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2013.11.30 悪い男 5
[나쁜 남자 悪い男] 5


ヒチョルは近くのテーブルに用意されていたシャンペンの瓶を掴み

その栓をすぼーんと抜くとグラスを掴んで

座り込んでいるハンギョンの横にすわる


ワインをラッパ飲みしているハンギョンを見ると

黙って自分もシャンペンをグラスに注ぐ

一気にシャンペンをあおるように飲むとハンギョンにグラスを渡した


「ヒチョル・・お前も俺に付き合ってくれるんだ・・・」

ハンギョンはそういうと自虐的に笑いグラスを受け取る

その後も何でこんな事になったのか・・・

とか自分を責める言葉を女々しいくらい次々に吐き出すハンギョン

(こんな饒舌なやつ・・ハンギョンじゃない)ヒチョルは心の中で毒づく



ハンギョンは・・・俺の知っているハンギョンは・・・

こんな時にこんな反応しなかったはずだ

あいつは怒るときは静かに心の中で怒りを育てるタイプだった

これではいかにも恋人に逃げられた男の定番パターンじゃないか・・・


ヒチョルはそう思うと教会で見たあの一瞬の笑い顔を思い出した

胸の中がざわざわと嫌な予感で満ちてくる



「ハンギョン・・・俺に隠している事ないか?」

ヒチョルがハンギョンを見つめて聞いてきた

ハンギョンはヒチョルを見つめ

ヒチョルが怖い顔をしているのを確認すると

ヒチョルに向かってニヤリと笑った


ぞくっ・・・・

ヒチョルが見たこともない邪悪さに満ちた笑い顔だった



「隠し事って?」

ハンギョンがニヤニヤしながらヒチョルに聞いてくる

ヒチョルはぶるっと一瞬身震いすると

ハンギョンを見つめたまま

自分の中で思いついた考えを口に出した


「お前・・・最初から知ってただろう・・・花嫁強奪の事」

「何でそんな事いうの?」

「俺の知ってるお前なら・・・こんな怒り方しない・・・

いかにも嘘くさい・・・」

「花嫁を奪われた時にお前・・・笑ったんだ・・一瞬だったけど」


一瞬だったけど笑った・・・ヒチョルにそういわれてハンギョンは苦笑する


「クククククククク・・・ヒチョルさすがだな」

ヒチョルは黙ってハンギョンを見つめる


「ねぇヒチョル・・・俺がこの国に戻って10年たつんだよ・・・

こんな国でのし上っていくには昔の俺じゃダメなんだよ」

ハンギョンはそう言うと楽しそうに笑って

シャンペンの入ったグラスを一気に飲み干す


「お前・・・相手の男性を煽っただろう・・強奪するように仕向けただろう」

ヒチョルの言葉にハンギョンはビクッと体をこわばらせた

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