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2013.12.01 悪い男 6
[나쁜 남자 悪い男] 6


そうだ・・・昔からヒチョルは俺の事をよくわかってくれていた

文化も言葉も違う辛いだけの韓国での生活・・いつも親身になって

俺の事を理解しようとしてくれたのはヒチョルだけだった


そんなヒチョルを騙せるわけないか・・・・


ハンギョンはあきらめたように部屋の天井を向いてため息をひとつはく


「ヒチョルは騙せないな・・・さすがだな・・・」

そういうとヒチョルの方へ体を向けてワインを一口飲んだ


「今回の結婚話にはいろいろあったんだ・・・」と小さい声で話を始める



ハンギョンが中国で有名になるにつれて

自分の知らない親戚がどんどん増えて行った

ハンギョンは中国でも少数民族出身だったために

その一族は裕福とは言えない生活を強いられていた

両親の顔が立つならと親戚まで世話をする事が日常となり

ハンギョンの稼ぎは完全に自分のものではなくなってきて

自分が背負っている親戚の多さにだんだん辛くなってきていた


そんな時にソン財閥の社長と知り合い

娘の婿に来てほしいとまで気に入ってもらった


政略結婚に最初は抵抗していた娘も相手がハンギョンだとわかると

今までの恋人を捨てて結婚する意志を表すようになる


この話は両親や親戚一族も大賛成で特定の恋人のいなかったハンギョンにとって

断る理由が全くなかった


「俺にとって・・・たった一人の恋人・・その存在すら公にできない・・・

でもヒチョルと別れるつもりはなかった・・・偽装結婚も考えたけど・・・

ヒチョルがまだ俺を思ってくれているとしたら・・・そんな事も出来ない・・・」


「それであんな芝居を考えたのか?」


「ソン社長の娘は結構な遊び人で俺のタイプではない・・・

俺との結婚話で捨てられた恋人が未練たっぷりで俺を襲ってきたんだ・・・

そこでそれを逆手にとって今回のシナリオを作ったんだ」



まだ若いリンリーとスーロンは体の相性がばっちりで

ハンギョンと婚約した後も体の関係は続いていた

それを利用してハンギョンはスーロンに

リンリーと別れるといかに人生で損をするかを吹き込んで

絶対に離さないようにと洗脳していった


「でもそれだけだと・・・

お前と結婚した後も愛人として関係を続ければすむと思うだろう?」


ヒチョルの言葉にハンギョンはつまらなそうな顔をして話を続ける

「だから・・・決定打を考えた・・・スーロンに穴の開いたコンドームを使わせた」


「え?」


「俺と結婚する気のある女が恋人と言えども中出しはさせないだろう

だから・・わかりずらく穴をあけた避妊具といえないものを使わせていた」


「ハンギョン・・・お前・・・」

「リンリーの腹にはスーロンの子供がいる」


ヒチョルは驚愕のあまり言葉を失っている


「俺との子供だと言われると困るから・・・俺は彼女に一切手を触れていない

DNA鑑定まで行ったとしても俺は完全にシロだ」


「そしてテレビ局も入れて完全生中継として・・・

あとはヒチョルの知っている通りだ」


「俺も妻をとられたみじめな男となったけど

ソン社長も娘にかなり恥をかかされた事になった・・・」


「ハンギョン・・・」


「断り切れなかった結婚話がこれで完全に白紙に戻ったんだ

ヒチョル・・こんな俺を非難するか?」


ハンギョンは悲しそうな瞳でヒチョルを見つめる


ヒチョルの胸の奥がズキズキとしてきた


「お前は・・・俺のために・・・プライドまで捨てて

この結婚話を白紙に戻したというのか・・・・」


「・・・・・・」


「お前・・・バカだ・・・本当にバカだ・・・・」


ヒチョルはそう言うとハンギョンの背中に抱きついた・・・・




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