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2014.08.03 Regeneration 7
[ Regeneration ] 7

ハンギョンは生まれも育ちも中国だった

しかし物心ついた時には

何処か違う場所を探している自分に気づいていた

ここは・・・自分のいる場所ではない・・・と・・・

両親と弟と仲が悪かったわけではなかったが

いつもぼんやりと何処かを見つめているような子供時代だった


ある時テレビで韓国の旅番組を放送していて

ソウルの街並みが写ったときに心臓が破裂しそうな位驚いた


あの街を知っている・・・・

行ったことないはずなのに・・・

テレビで見たのも初めてなのに・・・

親を説得して韓国の大学に留学した時にその思いは確信となった

ソウルに降り立った時に懐かしさに体中に鳥肌がたった



そのまま大学を卒業しても就職してソウルに居座り

何かを誰かを探している自分を認識しながら毎日を過ごしていた

ある日辻占い師に声をかけられて

悪魔の飼い方なる冊子を貰ってから

ハンギョンの頭の片隅に何かが引っかかってくる



悪魔・・・・


悪魔って綺麗な顔をしているんだよな・・・と見たこともないはずなのに

ハンギョンの脳裏にある人物の顔がよみがえる

知らない顔なのに・・・懐かしい・・・そして愛おしくて胸が締め付けられる

これって何なんだ・・・・

説明のつかない不思議な気持ちに包まれながら

ハンギョンは悪魔を捕まえようと合わせ鏡で回廊をつくり

冊子のとおりに悪魔を捕まえることが出来たのだった



その悪魔の顔をみて驚いた・・・・

ここ最近ハンギョンの脳裏に浮かんでくる人物と同じ顔をしていたからだった



この子・・・初めて見るのに・・・知っている・・・


ヒチョルと名乗った悪魔は契約を結べとハンギョンに迫った

これと言って望みのないハンギョンに一週間の猶予を与えた悪魔は

居候状態でハンギョンの部屋に住み着いた



契約うんぬんよりも

ハンギョンは毎日ヒチョルの世話をするのが楽しくて仕方なかった

夕食を作ると美味しそうに食べてくれるし

その姿がすごく可愛らしい・・・

ハンギョンの話に楽しそうに笑ってくれる

ヒチョルの笑顔のためになら何でもできそうな気がする・・・



こんな気持ち初めてじゃない・・・・

ヒチョルの笑顔を見るたびに

ハンギョンの心が甘く疼いてくる


好きになってはいけない・・・神への冒涜だ・・・

頭の中でそんな言葉が響いていた


意味が分からない

ハンギョンはヒチョルに魅かれていく度に

いろんな思いの入り混じった感情に押しつぶされそうになって

戸惑っていた




人間は生まれ変わるときに前世の記憶はリセットされている

しかしあまりにも強い思いなどは魂に刻み込まれているので

感覚として残されている部分もある


その魂に刻み込まれた欠片をヒチョルはかぎ分けて

やっと最愛の人を見つけることが出来たのだった・・・・
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