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2014.08.07 Regeneration 8
[Regeneration ] 8

ヒチョルがハンギョンの元に居候状態になって一週間・・・

最初の約束の期限の日となった

ヒチョルはハンギョンの部屋で1人暇そうにテレビを見ていた



「あいつ・・・今日が期限だって分かってんのかな・・・」

毎日のようにヒチョルに暖かい食事を作って食べさせてくれるハンギョン

その姿は昔の牧師の時のものと全く同じだった

ヒチョルが美味しそうに食べるとニコニコしながら満足そうにしている



ハンギョンの魂は雑踏の中ですれ違った時に気が付いた

ヒョクチェを脅して協力させて回りくどい方法を使い

悪魔というキーワードを使ってみた

案の定ハンギョンは「悪魔」に興味をしめして鏡の回廊を創り上げ

後は自分が捕まる様に回廊を走り回ればよかった


捕まって・・・ヒチョルの計画通りに事は進んでいる・・・はずだった・・

だけど何故か悲しくて一人でいると涙が出てくる

あのハンギョンと今のハンギョンは魂が同じでもやはり別人なんだろうか・・・

そして・・・俺は何をしたいんだろう・・・・見つけることばかり考えてて

その後の事なんも考えてなかった・・・・


「ヒチョル~ただいま」

ハンギョンがいつものように食材の袋を手にしている

「お? その箱はなんだ?」

ヒチョルがハンギョンが抱えている箱をみて不思議そうに尋ねる

「ふふふ後でね」

2人で仲良くチゲ鍋を食べてながら

普通に今日の出来事を話すハンギョン・・・まるで長年一緒に暮らしているみたいに思えて

ヒチョルは思わず水を一口のんだ

「ヒチョルは何かあった?」

「べつになんもねぇよ・・・ずっと監禁状態だし・・・ドラマは最終回だったし」

ふてくされたように話すヒチョルを見つめてハンギョンは楽しそうにほほ笑む


どきん・・・・

まるであの時に戻ったようだ・・・ヒチョルの心臓がバクバクし始める

「それより・・・その箱ってなんだよ」

心臓のバクバクをハンギョンに気づかれないようにと口を開く

「これ? ケーキ」

「は?」

「今日が約束の期限日でしょ? ヒチョルの一週間お疲れ様って意味で」

「は? 」

「なんか分からないんだけど・・・ケーキ買いたくて・・・クリスマスケーキが買いたくて

でも今夏だからクリスマスケーキに似たの買ってきたんだ」


クリスマスケーキ・・・・・


あの日も残り物貰ったって・・・ケーキを一切れ見せてくれて・・・

ハンギョンと二人で半分ずつにして食べた・・・・

ヒチョルの瞳から涙が一筋ながれる

「ヒチョル・・・やっぱり・・・俺・・・ヒチョルを知っている」

「・・・・・・・」

「いつもヒチョルにごはん食べさせて・・・笑う顔が見たくて・・・

ヒチョルの笑顔をみるためなら何でも出来そうな気がしていた・・・」

ヒチョルが顔をあげてハンギョンを見つめると

ハンギョンは少し困った顔をしてヒチョルの頬を伝う涙を指先で拭った

「俺の望み決まったよ」

ヒチョルは黙って聞いている

「ヒチョルの恋人にしてください」
2014.08.03 Regeneration 7
[ Regeneration ] 7

ハンギョンは生まれも育ちも中国だった

しかし物心ついた時には

何処か違う場所を探している自分に気づいていた

ここは・・・自分のいる場所ではない・・・と・・・

両親と弟と仲が悪かったわけではなかったが

いつもぼんやりと何処かを見つめているような子供時代だった


ある時テレビで韓国の旅番組を放送していて

ソウルの街並みが写ったときに心臓が破裂しそうな位驚いた


あの街を知っている・・・・

行ったことないはずなのに・・・

テレビで見たのも初めてなのに・・・

親を説得して韓国の大学に留学した時にその思いは確信となった

ソウルに降り立った時に懐かしさに体中に鳥肌がたった



そのまま大学を卒業しても就職してソウルに居座り

何かを誰かを探している自分を認識しながら毎日を過ごしていた

ある日辻占い師に声をかけられて

悪魔の飼い方なる冊子を貰ってから

ハンギョンの頭の片隅に何かが引っかかってくる



悪魔・・・・


悪魔って綺麗な顔をしているんだよな・・・と見たこともないはずなのに

ハンギョンの脳裏にある人物の顔がよみがえる

知らない顔なのに・・・懐かしい・・・そして愛おしくて胸が締め付けられる

これって何なんだ・・・・

説明のつかない不思議な気持ちに包まれながら

ハンギョンは悪魔を捕まえようと合わせ鏡で回廊をつくり

冊子のとおりに悪魔を捕まえることが出来たのだった



その悪魔の顔をみて驚いた・・・・

ここ最近ハンギョンの脳裏に浮かんでくる人物と同じ顔をしていたからだった



この子・・・初めて見るのに・・・知っている・・・


ヒチョルと名乗った悪魔は契約を結べとハンギョンに迫った

これと言って望みのないハンギョンに一週間の猶予を与えた悪魔は

居候状態でハンギョンの部屋に住み着いた



契約うんぬんよりも

ハンギョンは毎日ヒチョルの世話をするのが楽しくて仕方なかった

夕食を作ると美味しそうに食べてくれるし

その姿がすごく可愛らしい・・・

ハンギョンの話に楽しそうに笑ってくれる

ヒチョルの笑顔のためになら何でもできそうな気がする・・・



こんな気持ち初めてじゃない・・・・

ヒチョルの笑顔を見るたびに

ハンギョンの心が甘く疼いてくる


好きになってはいけない・・・神への冒涜だ・・・

頭の中でそんな言葉が響いていた


意味が分からない

ハンギョンはヒチョルに魅かれていく度に

いろんな思いの入り混じった感情に押しつぶされそうになって

戸惑っていた




人間は生まれ変わるときに前世の記憶はリセットされている

しかしあまりにも強い思いなどは魂に刻み込まれているので

感覚として残されている部分もある


その魂に刻み込まれた欠片をヒチョルはかぎ分けて

やっと最愛の人を見つけることが出来たのだった・・・・
昨日は1日出歩いていたのですが
お友達から何故かGメールが・・・

しばらくして気づいて開けたら
ハンチョル・・・・

釜山でのハンチョル・・・・

最初は合成かと思ったけど本物にも見えて・・・涙でました

ヒチョルではない方がプライベートなカカオにあげたそうなので
その写真はペンちゃん達は上げることはしませんが

何年ぶりに見たんだろうか・・・・

私の妄想では毎日のように寄り添ってますが


ハンチョルはもうダメだって私の中では諦めてて←え?

妄想も枯れ尽きて需要もないし・・・ゴニチョルしているし・・・って

ここももうおしまいだと覚悟していたんです


でも二人並んで優しそうなほほ笑みで寄り添っている姿みて
なんか・・・胸いっぱいに・・・


だったら話の続き書けよってことですけど・・・

はい・・・頑張ります

とにかく嬉しかったです・・・・

いくみちゃんありがとう


あ・・・写真はどれくらいの割合で本物かは分かりませんが
私の妄想の役に立ってくれてます
2014.07.29 Regeneration 6
[Regeneration ] 6



ヒチョルは魔界から人間界に追放された時期があった

ヒチョルを巡っての色恋刃傷沙汰が発生して

本人には自覚がなかったために反省させるための処置として

能力を封じられて人間界に落とされたのだった




「痛ってぇ・・・」

気づくと道路に思いっきり体をぶつけてヒチョルは小さく毒ついた

周囲を見回すと季節は冬で雪が積もっている

時間は夕刻を過ぎたあたりで人々は家に帰るのに足早に去っていく

「さて・・・どうすっかな・・・」

ヒチョルは道端に座り込むとぼんやりと雑踏の人々を見つめていた


突然人間界に落とされて

能力を封じられて

無期限の反省期間

いつもポジティブなヒチョルもさすがに凹んだ



「ねぇ・・君? こんな所でどうしたんですか?」

急に声をかけられて驚いて顔をあげると

牧師の服をきた男性がヒチョルに話かけてきた

(げっ・・こいつ・・・牧師かよ・・・俺・・悪魔だとばれたら退治されちゃう・・)

そう思った瞬間に

自分は能力を封じられて人間にしか見えない事を思い出した

「行くところないのですか? ここは寒いから良かったら家にいらっしゃい」

優しい笑顔をむけて牧師はヒチョルを自宅に招き入れた


牧師は小さな教会の裏手に建てられた質素な平屋に住んでいた

中は必要最低限のものしかなかったが

暖炉には薪がくべられていて部屋はほどよく温められている

「家出でもして来たんですか? 名前はなんていうのですか?」

温めたミルクを差し出しながら牧師は訪ねる

「あったかい・・・」カップを受け取ってヒチョルは呟いた

「私はハンギョン・・見ての通りで

ここの教会で牧師をしてます」

ハンギョンと名乗った牧師の笑顔が眩しくて

ヒチョルは思わず瞳を伏せて小さな声で「ヒチョル・・・」と名乗った

「ヒチョル・・・きれいな名前ですね・・・君に似合っています

行くところがなかったら・・・しばらくここで私の仕事を手伝ってくれませんか?」


え????????何言ってんのこいつ・・・


驚いてヒチョルが顔をあげるとハンギョンがニコニコしながら返事を待っている

その笑顔につられるようにヒチョルは思わずうなずいていた




季節はクリスマス間近

近くの孤児院や婦人会や子供会などのクリスマス会など

教会を使用するイベントなどたくさん予定されていた

ハンギョンはどうやら1人で教会を切り盛りしているようで

いつの間にかヒチョルもすっかりその手伝いをするのが日課になっていた

食事は質素ながらハンギョンがいつも暖かいものを作ってくれていた

ヒチョルは人間界に落とされている間に

悪魔なのにも関わらずもっとも人間らしい生活を過ごしていたのだった



そしてヒチョルに無償の愛情で世話をしてくれるハンギョンを

いつしか好きになってしまっていた

ハンギョンとの生活にヒチョルは小さな幸せを感じ始めて

もう魔界に戻れなくても、ずっとこのままの生活で構わないと思い始めたころ

ハンギョンが病気で倒れた・・・・・




「ヒチョル・・・・私はもう長く生きられないのを知ってます」

ベットの中で起き上がることもできずに弱々しくほほ笑むハンギョンの姿に

ヒチョルは涙を抑えることが出来ないでいた

「俺なんかを拾って・・・世話してくれて・・・ごめん」

ハンギョンはヒチョルの顔に手を伸ばして

頬をつたう涙をやさしく拭ってくれた


「私が死んだらヒチョルは行くところがあるんですか?」

ヒチョルは黙ったまま頭を横に振る

「元の世界から迎えに来てもらえないんですか?」

ハンギョンの言葉にヒチョルは驚いて目を見開いて息をのむ

ヒチョルのその様子にハンギョンは小さく笑いながら

「初めて会ったときに・・・私にはあなたの背中の羽としっぽが見えました

何かの事情があって人間界に落とされた天使か悪魔・・・しっぽがあるから

悪魔の方かなって・・・・」

「何で・・・俺の事気づいてて・・・」

「何ででしょうかね・・・不思議ですね・・・・

私は神に仕える身なのに・・・あの時あそこで途方に暮れていたヒチョルを

見過ごすことができませんでした」

「ハンギョン・・・・」

「ヒチョルが私の作ったごはんを美味しそうに食べる姿や

私の話に笑う姿・・・孤児院の子供たちと楽しそうに遊ぶ姿を見ているうちに

私はいつしかヒチョルを・・・好きになってしまっていました」

「え?」

「神に仕える身分でありながら悪魔と知ってて愛してしまった・・・

多分これは神からの罰なんだと思います」

そこまで話すとハンギョンは苦しそうに眉間に皺をよせて一呼吸おいた


ヒチョルはハンギョンの手を握ったまま涙がとまらない

「俺・・・俺も・・お前が好きなんだ・・・お願いだから死なないで

俺を一人にしないで・・・・俺を置いていかないで・・・」

ヒチョルの返事にハンギョンは少し驚いた様子で黙って見つめていた

そして優しくほほ笑むと

「私も初めて神への信仰心を曲げてまでヒチョルと一緒にいたい・・・と思いました

・・・ヒチョル・・・君を置いて逝きたくない・・・ごめん・・・な・・さ・・い・・・」




そう言い残してハンギョンは逝ってしまった

ヒチョルに悪魔としての能力があったなら無理にでも契約を成立して

ハンギョンの魂を魔界に持ってくることもできたが

残念ながら能力は封じられていたために

清らかなハンギョンの魂は神のいる天国へ行ってしまった



魂のなくなった遺骸を抱きしめながらヒチョルはただひたすら泣いていた

魔界からモニターを見て異変に気付いたイトゥクがやってきたときは

ヒチョルはハンギョンの遺体を人間界の通例どおりに埋葬を済ませた後だった

人間を愛してしまった悪魔・・・それもいまどき珍しい純愛・・・

ヒチョルは魔界に戻ることが許されて

封印されていた能力も元に戻され現在に至っている


あの時イトゥクの呟いた言葉

「天国に行った魂はまた生まれ変わることが出来るそうだよ」

その一言を心のよりどころして

ヒチョルは長い間ひたすらハンギョンの魂を探し求めていたのだった・・・・・
2014.07.21 Regeneration 5
[Regeneration ] 5

ヒチョルがハンギョンの家に居候状態になって4日過ぎた

ハンギョンが会社に行っている間は

ヒチョルは魔力を封印されているために部屋から出られずに

テレビを見たりゲームをしたり・・・まるでニートのような生活をしていた


4日目になってヒチョルの所に白いねずみがやってきた

ヒチョルはその姿をみるとニヤリと笑って声をかける

「おっ・・・リョウク・・何かあったか?」

ボンっ!!!!!!

リョウクと呼ばれた白いネズミは可愛い男の子に変わった

「まずいです・・・トゥギ兄さんにばれました」

げっ・・・

ヒチョルは苦いものでも食べたようにすごい顔をする

「ヒョクがトゥギ兄さんの尋問に耐えられずに吐きました」

「どうしますか?」

リョウクがヒチョルと話をしている時にハンギョンが帰ってきた


「ただいま~」

リョウクは突然の事で隠れることも変身することもできずに

ヒチョルの横で固まっている

「あれ? ヒチョルのお友達? いらっしゃい~ご飯食べていく?」

ハンギョンは驚くこともなく夕飯の準備を始めた


「あの・・・ヒチョル兄さん・・・あの人って・・・」

リョウクがおずおずとしながら小声でヒチョルにたずねる

「なんかさぁ~俺が悪魔だって言っても普通の対応されちゃってさ

毎日楽しそうに俺のお世話してくれてるんだよね」

2人でこそこそとしているとハンギョンが突然声をかけてきた

「お友達~? 名前はなんていうの?」

「り・・リョウクです・・・」

「今日はパスタでいいかな? もう少し待っててね」

ハンギョンはニコニコしながら水をはった鍋をコンロにかけた


その様子を懐かしそうに眺めているヒチョルを見ながら

リョウクが気になっている事を聞いてきた

「あの人って・・・ヒチョル兄さんがずっと探していた人なの?」

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