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[Eternal] 孤高の都市 6


あれ・・・あの人は誰?

すごくきれいな人・・・僕の方を向いて楽しそうに笑ってる

犬・・・僕の犬を受け取って頬をすりすりとしている


『この子は人見知りするんですよ・・・

初めての人に懐くのは珍しいんですよ』

僕がその人に説明をする


隣にいる人もハンサムな人だ・・・笑顔で僕にカップを渡す


『・・・・はキリンが好きだって聞いたから・・』

キリンの絵柄のカップを僕は受け取ってすごく嬉しかった



ジリリリリリリリ~


目覚ましの音が鳴り響く部屋でテヤンは飛び起きた

鳴りっぱなしの目覚まし時計をあわてて止める

ルームメイトのヒョンシクが起きてないのを確認してホッと息をはいた



今のって・・・夢だよね・・・

最近やたらと同じような夢を見ている気がする


場所はどこかの家のリビング・・・かなりクラッシックな造りの家だ

そしていつも自分は綺麗な男性と楽しそうにお茶を飲んでいる


いつもは相手の顔はぼんやりとして起きると忘れてしまっていたが

今日はなんとなく記憶に残っていた


誰かに似ているって思ってたけど・・・・そうかヒチョル先生に似てるんだ


ヒチョル先生がもう少し僕くらい若かったら・・・あの夢の人になる?



テヤンはしばらくベットの上でぼんやりしていたが

頭を数回振ってのろのろと着替え始めた


全寮制の学校にいるので宿舎と校舎はつながっていて

まだまだ寝ていられる時間だったが

外を見ると日が昇る直前のきれいな朝焼けが見れたので

少し散歩でもしようと身支度をして外に出て行った





あれ・・・誰かがいる・・・


テヤンが校舎にそって校庭の隅を歩いていると

ベンチの所に誰かが座っていた



ヒチョル先生????


テヤンはなんとなく無意識に

そばにあった沈丁花の木の陰に隠れて様子を見ていた




ヒチョルは空に向かって腕を伸ばしている

空から蝙蝠が現れてヒチョルの腕に止まった


「ハンギョン・・心配かけてごめんね

俺は大丈夫だから・・・一族みんなで俺をフォローしてくれてるし

生徒もおとなしくて可愛いんだよ・・電話で涙みせてごめんね」


ヒチョルは蝙蝠に向かって話をすると

蝙蝠の口からハンギョンの声でヒチョルに語り掛けてくる


「この方法が一番慣れてていいな・・顔の見える電話だと

どうしてもお前を抱きしめたくなる・・困ったよ」


ハンギョンの一族は昔から

使い魔を利用して電話代わりにしていた


今では人類の文化が発達してホロスコープ電話などが発明され

離れた場所でも姿をみながら話をできるようになっていた


先日ヒチョルの涙を見てしまったハンギョンは

その後からは今まで通りの通信方法に戻していたのだった


「なんか後ろの方から人間の気を感じるぞ・・・・

誰か隠れてんじゃないのか? ヒチョル大丈夫か?」


「うん大丈夫・・・あの子の気だから・・わかるよ

あのね・・・ハンギョンに会わせたい子がいるんだよ

まだ確信つかめてないけど・・・多分ハンギョンもわかるはずだから」

ヒチョルが楽しそうに話すのでハンギョンもホッとした感じで

ヒチョルの言葉を聞いていた

「お前がそんなに嬉しそうにする理由は・・・何となくわかってきたぞ

こっちの仕事が終わったら即行で戻るからな」





ヒチョル先生って・・・やっぱ変わってんのかな??

今日は朝から蝙蝠相手に話しているし

この間はネコと話をしていた・・・・

カラスと話ているのも見たことあるし・・・・

血液型はABなのかな・・・・不思議な人だよね~

でも僕は話していてすごく楽しいし・・心がホッとする・・・



テヤンが木の影でそんなことを考えていると

突然背後から肩を叩かれた


「うわっ!!!!!」

テヤンが飛び上がるほど驚くと

「どうした? 早朝からこんな所で考え込んでて・・

英語の暗記テストとかの勉強中か?」

声のする方を見るとヒチョルがほほ笑んでいる


「いや・・はや・・あの・・早く起きてしまったので

ちょっと散歩しようかなって・・・」


「そうか・・俺も目がさえちゃってさ・・・

朝食までまだまだ時間あるから一緒に散歩するか?」

ヒチョルの笑顔につられて

テヤンも楽しそうに笑った



ああ・・・この笑顔懐かしいな・・・昔と変わらない・・・


ヒチョルはテヤンの肩を抱くようにして

2人で仲良く学校の敷地内をいろんな話をしながら散歩をするのだった


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