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2014.08.11 Regeneration Last
[Regeneration] Last


「はぁ?」

今何て言った・・・こいつ・・・

ヒチョルはハンギョンが言った言葉が瞬時に理解できずにいた

思わず目を見開いてハンギョンの顔を見つめる


「聞こえなかった? ヒチョルの恋人にして・・って言ったんだけど・・・」

ハンギョンは少しすまなそうな顔をしてヒチョルを見つめる


「お・・俺・・悪魔なんだけど・・・俺の恋人って・・・・・」

そこまで言うとヒチョルは黙る

今まで依頼者は「自分の恋人になれ」と言うのはあった

だけど今回は違う・・・悪魔の恋人にしろという・・・・

これは似たような事だけど全く性質の違うものになるのだった

想定外の事でヒチョルの頭が事実確認で思考を巡らして居る最中に

急にハンギョンに手を掴まれて彼の腕の中に抱きしめられてしまった


うわっ・・・・


「ずっと・・・こうしたかった・・・ヒチョルを抱きしめたかった・・・」

ハンギョンはそう呟くとヒチョルの髪に顔をうずめる

「そうだよ・・・抱きしめたかったのに・・・信仰心が邪魔してできなかったんだ」

その言葉を聞くとヒチョルは牧師だった昔の彼の最期のほほ笑みを思い出して

ハンギョンに向かって呟く

「お前・・・・思い出したのか?」

「俺は・・・・ヒチョルを愛してしまった・・・そのことで悩んでいた・・・その気持ちは思い出した

でも今はなんで悩むんだ? 何も悩むことはないと思っている」

「・・・・・・・」

「取引してくれるんだろう・・・だからヒチョルの恋人にしてほしい」

見つめあった2人の唇が自然と重なり合う

ヒチョルの瞳から涙があふれて止まらない

「俺なんか・・愛して・・・バカだよ・・・もう天国に行けないよ・・・

生まれ変わることもできないよ・・・・」

ヒチョルの言葉を聞いてハンギョンは優しくほほ笑む

あの頃のヒチョルを慈しんでくれた牧師のハンギョンの姿と重なった

「今回・・・俺が生まれてきたのは・・・ヒチョルのためなんだろう?

天国なんて行かなくていい・・・・ヒチョルがいる所に俺はいたい・・・・」

そういうとヒチョルのしっぽに貼ってあったお札を静かに剥がした

もう一度2人はお互いの唇を重ねあう

ハンギョンからの深い口づけにヒチョルは立ってられなくなり

その胸に身体を預けるようにもたれかかった

会えなかった時間を取り戻そうとするように

いつまでもお互いの存在を確認するかのように口づけは繰り返されていた





「お前・・・悪魔の恋人って意味わかってんのかよ・・・」

ヒチョルがハンギョンの胸の中でポツリとつぶやく

「?」

ハンギョンはヒチョルの言わんとする事が理解できないようで

不思議そうな顔をしていた

「もう・・・人間には戻れないんだぞ・・・俺とずっと悪魔の寿命が尽きるまで

ずっと一緒なんだぞ・・・・」

「ずっとヒチョルといられるなら・・・本望だね」

ハンギョンはニッコリとほほ笑む

「ヒチョルはいやなの? 俺のこと・・・ウザいの?」

「ば・・・か・・・嫌だったら・・・ずっと探していない・・・」


「ならいいじゃん」

「お前・・・家族とか・・・今の生活とか・・全部捨てるんだぞ・・・」

「ヒチョルがいればいい・・・・あの時すごく後悔した・・・・だから今度は・・・」

「本当にいいんだな・・・魂じゃなくて本体ごと魔界に連れて行くぞ」

「・・・って俺も悪魔になるの?」

「いや・・・そうじゃないけど・・・魔界に住む人間もどきになる・・・・」

ヒチョルの言葉にハンギョンはしばらく考えて

「なんかよく分からないけど・・・ヒチョルとずっと一緒なんだよね」

「・・・ああ・・・恋人だから・・・な・・・・」

そういうとヒチョルは頬を赤くして視線を外した

「生まれ変われてよかった・・・・ヒチョル・・・探し続てくれてありがとう」

ハンギョンの優しいほほ笑みを見つめながら

ヒチョルは長年の想いがやっと届いて嬉しく思う

「もう・・・離さない・・・・」

お前の想いも俺の想いもやっと結ばれる時がきた

もう離れることはないだろう・・・離すことはしない・・・












Regeneration・・・・・・再生



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