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[Eternal] 孤高の都市 2


チャンミンが用意してくれた部屋のソファで

ハンギョンが珍しく酔いつぶれて眠っていた

ヒチョルは自分の膝にハンギョンの頭を乗せて

切なそうな瞳でハンギョンの髪をやさしくなでていた



チャンミンがヒチョル達に告げた事実は

ハンギョンにかなりのダメージを与えたものだった


人間界で世界中を巻き込む戦争が起きた

ヒチョルとハンギョンは戦争を避けるために「冬眠」という選択をして

一族の持つ「眠れる森」で地上とは違う時間を過ごしていた

人間界の時間でいうと80年眠っていた事になる


チャンミンのように戦争を楽しんで参加するものもいたが

だいたいのものは戦争を避けるために

一族の長の住んでいる村に集まっていた



その村が結界が張られていたのにも関わらず

人間の開発した核兵器の実験のまきぞいをくって

地上から消滅してしまったらしい


その説明をチャンミンから受けてハンギョンはかなりショックを受けた

部屋に戻ってからも冷蔵庫に入っていた酒類を浴びるように飲んで

珍しくダウンしてしまった



一族のほとんどのものは村と共に消滅してしまった

残っているのはヒチョル達の様に別の所で冬眠をしていたり

人間に交じって戦争を体験していたものだけ・・・


「ハンギョン・・・俺は・・ずっとお前と一緒だよ・・・

この世界から消えるときも・・俺を離さないで・・・」

ヒチョルはそうつぶやくとハンギョンの端正な寝顔をそっと指でなでる


「ヒチョル・・・」

眠っていたはずのハンギョンの瞳が静かにひらく

ヒチョルはハンギョンの髪をなでながら静かにほほ笑んだ

ハンギョンの腕が伸びてヒチョルの頬をやさしくなでる


「ヒチョル・・・チャンミンの手伝いで全世界に散っている

一族を探し出さなくてはならない・・・しばらく離れ離れになる」


「うん・・・俺はその間チャンミンさんが経営している学校の

手伝いをしているから・・・大丈夫だよ・・・ヒボムもいるし」

ハンギョンは辛そうにほほ笑むとヒチョルの膝から起き上がった

ヒチョルの横に座りなおすとため息をひとつはく


「人間の文明が俺たちの予想よりも進化していた・・・・

核爆弾・・・俺たちはもう銀の弾で心臓を一撃しなくても滅びる事ができる」


「80年眠っていただけなのに・・・あまりにも変わりすぎたね

明日からリハビリして現代知識を勉強しなくちゃ・・・」

ヒチョルが小さく笑うとハンギョンはその体を強く抱きしめた


「俺・・・先生になるんだって・・チャンミンさんに言われた

高校生に歴史を教えるんだって・・なんか信じられないね」

楽しそうに笑うヒチョルをハンギョンは優しく見つめる


「ハンギョン先生・・初めて会ったとき俺の先生だったよね

200年以上前になるのかな・・・先生を好きになったんだ」


「ヒチョルが窓に立って外を見ていただろう・・・

その姿に一目ぼれしてキム家に潜り込んだんだよ」

「え?」

その昔

ヒチョルはいつ死ぬかわからない病気で

自室のベットに寝たきりで過ごしていた

たまたま容態が良くて

窓のそばに立って外を眺めていたら

外を歩いていたハンギョンと目が合った



あの時・・・ハンギョンは俺のことを好きになったって事なの?


「あの時出会ったのが運命だった・・・俺たちは運命の相手なんだ」

ハンギョンはそういうとヒチョルのくちびるに自分のくちびるを重ねる


「明日から忙しくなる・・・覚えなきゃいけないことばかりだ」

ヒチョルはハンギョンの言葉を聞いて小さくうなずくと

「忙しくなる前に・・・ね・・」ハンギョンの耳元で小さくささやく

ハンギョンはヒチョルを抱き上げると寝室の扉をあける


恋人たちの甘い時間が始まろうとしていた

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