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【ボム事件その後Last】


韓国の卒業式シーズンは2月にある

ヒチョル達のヌルパラン高校の卒業式も今日厳粛に行われた・・・

毎年茶化す輩が出てくるので教員達もハラハラしていたが

今年は学校で一番のチャラ男と言われていたヒチョルが

夏休み前に改心し、教員の期待以上の大学に合格

隠された特殊能力を持つ前生徒会長の睨みもあり、一般生徒はハメを外す事はなかった

他の学校では相変わらず小麦粉が式の最中にふりまかれたり

式後に全裸で川に飛び込んだりとスキャンダルは多かった・・・・・

毎年このような平穏無事な卒業式でありたいものだ・・・と教師たちは胸をほっとなで下ろしていた




キボムは卒業式後にヒチョル達が集まって打ち上げをするというので

その会場に向かっていた・・・・

ちょうど1年前・・・受験勉強の息苦しさに「ボム事件」などを起こしてしまったが

ドンヘにばれただけで事件も収拾し・・・みんなの記憶からも薄れている

その事がきっかけで、前からの友達だったヒチョル達とも腹を割って話せるようになり

大学受験に向けてとてもいい関係になれたのが良かった・・・結果オーライだなとキボムは思う

あの事件以来、勉強嫌いのヒチョルが眼の下にクマが出来るほど猛勉強をして

偏差値を20も上げるという学校始まって以来の快挙をなしとげ、人間の才能の奥深さを感じたせられた

自分も第一志望のソウル大に入学が決まり気分は最高だった・・・・


あれ?


目の前にドンヘが立っている・・・が・・・どこかをじっと見つめている

「おう・・ドンヘ・・・どうした?」

キボムはドンヘの肩を叩くと耳元で囁いた

「しっ!!!!!!!」

ドンヘに腕を掴まれて電柱の陰に押し込まれた

「なんだよっ」

ドンヘの黙って指をさす方角を見ると・・・・・



ヒチョルがいた・・・となりにはハンギョンが立っている

ヒチョルの雰囲気がいつもと違う・・・さっきまで卒業式に出てたから制服姿は変わらないのに・・

ハンギョンが優しくヒチョルを見つめる

ヒチョルは嬉しそうにハンギョンの顔を見つめ返す・・・・

そして・・・・・

2人の唇はお互いに吸い寄せられるように近づき・・・重なり合った・・・・

(映画見てるみたいだな・・・なんか綺麗なキスシーンだ・・・)

キボムは2人のキスシーンに思わず見とれてしまった・・・

うっ・・・うっ・・・

隣のドンヘはそれを見て泣いている・・・

え?

「ドンヘ・・・お前・・・まだヒチョルに未練あったのか?」

「うるさいなっ!!!!俺だって親友になったと思っていたのに・・・

あんなヒチョルを見せつけられたら・・・涙が勝手に出るんだよ」


ドンヘもキボムと同様に中学の入学式でヒチョルに一目ぼれした・・・

ヒチョルが男と分かった時点で、親友になる事を選んだのだった

「確かに・・・あんな表情は俺達見た事なかったもんな・・・

でもドンヘの親友の位置は揺るぐ事ないんじゃないか?」

ドンヘはまだ涙を流している・・・キボムはドンヘの顔を覗き込むように言った

「俺達は、ヒチョルが男と分かったとたんにその恋心を諦めてしまい、

友達として側にいようって・・・そう思ったけど・・でもハンギョンは違う・・」

「・・・・・・・・・」

「あいつは・・・ヒチョルに惚れて・・男でも女でも関係なくヒチョルが好きだって

正面からぶつかって行ったよな・・・その懐の大きさの違いがあったんだよ・・・・

だから・・・ヒチョルも魅かれたんだと思うよ」

「ハンギョンの影響でヒチョルもあれだけ変わったじゃないか・・・・

俺は・・・ヒチョルを見守るために家族の反対を押し切ってヌルパランに来たけど

もう・・・ハンギョンに任せても大丈夫だと思っている・・・」

「お前・・・ヒチョルの保護者かよ・・偉そうに・・・」

ドンヘは涙を拭きながら笑った



「おーいドンヘ~キボム~」

後ろから大声がするので振り向くと

体育大に進学の決まったカンインが手を振りながら走ってくる


その大声でヒチョル達もキボム達に気付き笑顔で手を振ってきた


「ドンヘ・・・ほら笑って・・・大学に入ったら可愛い彼女できるからさ

お前だってボム事件の被害者なんだから・・モテるの間違いなしだぞ」


「ボム事件・・・そんなのあったな・・・青春の思い出だ」

ドンヘはその人懐っこい笑顔を作るとキボムの手を引いて

ヒチョル達に向かって走り出した


「こらぁ~俺を置いていくのかよ~待てよ~!!!!!」

カンインが後ろから怒鳴ってくる

「べーっ悔しかったら抜かしてみろよ~」

ドンヘの挑発にカンインは真剣な顔をして

「このやろ~捕まえて投げ飛ばしてやる~待て~」


ヒチョルはこの追いかけっこを見てハンギョンと一緒に笑っている



まだ若い彼らにとって未来は可能性を秘めて明るく輝いている

キボムは空を仰ぐと未来に向かって走り出した・・・・・



その頃シンドンは・・・

なかなか店にこない皆を心配しながら

用意されている料理を前にして

空腹という現実と闘っていたのだった・・・・・・


The end
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