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 SJ創作話

【月と子猫とハンギョン】 あれから


チョルがいなくなってから一年が過ぎた

不思議な事にハンギョンの同僚で

チョルの子猫時代を知っている者や

人間の姿を知っている者がいたのに

彼らの記憶の中からチョルの情報は全て消えてしまっていた


ハンギョンがたくさん撮影したチョルの写真や2人の写真も

全てチョルの部分だけが失われている

なのにハンギョンが買い与えた洋服や

子猫の時に使っていたものなどは残っている・・・・



遊園地で二人で過ごした楽しかった時間・・・

その時に描いてもらった2人の似顔絵・・・

この似顔絵は健在だった・・・・・・





これが俺・・・これがハン・・・


この絵を何度も眺めて、何度も指さして嬉しそうに確認していたチョル

その姿を思い出すたびにハンギョンは心が温かく満たされる・・・

大丈夫・・・絶対にお前を見つけ出してみせるから・・・

寂しさと不安で心が押しつぶされそうになる時には

ハンギョンはいつもこの似顔絵を見てチョルの笑顔を思い出すのだった・・・




いつもと同じ日常生活が続き

いつもと同じ会社と家の往復・・・・

でもいつの間にか世の中はクリスマス一色になっている

クリスマスのイルミネーションに彩られている街を歩きながら

ハンギョンは今日が満月だという事に気が付いた


久しぶりに公園に寄り、チョルの遺体を埋めた場所で手を合わせるハンギョン



みゃあ~


え?

どこからか子猫の鳴き声がする・・・

ハンギョンはキョロキョロと足元を見回すが何もない・・・


にゃあ~

今度は前よりも声が大きくなっている

でも姿は見えない・・・

ハンギョンはキョロキョロするが声の主を発見できないでいる




みゃあ~みゃあ~みゃあ~


上の方から声がする・・・・・

ハンギョンが見上げると

目の前の木にぶら下がっている子猫が必死になって鳴いている

ハンギョンと目が合うと

ふんぎゃあ~

ちょっと怒った感じで鳴き始めた


「お前・・・チビ?チビだろ?」

「・・・・・・・・・・・」

子猫はぴたりと鳴きやんで、ハンギョンを睨んでいるように見える


クックックッ・・・

あまりの嬉しさにハンギョンは笑いだした


「人間のメスに生まれてくるって言ったくせに・・・」

(そんな事言ったって、神様がまた猫にしちゃったんだよっ・・・)

そんな声が聞こえたような気がした

子猫は木に必死にしがみついている・・・今にも落ちそうだ

ハンギョンは両手を広げると子猫にむかって


「チョル・・・見つけた・・・さあ・・・おいで・・」

子猫はしばらく躊躇していたようだが

思い切ってハンギョンに向かってダイブする・・・・







今度生まれ変わったら・・・俺を探して・・・絶対に・・・約束だよ・・・



チョル・・・なにに生まれ変わってもお前の魂を見つけ出せる・・・大丈夫・・・




愛し合う二つの魂はまためぐり合う事ができ、幸せな時間を共に過ごせるのだった・・・・


【Fin】
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