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[恋するフライト SJ航空] 番外編 男のロマン前編



「温泉に行きたいね~韓国じゃなくて日本の温泉」

ある時、テレビを見ていたヒチョルが何気なく言った一言

ハンギョンの頭の片隅にずっと残っていていつも気にしていた


そのころは諸事情があって

2人そろって大手航空会社をクビになって毎日が日曜日だった


今思えば時間のたくさんあったそのころに

貯金を切り崩してでも旅行に行けば良かったが

クビになった事のショックも大きく

想定外の無収入期間に細々と生活せざる負えず

旅行に行く事に考えが及ばなかったのだ


それでもハンギョンはその言葉を忘れてはおらず

暇があればネットなどで日本の温泉を検索していた



そして高級温泉旅館には「露天風呂付きの部屋」があることを知る

露天風呂付きの部屋・・・・つまりプライベート露天風呂

他の誰もが入ってこないヒチョルと自分だけの露天風呂

検索しながら不埒な妄想がハンギョンの脳裏を駆け巡る・・・



ヒチョルと二人の露天風呂・・・あーんな事やこーんな事が好きなだけできる


あああああなんというパラダイス!!!!!!

自宅の狭いシャワー室じゃなくて大自然の中の露天風呂(ここはちょっと勘違いしてます)で・・・


SJ航空に就職して収入が安定してきたので今回思い切って予約を入れた

ハンギョンは想定外の豪雪であやうく大惨事になるところを

ヒチョルいわくスケベパワーで乗り切ったのだった


そう

あれだけ思い入れているプライベート露天風呂の旅行をどうしても決行したくて

並々ならぬパワーで困難を乗り越えての今回の旅行だったのだ・・・・



「どうぞごゆっくりなさってください」

流暢な中国語でおかみが挨拶をすると豪華な部屋に案内してくれた

純日本風のたたみの部屋が二人きりにしてはやたら広い


ここは一泊かなりするぞ・・・ハンギョン・・奮発したな・・

ヒチョルは部屋をぐるりと見回すと心の中で思った


「それにしてもこんな旅館でも中国語が通用するんだな・・すげ~なぁ」

日本にも中国人の旅行者がたくさんお金を落としていくんだろう

そのために必要に迫られての中国語・・・ソウルも同じだ・・・


「確かに中国の富裕層は13億の人口の1%だとしても1300万人はいるからな

韓国の人口は5500万人だから・・・すごいよな」

ヒチョルが頭の中で計算しながら話をしている姿を見て

ハンギョンは自虐的にほほ笑む


「俺は・・・あんな国には戻らない・・ヒチョルがいるからずっと韓国にいるよ」

「うん・・」


ハンギョンの実家は富裕層ではない・・少数民族で中国でも仕事につくのが大変らしい

だからハンギョンは自分の収入から少し仕送りをしていた

そんな所もヒチョルはハンギョンを好きになった理由の一つだった



「ここだ!!!!プライベート露天風呂!!!!ヒノキ風呂だねいい匂いがする」

ヒチョルが部屋から外につながっているテラスに

設置されている温泉を見つけてはしゃいでいた


「ふふふふふついに実現する時がきた・・・・露天風呂~男のロマン~!!!!」


ハンギョンはそう言って小さくガッツポーズをすると

ヒチョルを後ろから優しく抱きしめその耳元に何かをささやいた


ヒチョルの頬が真っ赤になる

「バ・・カ・・・まだ昼間だろう・・・」

まだ何かを言い続けようとするヒチョルの唇をハンギョンの唇が塞いだ


しばらく濃厚な恋人たちの口づけが続く

ハンギョンからの甘い口づけに

体中の力が抜けてぐったりしたヒチョルをお姫様だっこして

ハンギョンは露天風呂に向かった・・・・・
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