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[イルボンペンミ]

☆この話はほとんどの妄想と少しの真実で作られています・・・ご注意ください



「ねぇ~次はどこのラーメン屋さんで食べようか?」

ドンヘとウニョクがTOKYOグルメマップを手にして相談していた

もうすぐ出国手続きが始まろうとしていた空港

ヒチョルはけがで復帰したときのような異様な緊張感に包まれていた

「ヒチョル~インスタ挙げたからな」

隣の席でコンヒが心配そうに声をかけてきた

「サンキュ・・・俺がイルボンに行くか行かないか

花びら達がすごく気にしてるみたいだったから・・・助かるよ」


兵役に入る前まではファンというものは

ありがたいけど煩わしい存在でもあるとヒチョルは思っていた

兵役と言っても公益勤務だったので

軍隊に入ってしまったジョンスに比べると

通勤中や街中での買い物も人の目を気にして気苦労が絶えなかった


公益だからふつうにしてればいいやと思っていたのに

自分は何しても叩かれる・・・特に兵役中は・・・

やましいことはしてないけど芸能兵の事件で

同じ芸能兵だったヒチョルの大事なリーダーが

心労を感じていた事に気づき

自分も何かすればジョンスにまで巻き込まれる・・・

そう気づいてから区庁のラジオでも制服を着用し

地下鉄でばれないように神経を使って通勤したり

品行方正な生活を送っていた


入隊前に自分の事など待たなくてもいい・・・

そんなメッセージをファンに発してしまっていたが

今のヒチョルは公益解除の時に区庁の前でファンが待ってくれていた事が

ものすごく嬉しくてありがたかった



公益での2年間という時間の中で

ヒチョルの心が良い方向に変わってきた証拠だった


「おれさ・・ここ数日悪夢見るんだよ」

コンヒはそれで?という顔でヒチョルに話の続きをうながす


「ライブの会場に俺が出ると客が誰もいなかったり・・・

大ブーイングで帰れコールの嵐だったり・・・・」

コンヒはそんなヒチョルを見て笑った

「今更何言ってんだよ~宇宙大スター!!!!

俺にお前の凄さを見せつけてくれるんじゃないのか?」

そういうとヒチョルの頭をポンと叩いてスタッフの一団の中に戻っていった


「ヒチョル兄さんゲート入れますよ」

リョウクがサングラスをかけた姿でヒチョルに声をかける

リョウクは休暇中のドイツ旅行で「ものもらい」を悪化させていた

「お前・・目大丈夫か? うっとおしいだろう・・・可愛そうにな・・」

ヒチョルがリョウクの頬に手をそえて心配そうに見つめる

「サングラスのまま舞台に上がります・・・見づらいから舞台から落ちるかも」

「そんなときは俺がお前を捕まえてやるから・・他の奴らにも言っとくから安心しろ」

ヒチョルの言葉を聞いてリョウクは小さくほほ笑んだ

リョウクに促されてヒチョルは9時発羽田行きの大韓航空機に乗り込んだ




さいたまスーパーアリーナではたくさんのファンで溢れかえっていた

どのファンもヒチョルの公益解除の最初の舞台が日本だとは半信半疑だった

しかし朝方、空港写真がツイで回ってきてヒチョルの出国が確認されると

アリーナの周辺は喜びの声で包まれていた




「ちょっと・・・トイレ・・・」

「ヒチョル兄さん~緊張してる~またトイレだって~」

ドンヘを一瞥するとヒチョルはトイレに向かう

「あの人のあんな姿・・あのけがの復帰の時以来だな」

カンインが心配そうにヒチョルの後ろ姿を見守っていた


「みんな~久しぶりで嬉しい~」シウォンがウニョクに抱き着く

「大きな体してうざいっつーの」

ウニョクがあいさつ文の日本語を覚えようと必死になってるので

シウォンを冷たくあしらっている

その横でキュヒョンもエルフに受けそうなネタを考えていた

ソンミンは元気のないリョウクの髪型を直してあげている

シンドンはスタッフの差し入れの東京バナナを美味しそうに食べていた



「ヒチョル~緊張してんのか?」

トイレから出てきたヒチョルにコンヒが声をかけた

「うん・・・」

小さくうなづいたヒチョルにコンヒはビックリした


いつもなら自信があってもなくても弱みを見せることのないヤツなのに・・・


尻ポケットに刺してあったコームを引き出すと

ヒチョルの髪を少し手直しする

「俺はスタッフのいる舞台の下にいるから・・お前の偉大さを俺に見せつけてみろ」

コンヒの挑発的な言葉にヒチョルはムッとしながら

「ふふん・・お前の幼馴染のイルボンでの人気をその目でよーく見るんだぞ」

そう言い残すと楽屋に戻っていった




(ああ心臓がバクバクする)

ヒチョルは一人でサイドステージの横にスタンバイしていた

メンバーが出て一曲歌い終わってアリーナは興奮のるつぼに化していた

(俺が出て行って・・ブーイングの嵐だったら・・なんか怖い)

ヒチョルは自分で自分の体をギュっと抱きしめると息をひとつ吐く

司会者の声が聞こえた「もうひとりいます!!!キムヒチョルさんです」

ヒチョルはサブステージに飛び出すと歌いながら花道をメインステージに向かって歩く

その歩きがだんだん速まってきて、最後は全力疾走となった

舞台ではドンヘが偉そうに両手を広げて自分を待ち受けている

ヒチョルはその胸に全力で飛び込んだ

会場はヒチョルの登場に大騒ぎだった


ヒチョルは自分が想像した以上に日本のファンから大喝采を浴びて登場したのだった


舞台そでにいたコンヒはヒチョルの登場と同時に

会場が異常な熱気に包まれたのを感じた

動画をとりながら自分の親友が本当に大スターなんだと実感した


(あああなんて気持ちいいんだろう・・・ファンに囲まれて

大騒ぎされるって・・・こんなにうれしいことなんだ・・・)

ヒチョルはエルフの大歓声に鳥肌が立つくらい嬉しかった


その後メンバーが2つに分かれてゲームで競争をしたが

いつでもなんでも遊びにつなげるメンバーを見て

(こいつら・・・いつもこうだったな・・)思わず笑顔がこみあげてくる


ヒチョルは2年ぶりの公の舞台だったので勘が戻ってなかったのか

戸惑いながらゲームに参加していた

自分が兵役に行ってから日本での活動が多くなったので

他のメンバーはかなりの回数日本に来ている

ヒチョルは分からないことがあるとカンインやシウォンに耳打ちして

いろいろと聞いてなじもうと努力していた

ふと見るとゲームに参加できないリョウクがぽつんと立っている

『そんな顔すんじゃないぞ』ヒチョルはリョウクの耳元でささやくと

腰をくねられて可愛くダンスをする

ぷっ・・・

リョウクは思わず吹き出して

ヒチョルの動きにあわせて楽しそうに自分も踊りだした


会場にいたリョウクペンはリョウクの笑顔がやっと見られて涙していた




ゲームも終わり

メンバーが一言ずつ感想を言った後

司会者が会場に合図を送った


うそっ・・・・

ヒチョルは思わず泣きそうになる

ヒチョルの目に映ったのは

3万人のエルフが一斉に挙げたメッセージ

『おかえり HEECHUL 』


俺は・・・待たなくていい・・ってメッセージしたけど

本当は不安でたまらなかったんだ・・・

2年って長いから・・・俺なんか忘れ去られてしまうだろうって

だから強がり言ってあんな風に言ったけど・・・


みんなありがとう・・俺なんか待っててくれて・・・・



ヒチョルの胸が熱くなって鼻の奥がツンとする



やべっ

ここで泣いたらジョンスになっちゃう・・・俺は泣かないキャラなんだ



ヒチョルは隣にいたシウォンの背中に回り涙を背中でゴシゴシと拭いた


その後

笑顔で2曲歌って1部のステージは終了となる

最後の挨拶で

「うりぬん すーぽーじゅにおえよ」の時に思わずパーを出して

横にいたソンミンに「ぱーになってる」と指摘されて

あわてていつものピースに戻していた


くすっ

ヒチョルはあれだけ不安だった数時間前を思い出して小さく笑った



やっぱり俺様は宇宙大スター

俺様の居場所はこのスポットライトとファンの大歓声の中なんだ



ヒチョルはそう実感して楽しそうに楽屋に戻っていった



おしまい



追記

この後初日の2部と

翌日の2回公演がありましたが

ヒチョルはすっかり慣れてブランクを感じさせない

堂々とした態度でいつものヒチョルに戻っていたそうです

なので初日の1部に参加したエルフはとても貴重なヒチョルが見られたと思います


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