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[Eternal] 孤高の都市 9


2学期の終業式が終わってから

希望する生徒だけでクリスマス会が行われた

冬休みに入るので

だいたいの生徒は自宅に帰る

家庭の事情ですぐに帰れない生徒達が

自主的に会を運営し、

教員もクリスマスの予定のないものが

生徒達の手伝いをしながらクリスマス会に参加していた



「ミミちゃん~♪ ケーキ台焼けたね~」

食堂の厨房を借りてテヤンとソンミンがケーキを焼いていた

「おっ!!!!すごいな~上手じゃないか」

ヒチョルがザルに入れた苺を洗いながら感心している



「良かった~膨らむか心配だったんだよね」

ソンミンがにっこりしながらスポンジ台を型から外した


「ヒチョル先生~生クリームの泡立て手伝ってよ」

ケーキ作製チームの手伝いのヒチョルは

生徒からいろいろ文句を言われながらも楽しそうに手伝っている

奥の方ではエリックが生徒と一緒に四苦八苦しながら

鶏のから揚げを作っていた


「七面鳥の丸焼きを買った方が楽だったのにな・・・

まあ予算がないから仕方ないか・・・」


「エリック先生~!!!!文句言わないで!!!ちゃんと働いてよ」

「はいはい・・・すみませんでした」

「はい。は一回で十分」

エリックの口癖を生徒に返されて、周囲は爆笑の渦となった


「テヤン上手だね~お菓子作りって得意なの?」

器用に生クリームを台に塗っていくテヤンに

周囲の生徒達は称賛の目で見つめている


「僕初めてなんだ・・でも何か・・・簡単に出来る・・不思議だね」

テヤンがケーキのデコレーションをしている間

ヒチョルは眩しそうに見つめていた


(ケーキ屋を開店した時・・こっそりのぞきに行ったな・・・

あの頃と変わらない瞳で嬉しそうにケーキを作ってる・・・)


「から揚げできたぞ~ピザも届いたし」

「ケーキももうすぐできるよ」

「みんな~並べるの手伝ってね~」



クリスマス会の会場となった食堂が

生徒達の飾りつけによって

いつもより華やかな雰囲気になっている



20人ばかりの生徒と数人の教師とで

ささやかなクリスマス会は始まった


外はすっかり暗くなり雪も降り続いている

しかし食堂の中のみんなはとても楽しそうで

暖かい雰囲気であふれていた



窓の外から白いフクロウがそんな様子を伺っていた
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