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[恋するフライト SJ航空] 3


「今日のお客様は・・・日本に帰る団体さんとオーナーだけだね」

「本当にこの会社って儲けとか関係ないんだね」

可愛いヨジャ用の制服を着たソンミンとリョウクがチェック表を見ながら話している

今日のフライトは乗客が100人程度なので客室乗務員もリョウク達と男性乗務員のドンヘとウニョク

そしてチーフのイトゥクの5人体制だった

今日の乗客は茨城空港の地元にあたる

小美玉市のJAが企画した「ソウルパワースポットめぐり」ツアー客だけで

採算が取れているのかと働く側からも心配されているSJ航空だった

今回もツアーの帰りの客とオーナーを乗せてフライトして

その3日後に商談の終わったオーナーだけを乗せて金浦に戻るという

本当に儲けを度外視したフライトを続けている



「ミミヒョン♪ 日本で2日間の待機休みがあるでしょ? 何するの?」

「丁度ギュの楽だからそれを観て・・その後はデートするの」

ソンミンの恋人のギュヒョンはミュージカルアクターだった

ちょうど彼の日本公演の最終日をみて、翌日は2人で東京を楽しむという予定だという

「リョウクは?」

「うん・・・僕もデートするの」

「リョウクの彼氏も日本にいるの?」

「今度原宿にcafeをオープンするって下見に行ってる」

リョウクの彼氏のイェソンは実業家で

ソウルで成功したcafeの日本出店を予定して下見に来ていたのだった

「お互いに楽しみだねぇ~」

ソンミンとリョウクは2人して楽しそうにほほ笑みあった


飛行機は無事に離陸してシートベルトのランプも消えた

「いやいやいやいや・・小川のおじさん旨いものたくさん食ったっけな~」

「そんだなぁ~パワースポットもたくさん回ってモリモリだしよぉ」

「あれ~そういえば関東地方は大雪だって~今朝のNHKで言ってたっぺ」

「お前・・・ここは韓国だぞ~NHKなんて見れたのか?」

JA小美玉の団体客はそれぞれ客席で楽しそうに話をしていた

ツアー内容がとても充実していたようでみんな満足顔をしている

そして格安航空なので機内食がないのも知っていたが

SJ航空では機内食の代わりに菓子パンとパックの飲み物が出る

それがまた美味しいとの評判で乗客の満足度を上げている要因にもなっていた


「ヒョク~お前んとこのパンは本当に評判いいね」

ドンヘがパンとパック飲料を配り終えた後にウニョクに笑顔で言うと

「我が家のトレジュールもSJ空港と専属契約がとれて

本当に助かってるんだよ~家族総出でパン作りしてるからね」

「パック飲料もヒョクの好きな苺牛乳って・・・」

ドンヘがクスっと笑ってバックヤードでウニョクを後ろから羽交い絞めにする

「こらっ何すんだよ~」

「へへへ体なまっちまうよ~少し運動しなくちゃ」

他人からみればいちゃついているようにしか見れない状況下で

イトゥクは頭を抱えながら2人をギロリと睨んでおとなしくさせた


コックピット内では

機長のハンギョンが自動操縦に切り替えて

ヒチョルにウインクを送る

ヒチョルはそれを受けて投げキッスをした・・・

2人はいちゃつきたいのを我慢しながら操縦に専念している

2人の会話はボイスレコーダーに収録されるので

余計な私事を話さないように気を付けていた

なので自然とコックピットの中ではボディランゲージでの会話が

日常化されていた

時々覗きに来るイトゥクなどに完全に呆れられているのもヒチョル達は知らない


飛行機が金浦空港を離陸したころ

羽田空港は完全に大雪のために閉鎖され

成田空港はみぞれ交じりの雨だったので閉鎖は免れたが

羽田から目的地変更の飛行機で大混雑をしていた


SJ空港が目指している茨城空港など完全に雪の中に埋もれていた
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