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[あすかちゃん騒動]


ヒチョルがまだ公益勤務中のある日


リョウクが事務所からヒチョルのプレゼントを預かってきた

いつもはわざわざ持ってくることはないのだが

この品物は絶対に大喜びするだろうと確信していたので

ヒチョルの喜ぶ顔が見たくてリョウク自ら持ってきたのだった



「ただいま・・・」

公益勤務先の区庁からヒチョルが宿舎に戻ってきた

リビングに座っていたリョウクが

ニコニコしながら「おかえりなさい」と出迎えてくれる


「ん? どうしたリョウク? すっごく嬉しそうだけど・・

いいことあったのか?」

ヒチョルはリョウクの笑顔につられて自分もにっこりとほほ笑んで

リョウクの頭をガシガシとなでた


「ヒチョル兄さん~イルボンペンちゃんからの贈り物~

事務所に届いてたの・・・持ってきたよ~」



「うおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」


リョウクがヒチョルに渡したものは


日本のロボットアニメの登場人物の赤毛のハーフの女の子

その女の子の抱き枕だった

もちろんヒチョルの大のお気に入りの女の子

大好き大好きと連呼するので日本のファンがグッズを送ってくれたのだった


「あすかちゃん!!!!!!」

ヒチョルはその日から抱き枕を抱きしめながら眠りについた

そしてあまりにも嬉しすぎてインターネットラジオで

その抱き枕を抱えて放送するという暴挙にまで出てしまった

もちろんその姿は全世界に発信されている


キムヒチョル・・・大丈夫か・・・


そんなエルプ達の心配をよそに毎日毎日抱きしめて

大事に大事に本当の彼女のようにあすかちゃんを扱っていた




ある日

ヒチョルが仕事から帰宅すると

リビングでカンインが居眠りしていた


ヒチョルはその姿を見て硬直する

カンインの腕の中には自分の部屋のベットにあったはずの

あすかちゃん(抱き枕ですけど)が抱きしめられていたからだった


よく見るとカンインのよだれが枕に染みついている・・・・



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ヒチョルの叫び声に自室にいたリョウクとドンヘが驚いて飛び出してきた


眠っていたカンインもその大声で目が覚める

「あれ・・ヒチョル・・おかえり~」

くまさんのような目をぱちぱちさせて

カンインは抱き枕を抱きしめたまま体を起こした


「てめえ~ヨンウン!!!!!何抱きしめてんだよっ!!!!」

ヒチョルはものすごい剣幕でカンインにどなったが

当のカンインは寝起きの顔でぼんやりしている

「あ・・ヒチョルこの抱き枕っていいね~

どんな感じなのか俺も体験したくて・・ちょっと借りた」

カンインの悪気のない言葉に

ドンヘはリョウクは恐怖に慄きながら2人を見つめていた


「あ゛ーっ!!!!!俺のあすかちゃんがカンギンにけがされた~

俺のあすかちゃんが~!!!!!」


ヒチョルはそういうとカンインの腕の中から抱き枕を取り上げ

リビングのごみ箱に投げ捨てる

「お前は誰とでもほいほいと寝る尻軽おんなだったのか~!!!!!!」

ヒチョルの行動にその場のみんなが凍り付いた

「もうお前なんて知らないっ!!!!!!俺はお前を捨ててやる~」と叫ぶと

自分の部屋に飛び込んでしまった




「ひ・・ヒチョル兄さん・・なんか疲れたまってたんだね」

ドンヘが引きつりながらそういうと

ヒチョルの行動に驚いて泣きそうになっているカンインを促して

「ちょっと外でお茶でもしてこよう」と出て行った


残されたリョウクはごみ箱から抱き枕を拾い上げて

しばらく考え込んでいた


カンインのよだれと思われるしみを見つけると・・・・

「こことここ・・次の休みに手洗いすれば大丈夫かな・・」と小さく呟いた





数日後


とても天気のよい日曜日

リョウクはデパートで買ってきた

日本製のおしゃれ着洗いの洗剤を使って

お風呂場で例の抱き枕を手洗いしていた


「ウク~遊びに来たよ~何してんの?」

11階からソンミンが遊びに来て

お風呂場でごそごそしているリョウクを見つけてのぞきにくる


「あ~ミミちゃんいらっしゃい~」


リョウクの手の中の物をみてソンミンは面白そうに笑った


「それってヒチョル兄さんがキレて捨てた抱き枕でしょ・・

リョウク洗ってんだ~ヒチョル兄さんに言われたの?」


「ううん・・ヒチョル兄さん知らないよ~

今アイス買いにコンビニに行ってる・・その隙に洗濯してるの」


「ヨンウン兄さんに愚痴聞いたけど・・結構すごかったんだってね」

「だってさ~この枕にむかって尻軽女って叫んだんだから」


2人はげらげらと笑うと洗濯し終わった抱き枕を乾燥機に入れる


「毎日抱いて寝てたから・・ヒチョル兄さんの匂いが付いてたんだよね

ヒチョル兄さん気づいてないけど・・いい匂いするんだよね~」


「香水つけないのに・・花のような匂いするからね~

ヨンウン兄さん・・寂しがりやだからつい抱きしめて寝てたんだね」


2人が楽しそうに話している時にアイスを持ったヒチョルが帰ってきた


「ようソンミニ~」ヒチョルが買ってきたアイスを3人で仲良く食べて

世間話をしてソンミンは下の階に戻っていった




夕食後

リョウクはヒチョルの部屋をノックする

「なんだ? リョウギ~」

「ヒチョル兄さん・・・これ・・・」

リョウクの手には自分がキレて捨てたはずの抱き枕があった


「お前・・これ・・・」

「ちゃんとエマールしましたから

もう綺麗ですよ・・・ヨンウン兄さんの穢れは僕が洗い流しましたから」


真面目な顔してリョウクが言うのでヒチョルは吹き出してしまった

「サンキュ」

ヒチョルは抱き枕を受け取るとしっかりと抱きしめた

洗剤のいい香りがする

綿も復活してふんわりとなっている


ただよく見ると印刷の部分が少しにじんでいるようだ・・・

だけどそんなの全く問題ない


リョウクが自分のために手洗いをしてくれた

その行為が大切なんだ


ヒチョルは黙ってリョウクを抱きしめるとおでこにキスをする

リョウクはへへへと照れた笑顔で部屋から出て行った


ヒチョルはその抱き枕を大事そうにベットに寝かせた




数日後

ヒチョルのインスタに

復活したあすかちゃんの抱き枕の写真が上がる

キレて捨てたという話が広まっていたので

世界中の花びら達は安堵したのだった




リョウクとヒチョルの絆はどんどん強くなり

リョウクは最強の味方を手に入れた

そんなリョウクに「最強のマンネ」という称号が与えられるのに

そう時間はかからないだろうと世界中のエルプが噂していた・・・・




おしまい


くだらなくてすみませんでした

本当はまかないのおばちゃんが洗ってくれたのかな?





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