ゛ーっ虫歯がズキズキする・・・くっそっ・・・」

「ヒチョル兄さん・・結局あれから歯医者行くのやめちゃったからですよ」

「あ゛~あの医者にかかったら俺の貞操があぶないだろうっ」

キュヒョンの嫌がらせでゲイの歯医者を紹介されたヒチョルは

その歯医者の熱烈アプローチに身の危険を感じて行くのをやめてしまっていた

だからまだ治療は完治されてなく歯痛による不機嫌はピークを極めていた


「これからせっかくのディナーなのに、

そんな顔していたらハンギョンさんに嫌われますよ」

ホンギが心配そうな顔をしてヒチョルを見つめる

「ばーか・・・あいつは俺の不機嫌ぐらい慣れてるよ」

ヒチョルは笑顔を作るとホンギの頭をぽんぽんと叩いた



「ヒチョル兄さん不機嫌な時が一番刑事の感が働くんだよね~

江南のレストランで何もなければいいんだけど・・・」

ホンギはヒチョルの後ろ姿を心配そうに見送っていた


「やべっ・・時間過ぎてる・・ハンギョンもう来てるかな?」

ヒチョルは地下鉄の江南駅の階段を駆け上がって待ち合わせ場所に急いだ


交差点の向こう側にハンギョンの姿が見える

遠目に見てもすぐわかるくらいモデルのようにカッコいい

(俺のハンギョン・・・やっぱカッコいい・・・)

うっとりしながらヒチョルはハンギョンの方を見つめると

背の高いモデル張りの女性がハンギョンに近づいてきた

「ああ~?なんだあの女」

ハンギョンはその女性を見ると笑顔で応対する



ギリギリギリ

俺の知らない女にあんな笑顔みせている・・・

ヒチョルは無意識に強く歯を食いしばっていた


痛い・・・・


もともとズキズキと虫歯が痛かったのに

さらに追い打ちをかけるように食いしばってしまい

あまりの痛さにヒチョルは頬を手でおさえてしまった




「きゃあ~泥棒~!!!!!私のカバン~!!!!誰か~」

突然女性の悲鳴が聞こえてきた

ヒチョルは声のする方に顔を向けると

女性もののバックを抱えて走ってくる男の姿が見える

「この野郎~!!!!!」

ヒチョルはその男の元に向かって走ると

長い脚を使って回し蹴りを一発決めた

蹴られた男はカバンごと地面にひっくり返る

「お前・・・カバン返せよ」

ヒチョルの容貌を見て男はポケットからナイフを取り出すと

「邪魔するな・・・オンナみたいな顔して!!!!」とヒチョルに襲い掛かる


「はあ~? 俺いま最高に機嫌悪いんだけど・・今の言葉撤回してもらおうか」

ヒチョルはにやりと笑うと

(ナイフが出たぞ・・・正当防衛成立だな)と心の中で計算して男に殴りかかった




「あら・・ハンギョンさん・・こんなところで偶然ですね」

ハンギョンがヒチョルと待ち合わせをしていた処に現れたのは

ハンギョンの虫歯を治してくれた女医だった

相手の熱い視線を感じながらも社交辞令で挨拶をかわすハンギョン

(こんな所をヒチョルに見られたらマズイ・・早く切り上げよう)

当たり障りのない話題をしている所に女性の悲鳴が聞こえてきた

ハンギョンと女医は道路の向こう側で騒ぎが起きている事に気づき

そっちの方に顔を向けた





あああああっ・・・・あれはヒチョル・・・・

ナイフを振り回している男と格闘しているイケメンが見えた

あれはどう見ても自分の大切なヒチョルだった

「まったく・・あの人は・・無茶しないって約束したのに・・・」

ハンギョンはため息をつくと

車の行きかう道路をうまくすり抜けてヒチョルのいる方へ渡った




ひったくり男を地面に抑え込んだところに

野次馬が呼んだ警察官が到着した


「またあなたですか・・・」

ヒチョルはこの間の江南での大捕り物で活躍したので

交番勤務の警察官にも顔が知れ渡っていた

「悪い・・おれさ・・またシウォンに怒られるからさ・・

見なかったことにしてよ」

ヒチョルが警察官に耳打ちする

被害者の女性にカバンを

警察官にひったくり男をそれぞれ渡すと

何事もなく去っていこうとしてハンギョンが立っているのに気付いた



やべっ・・・

ハンギョンは腕組をしてものすごい怖い顔で自分を見ている

「ごめん・・・」

「本当にあなたって人は・・どうして無茶ばかりするんですか」

ハンギョンはそういうとヒチョルを自分の胸に強く抱きしめる

「ヒチョル・・・お願いだから・・無茶しないでください・・・」

「うん・・ごめん・・約束やぶって・・・」

「今からディナーなんですよ・・・何事もなくて良かった・・・」

ハンギョンはそういうとヒチョルの顔を愛おしそうに両手で包んだ

ヒチョルはにっこりとほほ笑むとハンギョンの腕をとって

予約しているレストランに向かって行った





すみません・・・もう1話続きます・・・



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