上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[恋するフライト SJ航空] 番外編  確認作業 後編


「ハンギョン・・・お前って酒超強いんだな・・・」

ホテルの部屋で2人っきりの酒盛りをしていた時に

ヒチョルが呆れたようにつぶやいた


ベットの横の床に酒類とつまみ類を置いて

2人で床に座って堅苦しくない雰囲気で楽しく飲んでいた



「そういうヒチョルは・・あまり強い方じゃないね~」

ハンギョンはふふふと余裕を見せた笑顔で答える


「ん・・そんな強い方じゃねぇから・・外で飲むときは気を付けてる」


ほんのりとピンク色になった頬と

トロンとした眼でヒチョルが答えた


ヒチョルは少し酔っているのがハンギョンには分かった



ヒチョルと2人っきりで飲むのは初めてだ

自分の限界を知って乱れた酒のないヒチョルだったが

今日は部屋飲みという事やハンギョンのペースにつられたのもあり

限界近くまで来ているのだろう




こいつ・・・すごく色っぽい・・・


ハンギョンは思わず唾を飲み込んだ



色白の肌がうすくピンク色になり

潤んだ瞳でハンギョンを見つめるヒチョル


男性にしては肉厚の唇が妙に艶めかしい



ドキンドキンドキン


ハンギョンの胸の鼓動が激しくなってきた


「悪い・・ちょっとトイレ・・・」

ハンギョンは顔を洗おうと席を立ってバスルームに向かった





俺・・・どうしたいんだろう・・・

自分の気持ちが分からずに冷たい水で顔を洗った



え?


バスルームから戻るとヒチョルは床につぶれた状態で眠っていた


あーあ・・・

そろそろ限界だろうな・・とは感じていたけど・・・酔いつぶれたか・・・


「ヒチョル? 大丈夫?」

声をかけるが返事はない・・・


ハンギョンはヒチョルを抱き上げると

自分のベットにそっと寝かせた



本当に綺麗な顔をしている・・・


ハンギョンはヒチョルの寝顔を目の前でみて思わず見とれてしまっていた



ヒチョルとコンビを組んでからのフライトが次々と思い起こされる

いろんな事があったけど・・・いつも笑っていたような気がする・・・


笑っている環境を作ってくれたのも

ヒチョルの気づかいだとハンギョンは知っていた



ヒチョルの唇から目が離せない


ハンギョンは無意識のうちにヒチョルの唇に自分の唇を重ねていた





ヒチョルの閉じられた瞳から涙が一筋ながれた


え?

「ヒチョル・・・起きていたの?」


「今のは何?」

ハンギョンが質問の意味が分からずに黙っていると

ヒチョルは目をあけてハンギョンを見つめながら再度訪ねてくる

「今のキスは何?」

「・・・・」

「同情? 俺がお前を好きなのを知っていて同情でキスしたの?

そんなのだったらいらない・・・同情されるんだったら・・・

そんな気はないって断ってほしい・・・同情なんてみじめなだけだ・・」


ヒチョルの言葉にハンギョンは頭を叩かれたようにショックを受けた



「同情・・・なんかじゃ・・ない・・・」


ヒチョルは黙ってハンギョンを見つめている


「今のは・・・確認のキスだ」

思わずハンギョンの口から想定外の言葉が零れ落ちた


「確認?」

「そう・・・俺の気持ちの確認・・・」

ハンギョンはそう言いなおすとヒチョルの唇に再度キスをする


「ハンギョン・・・」


「俺はヒチョルが好きだ・・・今再度確認した」

そう言ってヒチョルを強く抱きしめる


「どう考えても友達の枠からはみ出る位・・・ヒチョルが気になって仕方なくて・・・

そして分かった・・・ヒチョルを愛しているって・・・・

男だろうと関係ない・・・こんなに胸が熱く締め付けられそうになるのは初めてなんだ」



ヒチョルの瞳から涙があふれて出てくる


「本当に俺なんかを好きなの? 男同士で気持ち悪くないの?」


ハンギョンの唇で口をふさがれたヒチョルは

それ以上何も言えなくなった



ハンギョンの本格的な口づけに体が蕩けそうになってくる

何かに捕まっていないと崩れ落ちてしまいそうな気がして

ヒチョルはハンギョンのシャツを必死に掴んでいた



濃厚な口づけがしばらく続き

名残惜しそうに唇が離れる


「ハン・・ギョ・・ン・・泣いてる・・」

ヒチョルに言われて

ハンギョンは自分が涙を流しているのに気付いた


「俺は・・・初めてだ・・こんなに嬉しくて愛おしいキスは・・・

ヒチョルが愛おしくて・・・胸の中が説明できないくらい感動している」


ヒチョルも涙を流しながらほほ笑んだ

「ハンギョン・・・ありがとう・・俺もお前を愛している・・」



その夜は2人は同じベットの中で服を着たまま抱き合って眠った


大事な宝物を胸に抱きしめているようだとハンギョンは思った


今までいろんな美人とキスやセックスをしたけど・・・

あんなのはただの遊びだったんだ・・・

ヒチョルとはただ抱き合っているだけで心が満たされていく

人を愛するということは・・本当に愛するということは・・

こんなに気持ちが充実するものなんだ・・・・


ハンギョンは感無量の気持ちでヒチョルを抱きしめながらも

頭の中でいろいろと考えを巡らせていた


(さて・・男同士の営みの仕方をまず確認しないとな・・)


その後ハンギョンは明るく楽しい2人の愛の営みのために

あれこれと確認作業を行うことを忘れなかった


2人の初夜は終始、確認作業に追われてムードもへったくれも無いものになって

ヒチョルに後々まで文句を言われる事になった






おしまい



こんな終わり方って・・・すみません・・・
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://soubun485.blog119.fc2.com/tb.php/505-5b3c90f7

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。