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[ジェラシーは突然に・・・] 後編 パールサファイア番外編


(ヒチョル兄さん・・・もしかして・・・)


2人の様子を見つめていたリョウクがあることに気が付いた


昔、施設で生活していた時もヒチョルはいつも自分の気持ちを抑えていた

実の弟の様に可愛がっていたリョウクを守るために

黙って自分を盾にしてくれていた・・・・・


(ここ数日・・・ハンギョン兄さんの新しい指名客が通い詰めている

ヒチョル兄さんの様子がおかしくなったのと同じ時期だ・・・)



リョウクは1人うなづくと

ハンギョンに手を握られて

ぼんやりとしているヒチョルに向かって怒鳴った


「ヒチョル兄さん!!!!何を自分ひとりでため込んでいるんですか?」

リョウクの大声にびっくりしてヒチョルは体を起こした

「ハンギョン兄さんに言いたいことがあるんでしょ?

それをみんな心の中にためこんで・・嫌われないようにいい顔して」


「リョウク?」ハンギョンはきょとんとしてリョウクを見つめた

ヒチョルは下唇をかみしめてうつむいている


「そんな時はこうするんです!!!!」

リョウクはヒチョルの点滴のされてない方の腕を掴むと

横にいたハンギョンの胸を叩くようにしむける


ヒチョルの手を掴んでハンギョンの胸を叩くようにしながら

「バカバカバカ」とリョウクは言った

「バカバカバカ・・・なんであんな女に笑顔を向けるの」

ヒチョルの言葉を代弁するようにリョウクが言う

ハンギョンが目を丸くしてヒチョルを見つめると

ヒチョルの抑えていたものがプツリと切れた


「バカ・・・ハンギョンの・・・バカ・・・」

「ヒチョル?」

「俺は・・・女じゃないから・・・お前と結婚できない・・

だからお前が女を選んでも文句言えない・・・」

「でもお前はそんな俺を愛しているって言ってくれたのに・・

あんな女が・・・あんな女に笑顔むけて・・・抱き着かれてにやけて・・」


最初は囁くような小さな声だったが

興奮してきたのかだんだんと大きくなってきた・・・

ヒチョルの瞳から涙が溢れてくる

それを合図にヒチョルの心の中の鬱積した思いが

堰を切ったように溢れだした


「俺を愛しているって言ったのに

ずっと離さないって言ったのに

俺の目の前であんな女と俺の知らない言葉で笑いあって

そんなお前なんで大嫌いだ~!!!!!!」

ヒチョルが泣きながらハンギョンの胸を叩いた



え?

ハンギョンはヒチョルに胸を叩かれながら

数日間の事を思い出していた


リーリンはハンギョンの従妹に雰囲気が似ていたのもあって

いつの間にかハンギョンは彼女に笑顔で接客をしていた・・・

ヒチョルの前では女性客に笑顔で接客しないと決めていたのに・・・

そして二人で母国語で話をして笑った事も思い出していた



(もしかしてヒチョルが倒れた原因って・・・これか?)

ハンギョンは泣きながら自分の事を叩いているヒチョルを見てから

リョウクの方を見る

リョウクは苦笑いをしながら口を開いて説明をする


「ヒチョル兄さんは・・自由奔放に見えますけど

胸にため込むんです・・・今回はハンギョン兄さんが悪いですね」


「ヒチョル・・・お前・・ひょっとして俺に焼きもちやいてる?」

「うるせぇっ・・・そんなもの関係ねぇっ」

ヒチョルは涙を流したままハンギョンをまだ叩いている


あああっヒチョル


ハンギョンはヒチョルが初めて自分に見せたジェラシーの姿に

嬉しさのあまり泣きそうになっていた


「ヒチョル~ヒチョル~嬉しいよ~やきもち焼いてくれるなんて」

ハンギョンはその端正な顔をだらしなく緩めてヒチョルを強く抱きしめる


「ヒチョル兄さん・・焼きもちやくなら自分の中にため込まないで

相手にぶつけないと・・・また体と心のバランスが崩れて倒れちゃいますよ」


リョウクがニコっとほほ笑むとハンギョンに目配せをして部屋から出て行った





「お前・・あの女が来るようになって・・俺の事触ろうともしなかった・・」

ハンギョンの腕の中でヒチョルがぼそっと言う


「ヒチョルが風邪ひいて具合が悪いんだろうって・・・気を使った俺がバカだったな」

ハンギョンはそう言うとヒチョルの首筋にキスをした


「ずっと遠慮してヒチョルに触ってなかったな・・」

ハンギョンはそういうとヒチョルの唇に自分の唇を重ねる


恋人同士の濃厚なキスが終わると

「ヒチョルが良く言ってた意味が分かったよ」とハンギョンが耳元でささやく

ヒチョルがきょとんとした顔でハンギョンを見つめると


「焼きもち焼かれるって・・愛されているって実感できるな」

「バカ・・・」

「もう・・ヒチョルの前で他のヤツと中国語で離さないから・・・

大したこと話してなかったけど・・・不安にさせてごめんな・・・」

「バ・・カ・・・」

ヒチョルが恥ずかしそうにハンギョンの胸に顔をうずめる










「なんだ・・・倒れた原因はストレスで

そのストレスは焼きもちから来てたのか・・・・」

病室の外では心配で駆けつけてきたホスト達が

リョウクから説明を聞いていた


「あの新しいハンギョンの指名客に嫉妬してたのか」

カンタがぼそっと言う

「その嫉妬の感情が初めてで自分でも処置できなかったのか・・」

「とりあえずヒチョル兄さんはもう大丈夫です」

リョウクの言葉にホスト達はほっとする

なんだかんだ言ってもヒチョルは「パールサファイア」の中心で輝く星なのだ



「良かったら今度お店に来てくださいね」

「あら~あなたたちみんなホストなの?」

ギュヒョンが声のする方に顔を向けると

ドンヘが最高の笑顔を看護師たちにむけて

にこやかに営業活動をしていた


くすっ・・・


うちのナンバー1 は恋に奥手で嫉妬の感情を持て余して倒れるし

その病院で看護師をナンパしているナンバー3って・・・

ギュヒョンは個性的なホスト達を思い浮かべてほほ笑んだ


パールサファイア・・・あんた達って最高だな・・・と小さく呟く



「何か言った?」

隣にいたソンミンがギュヒョンに聞いてくる

「ん?別に・・それよりも2人は痴話げんかだったんでしょ?

もう元気になったんだから・・帰ろうよ」

「そうだね~あとは2人でいちゃこらするだろうしね」

ソンミンとギュヒョンはそういうと二人でほほ笑む

「ヒチョル兄さんが笑顔でいてくれるのが一番だもんね」



ホスト「パールサファイア」は個性的なホストを取り揃えて

お客様が夢のような楽しい時間が過ごせることをお約束いたします




おしまい



ぐだぐだでしたね・・・すみません・・・
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