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2013.12.31 桃源郷 Last
[桃源郷] Last ~リョウクside~


ジ エンペラーホテルのレストランの個室で待機していた僕たちは

ヒチョル兄さんの安否を心配して居てもたってもいられなかった

キボムが「後を追うならホテルに迷惑のかからないようにするだろう」と言って

確かにその意見に納得はしたけど

発作的に飛び降りたりしないかとトゥギ兄さんはずっと泣いていた


僕はあれだけ容姿に絶対の自信を持っているヒチョル兄さんが

美しくない死に方はしないと思っている・・・だから飛び降りや首つりはない


しばらくすると僕のスマホにメールが届いた

見るとヒチョル兄さんからで、さっきの僕のメールへの返事だった


『悪かったな~今から下に行くから』

それを見た僕はあわててフロントに向かって走って行った

僕の行動に気づいたミミヒョンも一緒に付いてくる

「ヒチョル兄さんが下に降りてくるって」僕はミミヒョンにそういうと足を速めた

僕らが走っていく姿に気づいた他のメンバーもわらわらと付いてくる



「よう!!!!!」

ヒチョル兄さんはちょうどフロントでチェックアウトを済ませ

僕たちの方を振り向いて恥ずかしそうに笑った


「ヒチョル~!!!!!」

僕の横をものすごい勢いで走り抜けてヒチョル兄さんに抱きついた人がいた

「うわっ!!!!!ジョンスなんだよっ!!!!」

トゥギ兄さんがヒチョル兄さんに抱きついて号泣している

「ヒチョル~よかったよ~ヒチョル~生きてるよ~」

僕たちも負けじとヒチョル兄さんの元に集まった

みんな泣き笑いの顔をしている


「ばーか・・・生きてて悪かったな~俺は死なねーよ」

ヒチョル兄さんもみんなに悪態をつきながら目は涙で潤んでいた



その後僕たちは全員でハンギョン兄さんのお墓に参拝に行った

ヒチョル兄さんは泣きはらした顔はしていたけど

気持ちの整理はついたように僕には見えた


「俺・・あいつと約束したから・・もう大丈夫だよ」

ヒチョル兄さんが僕らにそう言ってほほ笑んだ


そのほほ笑みはとても美しいと僕は感じたんだ



ハンギョン兄さんは最期にヒチョル兄さんに会って行ったんだね



「リョウク・・・・桃源郷って知ってるか?」

ヒチョル兄さんが隣にいた僕にささやいた


「中国の伝説に出てくるこの世とは違う別世界で

そこは天国のような素晴らしい場所・・・そんな感じでしたっけ?」


僕の答えにヒチョル兄さんはふふふと小さく笑って

「あいつさ・・・どんな環境でも俺がいる場所が桃源郷だった・・って

そう言い残して逝っちまったんだよ」

ヒチョル兄さんの瞳から涙が一滴流れ落ちた

それを手の甲で拭うと

「あいつを想って泣くのはもう終わりだ・・・今回は心配かけたな」

そう言って思いっきり綺麗な笑顔をむけてくれた



うん

僕はうなずくとヒチョル兄さんに思いっきり抱きつく




ハンギョン兄さん

ヒチョル兄さんは僕たちが支えます

だから空から見守っててください


僕たちは・・・スーパージュニアはミーミオンニとヘンリーを入れて

15人・・・これは絶対に変わらないんですよ

もちろんハンギョン兄さんもずっとメンバーですからね・・・・


僕はヒチョル兄さんにしがみつきながら空に向かってそう念じていた



空はとてもきれいな青空

この青空は一生忘れないだろうと・・忘れちゃいけないと僕は思った












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